ライ麦畑に迷い込んで

ライ麦畑に迷い込んで

音楽と小説と映画と、ときどき旅。それから、僕と


No Music, No Life. なんて嘘っぱちさ。
それでも、音楽と、小説と映画が大好きな、平凡な青年です。
そんなものなくても生きていけるけど、これさえあれば、こんな世界でもなんとかやっていけるかな。


仕事はツアーコンダクターです。
小説と音楽と映画と、自分勝手に、気ままに偏見的に綴っていきます。
僕はあくまで自分の考えを書くけれど、
なんか自分なりの意見や考察、考えがある人は連絡してちょーだい。
討論は思う存分、ただの批判は時間の無駄。


音楽と小説と映画と、ときどき旅。それから、僕と。

そんなブログ。




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できないことは できないし
歌えない曲は 歌えない
何も言えなくても 世渡りは学べる
簡単なことさ

作れないものは 作れないし
救いようのない人は 救えない
何も出来なくても 自分は持たなきゃ
簡単なことさ

知れないものを 知るのはムリ
見れないものを 見るのもムリ
居場所じゃなければ いられるはずもない
簡単なことさ

愛こそは すべて


そうだね?
その通り。


だけど世界は 理不尽なことで満ちてるし
親切心は極端に 足りていない。
だからって 目を閉じていたら
なんにも見えなくなっちまうよ。


少し時間が欲しいだけ。
物事を上手く整理するのにさ。


愛こそは すべて
だけど そこいらの人みんなに愛を 振りまいてなんかいられない
貧しい子供達や 上野地下のホームレスや お客様に
正直 愛なんかくばってられますか

僕の愛は有限です。

地球上全てから 愛なんて求めません
僕の心のプライベートサークル3M以内の人達だけでかまいません

愛をください。 ずー。

Leave me alone は Don't Leave me なのだ。

長い事使わせてもらった、オーディオテクニカのヘッドフォンの右が少し調子が悪い。
こいつとは、アメリカもオーストラリアもイタリアも、フランスもドイツも一緒だった。


だけど、今回はいよいよBOSSを買わせてもらうよ。ごめんね。


そんな気持ちで、京都からの帰り道、その足でまっすぐ上野のヨドバシカメラに向かった。
TRIPORTは前にオーディオテクニカを買うときに迷ったヘッドフォンで、次はこれにするって決めていたんだけれど、いやらしくもそのBOSSの隣にはついこないだまで使っていたオーディオテクニカの黒いヘッドフォン。
なんだか、このヘッドフォンで聴いた沢山の音楽と一緒に、色んな風景や苦労や喜びが舞い戻って来て、感無量になる。
なんて、「もの」を相手に馬鹿みたいに真剣に感情を込めて考えことをしてみた。


いずれ、どっちも買えるくらいの人間になってやるさ。




それで、新しい僕の音楽の友になったのはBOSSのTRIPORT。
京都2泊3日の帰り道、真新しいヘッドフォンで聴きたいSONG、TOP 5


1 Happiness is A Warm Gun By The Beatles

2 Say Yes By Elliott Smith

3 Blowin' In the Wind By Bob Dylan

4 Love, Reign O'er Me By The Who

5 Yellow By Coldplay






Say Yes By Elliott Smith

I'm in love with the world through the eyes of a girl
Who's still around the morning after
We broke up a month ago, and I grew up - I didn't know
I'd be around the morning after

It's always been wait and see
A happy day and then you pay
and feel like shit the morning after
But now I feel changed around and instead of falling down
I'm standing up the morning after
Situations get fucked up and turned around sooner or later
I could be another fool or an exception to the rule
You tell me the morning after


素敵な歌ね。
学生生活を終えてある程度月日が経って、なんだか人生に生き甲斐や目標がなくなっていくのを感じて、僕はもう一度英語の勉強を始めることにした。
その第一歩が今月末のTOEICということになる。
ところが、このわずかな期間 ーつまり、学生が終わってからの無勉強期間ー の間ですっかり勉強の仕方ってものを忘れてしまった。仕事から疲れて帰ってきて、あるいは、朝に少し早起きして机の前にとりあえず座ってみるけれど、いったいどうしたらいいものか、と途方に暮れてしまう。


