人生は罰ゲーム~ゲイ含め、その他諸々。~ -6ページ目

人生は罰ゲーム~ゲイ含め、その他諸々。~

面倒くさい自分の来た道、行く道。罰ゲーム覚悟で行けるとこまで。そんな道中の、生臭い備忘録。

先日僕は、誕生日を迎えた。
その前後は仕事で落ち着いて飲めないから、次の週末の休みにご飯に行くことにした。

僕が行きたいと頼んだのは、僕の好きなお寿司屋さん。
偏食で、特に生物、魚介の好き嫌いのある相方を持つ僕にとって、寿司屋は別の意味でかなり縁遠い場所になってしまった。

毎回外食時には、食べられるものが少ない方に、好き嫌いの無い人が合わせるしかないと、ずっと相方の好きなようにさせてきた。
だからこそ、誕生日位は、のお寿司屋さんだった。

久し振りのちゃんとしたお寿司が待っている。ずっと楽しみで、今日なんか職場の仲間に自慢していそいそと帰って来てしまった。

ところが、家についても街へ出掛ける素振りを全く見せない相方。ついに昼になり、昼御飯は近所のファミレスで済ますと言い出した。
そして今、僕は虚しさを抱えて家にいる。

相方は、今週末の約束自体、きれいさっぱり忘れていたのだ。

僕が夕飯はどうするの?と聞いても家で食べる、と。
さすがにおかしいと思い、まさかと思いながら、お寿司を食べに行くのかと思ってたと伝えた。すると、そんなこと言ってた?だと。

ファミレスへの道中では、何をそんなに怒っているのかはっきり言わないと分からない、だって。
お寿司屋に行くこと自体、自分の中では無いことになっていたらしい。何故ならば、たまたま前回予約に時間制限があったことから、まず混雑して無理だからと勝手に結論付けたらしい。
しまいには、寿司屋に行かないから、誕生日当日にワインとケーキを買ってきたのに、と言い出す始末。
ワインとケーキは、僕からは頼んでいない。そもそも、寿司屋に行くのは別として、誕生日当日は本当に何もしないのかとしつこく聞いてきたのは、相方だ。
だから僕は、日勤終わりでワインに合わせるように、パスタを作ったんだ、自分と相方の為に。
誕生日もいつも通り忙しい晩御飯の支度だったけど、ワインとケーキを用意してくれたのは嬉しかった。

そのことが、いつのまにか僕が本心から望み、待ちわびた誕生日の晩餐にとってかわってしまっていた、僕の知らないあいつの中で。

こんな気持ちで今更出掛けたって、全く楽しくないし、お寿司もまずくなる。
ひとまず今日は無理だと思い、ファミレスからの帰り道。
相方はスーパーへと入って行った。カゴも持たず着いていく僕と共に、無言で一周。そしてまた逆ギレ。作りたくないならそう言ってもらった方が早いんですけどっ!だって。
この人は人の感情が伝わらないのだろうか。こんな仕打ちを受けて、何故気分よくご飯を作れるのだろうか。本気で言っているのか、信じがたかった。
それでもいつもなら大抵、仕方なく何かしら買い物をして料理をしてきた。
でも今日は許さない。というよりも、僕の心の何かが抜け落ちてしまったようだ。作らないではなく、作れない。

作りたくないと何とか告げ、手ぶらで歩く帰り道。
ふと相方が、あそこの寿司屋でいいじゃないと、本気とも茶化してるとも取れる口調で言う。
見ると、新しくオープンした、よくある回転寿司。
回転寿司が悪いとは言わない。でも僕にとって、回転寿司はお寿司とは全く違う食べ物。小さい頃からそう育ってきた。
その事をよく知る相方から出たこの言葉に、怒りを通り越して、僕は無になった。

なんだったんだろう、この一週間は。
なんでこいつは、いつも絶妙なタイミングと加減で、人にダメージを与えるんだろうか。
もちろん今回も、きれいな逆ギレはあれど、ゴメンの一言も無し。

混んでるから週末は無理だよ。
そこまで言うなら今日飛び入りで行くか?
来週末まで待とうよ。(週末はダメと自分で断言してるのに凄い矛盾。)

僕の気持ちはもうその段階ではない。
結果的に寿司屋に行ければ気が済むもんではない。
行く行かない以前の問題だ。
忘れていたのもショックだが、それも人間だから仕方もない。

あっ、ゴメン、忘れてたから来週でいい?
そのたった一言が最初にあったなら、僕も相方も、こんなどんよりした土曜の午後を過ごさなくて済んだのに。

今回僕は、2つのことを体感した。

ひとつは、喧嘩や文句は、言う意味のある人にしか言う気になれないものだと。
もうひとつは、あまりに情けないと、涙も出ないほど気持ちが涸れるんだと。

もう人だと思わないことに決めた。
でないと、更にひどく傷付いてしまうから。