転載します。

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挫滅症候群(ざめつしょうこうぐん)は、身体の一部が長時間挟まれるなどして圧迫され、その解放後に起こる様々な症候をいいます。

【搬送先では】

軽度の圧迫により自分たちの力で救出できたとしても、病院搬送時に、圧迫されていた時間、どの部分が、何(もの・重さなど)によって圧迫されていたかを分かる範囲で伝えることが望ましいです。
その情報を基に搬送先の医師は、より適切な判断・対応ができ、より多くの命を救えます。

【見分け方】

1・挫滅部位がパンパンに腫れたり、点状に出血している

2・茶褐色(ワインレッド色)に変色した尿が出る

3・挟まれた部分の感覚がない(知覚麻痺)

4・挟まれた部分が動かない(運動麻痺)

上記は容易にわかる兆候です。もし上記の兆候が見られたら、直ちに、災害拠点病院か血液透析ができる病院へ搬送しましょう。
クラッシュ症候群であれば、輸液・薬物投与・筋膜切開・血液中の有害物質の透析除去を必要とする上、被災地外の高次医療機関への広域医療搬送を行う場合もあります。

【現場でできる対処】

1・可能なら瓦礫に挟まれているうちから応急処置を始める。
救出・圧迫解除後、すぐに心停止など危険な状態に至る場合もあるためです。

2・大量(1リットル以上)の水を飲ませる(経口保水)。
これは医療機関で生理食塩水による輸液(10リットル/日程度)を行うまでの代替処置です。
(ただし患者が水を飲める場合のみ、誤嚥に十分注意して無理に飲ませない)

3・毛布等による保温

4・酸素投与を行う

5・直ちに災害拠点病院か血液透析可能な病院へ搬送。一刻も早い高次医療が必要で、被災地外への広域医療搬送を行う場合もあるため。(その際は先に述べた【搬送先では】に注意を)

エコノミークラス症候群と共に、気をつけることで防げることです。