自分の生き方に、いい加減罪悪感は無くなった。
でも、大切な家族となるとそうもいかない。
一人っ子で、母方が若干早婚気味で。女系の親戚に囲まれ
。
小さい頃から、王子様的に可愛がられ、孫や曾孫の期待が高まり。
そして、ついに母にカミングアウトした。
僕は身勝手な、抱えきれないという理由から、渡す術もないバトンを母に投げた。
母は数十秒の永遠とも思える絶望を飲み込み、それ以前と何一つ変わらず接してくれている。
僕は今でもカミングアウトしたことを悔いている。
母はうちに来て、相方と三人でご飯なんかは当たり前の光景になってきた。
相方にも感謝するし、母もよく歳の近いおっさんと一緒にご飯を食べてくれるものだと、本当に有難い。
でもしかし、だ。
ばあちゃんとなると、本当にそうはいかない。
全然若いばあちゃんは、孫の結婚式も、曾孫も楽しみにしている。ひしひしと伝わる。
だから、僕がばあちゃんちに行くときは決心が必要だし、良い孫を無意識に装って行く。だからハードルが高い。
それって、本当に身勝手。
母親には言ってしまったのに、まだ良い子でいるつもりなんだ。
その胸の内をぶちまけられた母親の、その苦悩すら犠牲にして。
母は、息子が他人のちんぽに貪りついていたと想像しただろうか。
ばあちゃんは、もうやめよう。
ばあちゃんも、母も、やった結果が僕だ。なんでこんなにシモに嫌悪感を抱くのだろう、ちんぽ好きで浮気したくてウズウズなのに。
僕が大人になるのを、見られたくない。
それだけが本心。だって、良い子で居られなくなるから。
僕の中身は、皆の想像以上に、酷いから。