そんな僕の最近の勉強に使わせてもらっているのが、"English Journal"
この本のいいところは、とにかくインタヴューが沢山あることで、色んな英語を沢山聴くことが出来るし、それに加え、著名なハリウッドスターやアーティストの記事があるから、興味を持って聴くことが出来る点にある。



そして、今月の巻頭インタビューは "Noel Gallagher" である。そうOASISの。
彼がOasisを去ってからかれこれ3ヶ月経つけれど、未だに僕はその衝撃からOasisを聴き続けている。最近買ったジミヘンドリックスのアルバムも、ニルバーナのライブアルバムも、The Beatles のリマスターされたWhite Albumも結局聴けずに、この3ヶ月間Oasisばっかりを聴いているのだ。
それで、少し前からそのOasis騒動に落ち着いてきたかなってとこに、わざわざ僕の勉強の領域にまでノエルは侵入してきた。



ノエルの英語は正直全然聞き取れなかったんだけれど、それでも、ずいぶん繰り返し聞いているうちに少し慣れてきた。ライブの時も殆どなにを言ってるのか分からずに、寂しい思いをした。
僕はイギリス英語の響きがどの英語よりも好きだ。中でも、彼らみたいな労働者階級の英語。
僕が一番聞き取れない英語。



僕の勉強方法は、まず聴く(例えば、イングリッシュジャーナルのインタビュー)。それから、何度も聴いても聴きとれない部分が必ず出てくるから、そしたら日本語のスクリプトを読んでもう一度何度も聴く。
もちろん、それでも聞き取れない所があるわけで、最後は英語のスクリプトを見ながら聴いて、聞き取れなかったところを確認して、知らない単語や言い回しに印をつける。
あとは、リズムやイントネーションまで出来るだけ真似ながら声にだして、ひたすら繰り返しノートにその単語や表現を含んだ文章を書いていくだけである。

地味な作業だし、なんだか全然学んだ気がしないんだけど、これが今のところ一番いいような気がする。
でも、こうして勉強をしていると、僕はツアーコンダクターをさっさと辞めたくなる。僕は机に向かってなにかをするのが割と好きなんだなって思って、だれか知らない人達とどこかに旅に出るよりも、こうして家で落ち着いた生活がしたいなって思う。いっそう辞めて塾講師にでもなろうかな。その方が今よりも音楽や読書の時間も確保できるだろうし。


はぁ。同期はみんな女の子。みんな可愛いか弱い女の子で、先輩達には僕と腹を割って話そうって人はいない。だから僕はたまにとっても孤独になってしまう。同期は僕に色々相談してきてくれて、僕はそれを嬉しくさえ思うんだけれど、僕は彼女達に相談することがなかなかできない。まして、こんな暗い弱っちい相談はね。


広島空港から東京に戻る夜の飛行機で、みんなが家路につくまでの間にささやかな仮眠をとってる中、小綺麗な女性(多分30歳前後だと思う)が安河内先生の「ゼロからスタート英文法」を読んでいた。学生の時によく目にしていた本だし、安河内先生も英語業界ではずいぶん異端だから、懐かしくなった。それからなんだか嬉しくなった。
英語が出来る人ってのは日本中にいくらでもいて(もちろん、最近は若いうちに留学して、話すことは出来るけど、話してる内容が空っぽだったり、文法とかがずいぶんおろそかな人もいるけれど)、それに僕よりも何倍もの努力を継続できる人がいて、そう考えると僕が英語を勉強する価値なんて殆ど皆無な気がしてくるんだけれど、この人みたいに自分のペースで周りはあんまり見ないでやろうかななんて思ったのである。


こんな勉強法がいいなって人いたら連絡してくれたら嬉しい限りである。なんたって、インターネット時代、いくらでも悪用はできるけど、もちろんその逆もいくらでも出来るのだから。



今日のBGM
The Masterplan By Oasis


And then dance if you want to dance
Please brother take a chance
You know they're gonna go
Which way they wanna go
All we know is that we don't know --
How it's gonna be
Please brother let it be
Life on the other hand won't let you understand
We're all part of the masterplan

