幻想世界の宿主 | "THE LAST BATTLE" ミリアムの魔術書・外伝

幻想世界の宿主

わたしはダン・ナギ(Dawn Nagy)


リースロット大陸には自分がどこからやってきたのか、幼少期の記憶さえ持たない者もいる。

”後から来た者たち”がそのいい例だったわ。


そういえばわたしもないなあ・・・どっからきたのかしら?


・・・ま、これはいいとして。



自分の住む世界が真に現実であると信じられるのもまた幸せかもね。


このリースロットの世界のすべてを握るのは“サナ(Sana)”という格闘家でね。

子供のころからどうしようもないくらいの空想癖があって、その世界で遊んでいたら、ここまで領土がひろがちゃったわけよ。


ここからは長いからゆっくりとね。




空想の世界。その産物。

あらゆる人物が登場するのは理解できるわよね。


でもサナはついに実兄や愛猫までこの世界に引き込んだ。



”THE LAST BATTLE”   ミリアムの魔術書・外伝


愛猫は大きな白黒の猫。


なかなか勇気があって、いつもは「おなかスキましタ」なんて言ってるけど、サナが命を懸けて臨んだ闘いに同行したくらいだった。


そして心臓を射抜かれて死んだ彼女に駆け寄り、生き返らせるなんて奇蹟まで起こした・・・・とんでもない猫よ。


名前はなんて言ったっけかしらね? サナの兄さんはこの世界ではケヴィン・ナッシュっていう、たしか法術を使う男だけど、この子は・・・? 失礼、今は思い出せないわ。


でも、体つきがそのまま名前になったのよね。


思い出したら教えてあげる。



ともかくも、命を落としたサナを蘇らせたのはこの子だったの。それはご存じなかったですか?


そしてサナ自身が格闘家である自覚を捨てたときに、この世界はいったん崩壊したのよ。