Brooks Brothers
たぶんこのブログを読んでくださっている方は
「またか」と思われるかもしれませんが
週末に「ブルックス ブラザーズ」の魅力的なシャツを
見つけましたので、そのご報告を。
いつの頃からそうなったのかは不明ですが
愛用する「ブルックス ブラザーズ」のシャツは
ボタンの数が昔のものとは違うのです。
最初にブルックスのシャツを購入したのは
サンフランシスコのユニオンスクエアにある店です。
木の什器の中に一枚一枚袋に入れて売られていまして
サイズを計ってもらって買ったのですが
着ると、第2ボタンの位置がかなり低めで
「この開き方ならば、中にTシャツを着た方が似合う」と思ったことを
よく覚えています。カフスもアメリカ人に合わせて太目で
ボタンの位置を母に変えてもらいました。
でもいつごろか第2ボタンの位置が変わり、ボタンの数も7つになりました。
そうなると、今のもいいけれど、昔のあのスタンスもよかったのにと。
無い物ねだりかもしれませんが…。
でもそう思ったのは私だけではないらしく、
「アナトミカ」などのブランドでは第2ボタンの位置が低い
オリジナルに近いボタンダウンシャツが作られ、私も買いました。
でも、今年見つけたのは、ご本尊の「ブルックス ブラザーズ」で復刻させたモデル。
原宿の某セレクトショップのディレクターのKさんが懇願して作ったと聞きました。
見ると、ボタンの数は6個。スタンスも昔のままです。
素材もブルックスらしい光沢あるスーピマコットンを使った
オックスフィードクロス。袖口のギャザー、「ガントレットボタン」もない
シンプルな袖の作り。しかもアメリカ製です。
最初に店頭でこのシャツを見つけたときには、
胸ポケットがないとちょっと買うのをためらいましたが
このブログでも紹介しました『英國紳士はお洒落だ』(ポール・キアーズ著)を
読むと、1900年に誕生して以来、このシャツの変更点は
プルオーバーからフルオープンになったことと
胸にポケットを付けただけです。
ということは胸ポケットを省いたのは
よりオリジナルに近付けたことになるわけでして。
まずは白のボタンダウンを買いました。
長めのテールで、カジュアルな裾出しには向きませんが
このシャツはタックインで着ます。
で、次はこのブルーを。
実は正規店ではなく、アウトレット店で見つけました。
しかも半値以下の価格で。Kさん、ごめんなさい。
このセレクト店で、このブランド、このシャツは難しかったのかな。
それともこのシャツだけ売れ残ってしまったのでしょうか?
その一枚が私のサイズですから、これはもう運命みたいなものです。
手に入れておかないと後で必ず後悔しますので。
やっぱり「ブルックス ブラザーズ」は、無敵です(私にとっては)。
いや素敵です。
MASAHIRO