僕の仕事はツアーコンダクター。

2泊3日のツアーを終えて、
「羽田からの帰り道の電車の中で聴きたくなる歌、ベスト5」


1 Up On The Roof By Carole King

2 Across The Universe By The Beatles

3 My Father's Gun By Elton John

4 She's Always Woman To Me By Billy Joel

5 Don't Think Twice It's Alright By Bob Dylan









素敵な歌詞と歌声と、素敵な髪型。

2009年 群像新人賞受賞作品。

もちろん、興味を持った理由は、村上春樹が79年に「風の歌を聴け」でこの賞を受賞していること。
それから、村上龍の「限りなく透明に近いブルー」

新人賞ってもの自体興味があるんだけれど、
この二つの作品は一見全く違う作風だけれど、共通するものがある。と僕は思う。
そしてその共通項は僕を魅力する。

だから、群像新人賞にそういう傾向があるのではないだろうか?
つまり、僕が魅了されるものに重きを置いている賞なのではないだろうか?ということに思い当たったからだ。



その期待感が強かったのか
正直、最初の数ページを読んだときには、殆どイライラした。
なかなか話しが進まないし、同じことを繰り返す。とにかく冗長に感じた。
なんでそんなことが気になったのかというと、僕自身そういう傾向があるからで、いつも自分の書いた文章を読み返すと、うんざりする。
だからなんだかこの事には敏感になっていた。


だけど、言葉のセンスはいいし、笑いもした。
気づけば一気に読み上げてた。
うーん。
それは認めなきゃね。それは間違いなく作者の力。
ページをめくりたいと思わせる力。
サリンジャーの書く会話が持つ力。


でも、やっぱりそれくらいかな。
読み終わって、それですっかりもう忘れてしまった、
そんな作品。




僕は今四国にいます。
坂本龍馬の生誕の地、はりまや橋のある高知の「ホテル南水」でこの文章を書いている。
このホテルまでの道のり、かずら橋からはずいぶん遠かった。
それで、バスの窓からぼんやり外を眺めながら、ぼんやり考え事をしていた。

そしたら、突然「カメレオン狂のための戦争学習帳」のことに思い当たった。
それで、突然あの本のことを少し理解した気分になった。
村上春樹や龍に比べたら、確かに劣るかもしれないけれど、
思えば、うん、分かる分かる。ってね。
今更、しかも突然共感した。



カメレオン狂のための戦争学習帳/丸岡 大介

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それで、今はニックホーンビィのHigh Fidelity を読んでる。
尊敬する先生も、教育委員会も、僕の勉強バイブルも、それから僕自身も、
英語力UPには多読は欠かせないと言う。

でも、僕は本は好きだけど、どうしても中途半端に読みたくないって気持ちがある。
つまり、初めての作品を英語で読むと、ストーリーの理解度も記憶に残る度合いも殆ど皆無になる。
僕はそれが嫌い。でも、そんなこと言ってたらいつになっても多読は果たせない。

ってことで、日本語の本と、英語の本を交互に読むことに決めました。
そして、英語の本は、高名で難解な文学作品ではなくて、もっと気軽に読める楽しい本。
(もちろん、その基準は僕の勝手で偏見的な判断で決められる)
あるいは、もう日本語で何度か読んだ事のある本。
その第一作目。
この作家は「About A Boy」 が映画化もして一番有名かな。
音楽とサッカーが好きなイギリス人。
つまり、イギリス人を日本人に変えれば僕のことになる。
だから、この人にしました。


さぁ、明日も頑張ろう。四国の旅。


今日のBGM
Married With Children / Oasis
今回のガイドさんは19歳。

僕は22歳。
もう少しで23歳。

でも僕らは社会人
1年生。
同級生。

彼女は仕事を辞めたいと言う。
僕もそうだ、と言う。
ここで大切なのは、同意だった。

そうやって僕らはわけもなく変な絆を持ってしまう。
でも、そのわけのわからん絆が意外に役に立ったりする。


この変な仲間意識が芽生えたのは、
本気でサッカーをしてた高校生以来じゃないかな。
居心地のいい一体感だ。

彼女は化粧の濃い、可愛い見習いガイド。
高校を出たばかり。
可愛くて可愛くて、
彼女が一生懸命ガイドしている姿を見てると、なんだか涙が出てくるよ。
まるで自分が苦労して育てたみたいにさ。

僕のおばあちゃんも、僕の仕事姿を見た時に、泣いていたな。
おばあちゃんもこんな気持ちだったんだろな。


彼女が富山県の案内をしている間、僕の頭の中ではずっとザ・フーのI cant explain がエンドレスリピートしていた。

いったいなにが説明できないんだ?





