私は多分、恵まれている。
ワインの『ワ』の字も解らないようなお子ちゃまが、既に5大シャトーと言われている素晴らしい(ミーハー?)ワインを頂いている。

記憶をたどってみると、そんなに良いお酒だったのか!なんて、逸物もしばしば。。今更気付いたところで、味なんてさっぱり忘れているから哀しい。

高級ブランドなどにも言えることだけれど、二十歳そこらの小娘がエルメスのバーキンを抱えて、ハ-リーウィンストンの時計やアクセサリーを身に付けたところで魅力的に見えるだろうか?
それなりに『見合う物』でなければ、せっかくの高価な品々もただのガラクタにしか見えないし、当人だってその良さなんか分かりっこないだろう。


今日のニュースを見て、ワイン云々をな~にも知らずに『高けりゃ美味いものなんだ』と思っていた、当時の自分をふと思い出した。

今だってワインの知識などほとんど無い私だが、三年前の私よりは、きっと美味しく頂けるようになっていると思う。

自分では高価すぎて手もつけられないようなものばかりだったので、

「もう、一生涯呑むことがないかもしれないから、この味を忘れないように使える感覚全てで覚えていよう!!」

な~んて、考えていたこともあったな(笑)

現にそれからというもの、当時頂いていたほど高価なワインに出会した試しがないけれどね(泣)。


そんな一時期のワイン・シャンパン好きが高じて、誕生日に私と同い年のそれらを頂いたこともあった。

コルクを開けるやいなや、部屋中に広がった鼻に『ツン』とくるそれらの匂いを良く良く覚えている。

ワインらしからぬその香りとキレのありすぎる味。

空気をふくむと消毒液のような香りを放ったソレは、ワインの味や種類がよく分からなかった私でさえ衝撃的なことであった。

「ワインも20数年も歳をとると、こんな味になるんだね~」
などと話しながら、決して美味しいとは言い難いそれらを、当時付き合っていた彼と夜なべしてたいらげ、
挙げ句の果てに悪酔い…

なんてこともあった(笑)。

それ以来、『年代物の酒には気を付けろ!』
という自訓が出来たのは言うまでもない…


しかし、まだ心残りがある。
『ロマネ・コンティー』とやらには、一度はお目にかかってみたい。

周りの人間が、「昨日○○の誕生日で、またロマネ開けちゃったよ~。高い割には旨くないから、呑みたがる必要はないよ。ま、経験しておくのも悪くはないと思うから呑ませてやるよ。」

なんて話をしてくれるもんだから、どんな逸物なのだろうと期待は膨らむばかり。

結果、未だありつけず今日に至っているわけだけれども…(汗)

赤坂辺りに『ml単位』で高価なワインを頂ける店があるらしく、そちらではロマネ・コンティ(何年物かは不明…)が30ml、4万円で頂けるのだそう。

確かに妥当なお値段だけれど、私はあんなチョビっとのワインを頂くのに4万円も叩ける身分ではないため、いつか…いつか夢の話にしておこうと思った。

話を戻そう。
そう、そんな昔の思い出が蘇ってきて、埋蔵酒とやらの話題には喰いつかずにはいられなかった。

やはりそれだけ珍しいものだと言うのならば、頂いてみたい!と思うのが本望。
ミーハーと言われようが関係なしである。
大阪出身の知人よ、故郷納税だと思って!?購入して試飲会でも開いてくれないかなぁ~。。

などと、ありもしない想像を膨らます今宵の私はノンアルコール。
何故なら、動いていないから。

『働かざる者、呑むべからず』

臨時収入が入ったら、また実家に貯蔵酒しよう(笑)