このタイトルを書いたり、実際に口にするたびに、なんて素敵なタイトルなんだろうと思う。


ふとした瞬間に、突然読みたくなる小説。
そしてすごい勢いで読んでしまう。
まるで夜中に目が覚めて、どうしても食べたくなるシーフードヌードルみたいに。
あるいは雨の帰り道に、どうしても聴きたくなる ビリー・ジョエルのPiano Man みたいに。


基本的には村上春樹は初期作品が好きなんだけど、
このスプートニクはそれに劣らず大好きな作品だ。
今回改めて読み返してみて、その理由らしきものの一部が少し見えて来た。



それは、初期からずっと一環したテーマなりモチーフがあること。


井戸、鏡、あちら側とこちら側。孤独、喪失。そして、音楽と女の子。



新しい作品を書き上げるたびに、新しい境地を切り開き、なおかつ初期からの魅力もちゃんと残している。
あのビートルズだって、ザ・フーだって、なかなかそうはいかなかった(彼らに限っては、初期も後期もいいんだけど)。

そして、知的で機知に富んだ隠喩表現。

「ちょうど田植えの時期に、雨が降るように。」
「春先のモルダウ河みたいに」
「マックザナイフの入っていない、ボビー・ダーリンのベストアルバムみたいに」

手元に本がないから正確な引用が出来ないのが悲しい。




物語の裏にどれだけ村上春樹がメッセージなり、関連性や意図的な計算を込めているのか、それはわからないし分かりようもない。

論理的な読解ではなく、まず物語を楽しむ事が大切」と彼は言う。

まぁ
どっちにしても、どっちの読み方でも彼の小説は面白い。
彼の作品にはいつもぶれない軸がある。


さて、スプートニクでは、もちろん「スプートニク」が重要なキーワードになる。
ライカ犬を乗せて飛び立ったソ連の宇宙衛星。

ロシアに関する比喩表現も衛星を使った比喩表現も多い。
きっとスプートニクからだろう。

そして高所での喪失、あるいは消滅。
観覧車でのミュウ、木の上の猫、山上でのすみれ、そしてスプートニクに乗ったライカ犬。
僕もギリシャの山上やアクロポリスの丘で、「向こう側」からの誘いを受ける。



だいたい向こう側ってなんだ?


なんでだろう。
誰かが消えたり、あるいは戻って来たり、髪が真っ白になってしまったり、
春樹の作品では不思議なことが起きる。
理屈では受け止めれないこと。
リアルじゃないこと。
なのに、物語としてとても自然に受け入れることが出来るし、
なによりもリアルだ。
リアルでは起きえないことなのに、彼の作品世界ではそれが当たり前のように思える。



やれやれ



とても彼が適当に物語を作っているとは思えない。
フェルディナンドとすみれのお父さんの描写の、あるいは「鼻」の描写の酷似。
これも気になる。時間があるならもう一回論文を書く勢いで研究したいさ。

すみれはお父さんを見て、思わず息を飲むミュウを見て、
「オペラグラスでも持ってくればよかったかしら」と言う。

ミュウはスイスの観覧車の中で、「双眼鏡」つまり「オペラグラス」を通して自分と「フェルディナンド」を見て、気絶する。
このフェルディナンドはすみれの父さんと同じように、端正で美しい鼻を持っていた。
そして、性欲と黒い髪と一緒に自分の半分を失う。

ここに関連性がないなんて言えるのか?





でもさ、こんな難しいことを抜きにしたって、
それこそ「単純に物語を楽しむ」って観点からでも
彼の作品はとっても面白い。
キャラクターも風景描写も。

僕も彼みたいに文章が書けたらいいのに、といつも思う。
今、彼は変わりつつある。
一人称から三人称に変わり、総合小説を書きたいと言う。

でも、初期の魅力をなくさないでほしい。
これからも。
Oasisが解散してしまって、春樹までおかしくなったら、
僕はこの世界での生き甲斐を少しなくしてしまうんだから。



そして、僕も僕自身で、生き甲斐になるものを作り出したい。
僕にしか出来ないこと、僕にしか創れないもの。
そう強く思う。
でも強い気持ちってものは、あんまり信用ならない。



そうだね?
そのとおり。




BGM♪
Mack The Knife / Ella Fitzgerald
 
 僕の仕事はツアーコンダクター。言ってみれば、僕も”旅人”の一人である。

 もちろん、ヒデのような生粋の旅人ではない。どっちかと言えば、旅をコーディネイトする立場なわけで、行く場所場所での感動もずいぶん減少する。たとえ初めて訪れる場所だとしても。
 それでも、この仕事をしているおかげで色々な所に行くことができるし、色々な人にも会うことが出来る。

 大げさに言わなくても、一人でどこかを初めて訪れた時の感動の3分の1程度のものしか味わうことができない。
 でも、ヒデの安藤さんとの対談を読んで、そして「自分で見るのが一番リアルだから」という言葉を読んで、たとえその3分の1でも伝えるに価値があるんじゃないかと最近思い出した。

 今回はその記念すべき第一稿である。

 場所は奥入瀬。僕はこの場所が好きだ。
 緑に囲まれて色々な表情を持つ川が流れ、凛としてそこにある静寂を幾千もの虫達がその鳴き声で切り裂き続ける場所。そして、その川の流れは世界に二つしかない二重式カルデラ湖、十和田湖から流れ出す。空気は澄んでいる。
 思わず立ち止まって、目を閉じてみたくなる。そんな場所だ。

 ここでは、その落ち葉や枝も持ち帰ってはいけないことになっている。そういうものも肥料になるし、なによりも人間の手を加えない状態で保護したいのだ。つまり、僕らは落ちている枯れ葉を我慢して持ち帰らないことで、地球温暖化対策に協力したことになるのだ、なんて楽観的なことまで考えたくなってしまう。
 

 ところが、少し冷静になってみれば、すぐ近くには道路が通り、遊歩道も木や土を使って限りなく自然に近い状態で作っているものの、やっぱりここにも人間の手が加えられている。ふとそのことに気がついて悲しくなる。僕らは縄文時代からそうして生きてきたんだ。

 この奥入瀬渓流沿いにはいくつもの滝があって、その中で冬にしか見ることの出来ない滝がある。その滝は周りの木々に隠されて、葉っぱがある時期には見ることができない。僕はその滝がずっとそうであればいいなと思う。いつか夏にも見ることの出来る滝になるんじゃないかと思うと、なんだかイライラもしてくる。



 どこか崖から落っこちて、意識が戻ったらいったい自分がどこにいるのかわからなくなった。周りは木々で囲まれて、近くには川が流れている。僕が倒れていたすぐ近くには、水で濡れている女の子が横になっている。僕は彼女の名前を思い出そうとするがうまくいかない。あるいは、名前は初めから知らないのかもしれない。僕は彼女を起こす。彼女の肩からは少し血が出ている。少し落ちつてから改めてあたりを見渡してみる。僕らは綺麗な緑に囲まれて、近くには綺麗な川が流れている。近くには滝が地面を打つ音がする。あたりは虫の声で溢れて、僕らは思わず目を閉じた。

 みたいな感じで、この奥入瀬渓流に出会いたかった。もちろん、崖から落ちて、なおかつサバイバル出来るようなタフな人間ではないんだけど。





寝る前に、今までふとした時に書き続けていたテキストを読んでみた。
こんな文章が出てくる。
日付がついてないから、正確な日付まではわからない。
でも、多分8月も近くか、あるいは8月だろう。



おやすみBGM

Chet Baker / It's always you
ずいぶん前に読んだから、ずいぶん忘れてると思うけど。
ふと思い出すことがあったから。
とりあえず、便宜的に、適当に書く。
また、機会があれば書き直そう。



村上春樹
いつからか、ずいぶん彼にのめり込んでしまった。


とにかく、村上春樹作品では登場人物達がとても素敵なのだ。
それぞれの主人公や鼠やジェイはもちろんのこと、
羊男やちょっとした役柄の人まで
女性のキャラクターには殆ど恋をしちゃうし。

セックスする前に、キチッと服を畳んじゃうゆみよしさんも
メイやゆきもあめもキキも
ミュウもすみれも。
小指のない女の子も。


みんな、なんか当たり前にいそうな、その辺で悩んでいそうな人達なのに
考えてみたら、こんな魅力的な人達ってなかなか現実にはいないなって。


どうしてこんなにも魅力的な人物を創り出せるのだろう。




それは今回の1Q84でも同じことだった。

だけど、「1Q84」今までの春樹とは決定的に違う。
もちろん、突然変わってしまったわけではないんだけどさ。

規模が
今までとは全然違うな。
こりゃ、たまげたな。って。

もちろん、それは3人称という手段にも表れているんだと思う。


初期作品が特に好きな僕だから、
確かに違和感があるんだけど
なんだか、今までの作品が小さく思えてきちゃう。



あーあ
またなんにも書かないうちに長くなっちゃった。


非現実的なことが、あまりにもリアルに起きた時、リアルさがどんどん欠けていく。
仮説の世界のほうがリアルになっていく。



春樹は9・11を例えにこんなことを話していた。
「1Q84」に確実に関連しているテーマのはずだ。
貿易センターがあそこにまだ立っている仮説の世界のほうが、
今もうセンターがないこの現実よりもずっとリアルに感じられる。

青マメが途中からいた1Q84って現実よりも、
もとの1984の世界の方がよっぽどリアルってことだ。
じゃ、911的な出来事はいったいなんだったんだろう?
やっぱりヤナーチェックか?
うーん。
ちょっと、みんなはどう思う?


そして、青マメは死んだのか?
それは分からない。

「物語の中に拳銃が出て来たら、それは発射されなければならない」

って、チャーホフは言った。
そして、青マメは大吾の物語の中にいた。
じゃ最後に拳銃が発射されるのは必然的だったのかもしれない。
でも、その拳銃が人を殺さなければいけないとは言っていない。
「発射される」ことが重要なみたいに。
そして、大吾はようやく青マメに会うために動き出す。


村上春樹は
果たして救いのない物語を書く作家だっただろうか?


あら、答えもなにもない話になっちゃったよ。
でも疲れたし、長くなったから、今回はこのへんで。



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お疲れBGM
Watching the Wheels / John Lennon

People say I'm lazy dreaming my life away
Well they give me all kinds of advice designed to enlighten me
When I tell them that I'm doing fine watching shadows on the wall
Don't you miss the big time boy you're no longer on the ball

I'm just sitting here watching the wheels go round and round
I really love to watch them roll
No longer riding on the merry-go-round
I just had to let it go



夢見て暮らしていくなんて、怠け者だって人は言う。
それで、みんな僕を元気づけようと、
色々忠告をしてくれるんだ。
でも、「壁に映る影を見てて楽しいんだ」って言うと
決まってこう言うんだ。
あの頃が懐かしくないのか?才能で溢れてたときがさ って。


ただこうして、ここに座って回る車輪を眺めているんだ。
回ってる車輪を見るのが大好きなんだ。
もうメリーゴーランドには乗らないよ。
勝手に回らせておくよ。


Working Class Hero: The Definitive Lennon

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初めての音楽レヴューだよ。
それがこんな若いバンドって、ちょっと気に障るよね。


でも最近はこの子がお気に入り。
英語はぐだぐだだし、メロはアルバム通して似たり寄ったり。
でもさ、若いっていいね。
高校の時、ハイスタの Making The Road を何十回も聴いてたのを思い出したよ。


確かに他でも聴けるバンドだと思う。

でも、初めて音楽にのめり込んだ、あの時の気持ちって、こんな感じだった。
なんか彼女達が今、その中にいるみたいで羨ましい。
まだ20歳そこらでしょ?
なら今はこれでいい。
限界突破はこれからさ。


がんばれ。
君がいなくなっても、僕の音楽生活にはなんの変わりはないだろうけれど、
もしいれば、僕の音楽生活は少し潤うよ。


Sandy Beach Surf Coaster 好きならきっと好きよ。





アルバム通して、バリエーションがないから飽きちゃうけど
ところところの素敵なところ(例えば、ブルーハーツのハンマーの♪外は夏の雨が降って~♪みたいなところ)を聴くのに聴いてたら、
気づいたらアルバム通して何回も聴いてたよ。


やれやれ。


時間ないのにさ。



今は勢いで頑張ればいい。
それでも僕は買うよ。
歌詞は面白く工夫してるし、
misakiは可愛いし。
声もいいし、驚きはライブでもちゃんとしっかり声が出てる。
友達になりて。


SEVEN COLORS



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ライブに行きたいなぁ