Lost End
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mission02 「」















‐アメリカ‐














兵士「ここなのか?その・・・新種が出たっていう場所は。」





兵士「あぁ。ここらへんのはずなんだが・・・。」







辺りを見渡すがなにもいない。







兵士「せっかく3小隊で来たってのに、無駄足でしたね。」





隊長「じゃあ帰るか。」







皆が帰ろうとしたその時、地鳴りと共に爆発音のような音が響いた。







兵士「なんだ今の音!?」





兵士「隊長っ!あれを・・・!」





隊長「?」









1人の兵士が指指す方向を見ると、そこは空が歪み、



歪んだ場所から様々な天使種が何十体と出てきた。









隊長「な・・・なんだ・・・!?」







すごい数の天使種が、九人の上方や左右を囲む。









兵士「ひっ・・ひいぃっ!









1人の兵士が腰を抜かすと同時に、



上方から仮面をつけた「人」に羽が生えた天使種が降りてきて、隊長の前に降り立つ。









?「・・・貴様は強いか?」









隊長「お前は・・・誰だ・・?」









?「先に聞かれたのにも関わらず、質問か。無礼者め。



やはり蛮族だな。貴様らは。」









?「もう一度聞こう。貴様は強いか?」









隊長「ふんっ。なら・・・試してみ・・っ!!









隊長がナイフを抜いた瞬間、



すでに人型の天使種は腰の剣を抜いて隊長に向かって振り下ろしていた。











隊長「・・・が・・・っ











頭から股にかけて真っ二つにされた隊長は、そのまま左右に割れた。









?「弱い・・・。・・・やれ。















Lost End-2話天使降臨



















剣についた血を切りながら人型の天使種がそう言うと、



周りを囲んでいた天使種が兵士に向かって一斉に襲いかかった。









兵士「う・・・うわぁぁ!!









八人の兵士は、天使種に向かって一心不乱に銃を撃ち続けた。





だが、圧倒的な数の差の前に為すすべは無く、次第に銃声は薄れていった。









兵士「ア゛ア゛ア゛っ!









兵士「ガフッ・・・!









次々に刺され、潰され、食われ、ついに銃声が消えた。







?「終わったか。行くぞ。少々遠いが・・・ここら一帯を探したら、



次は・・・日本だ。























‐日本・南西支部廊下‐













楓「どこ行くんだ?」





神楽「博士のところよ。私の父さんの古い友人で、



変わり者だけど腕は確かな技術者よ。装備の面でずっとお世話になってるの。」





楓「他の2人は?」





神楽「もう先に博士の所よ。クラス違うから、結構行動はバラバラなのよね。」







神楽が楓の腕をつかみながら早歩きで進み、ドアの前で止まる。







神楽「ホラ。ここよ。博士ー。チームゼロスタの神楽でーす。」





?「おー。入れー。」





Lost End-2話挿絵 博士





中から声が聞こえると、ドアが開いた。



すると中には、サングラスをして白衣を着た白髪のおじぃさんと、明と騰也がいた。







明「遅いよ2人ともー。」





博士「待っておったぞ。・・・その子が楓くんじゃな?」





神楽「はい。ほらっ!楓あいさつしてっ!」





楓「あぁ・・・藤 楓です。よろしくお願いします・・・。」





博士「うむ。よろしく。」







博士は笑顔で楓と握手を交わす。







博士「ところで楓くん。」





楓「・・・なんですか?」





博士「君の戦闘タイプはなにかな?」





楓「戦闘タイプ?





神楽「戦闘タイプってのは、その人が一番得意とする戦い方を言うの。



近距離だったらアタッカー。中距離ならアサルト。狙撃系の遠距離ならスナイパー。



楓はどぉ?」





楓「俺は・・・。」





博士「難しく考えなくて良いんじゃよ。



なら・・・訓練や模擬戦でよく使う武器はなんじゃ?」





楓「ハンドガン2丁とサブマシンガン2丁・・・ナイフと刀です。」





博士「なら断然アタッカーじゃな。2丁使いか。刀も珍しいなぁ。



誰かに教わったのかな?」





楓「親父に少し・・・。」





博士「そうかそうか。・・・実に君は興味深いな。



よし、装備のことならなんでもワシに言いなさい。できる限り、準備・制作してやろう。



チームゼロスタは今までよりも全面的にワシがサポートしてやる。」





明「マジかっ!ありがとー博士ー!」





博士「ワシも新開発したものを試したいし、ギブアンドテイクじゃよ。」





騰也「本当に嬉しいです。助かります。」





神楽「博士っ。じゃあ早速色々な開発をお願いしたいですっ!」





博士「ほう・・・。じゃあ、1人ずつ言ってみなさい。」





明「じゃあ俺からっ!俺は少し飛距離のある連射性の高いアサルトライフルが欲しいっ!



あと短剣?みたいなっ!」





博士「ふむ・・わかった。」





騰也「僕は、超長距離射撃も出来る高精度のスナイパーライフルが欲しいですね。」





博士「面白そうじゃな。」





神楽「私は高性能なオペレーターヘッドセットと、兵士用のヘッドセットがいいな。」





博士「ちょうど作ってみたかった所じゃ。・・・楓くんは何かあるかな?」





楓「俺は・・・ハンドガンが欲しいです。連射性と貫通性があるハンドガン。



あと、も欲しいです。折れにくい刀で。





博士「ふむ・・・やはり君は面白いのう。



ハンドガンに連射性と貫通性を両立させてほしいとは・・・。



よし。今開発中のハンドガンを君専用にカスタマイズしてみよう。



来週には完成するからまた来なさい。」





楓「ありがとうございます。」





博士「刀も、再来週の模擬戦の授業までには間に合わせる。」





楓「はい。わかりました。」





博士「楽しくなりそうじゃ・・・。



では、ワシは早速とりかかるとしようかな。」





神楽「じゃあ、私たちはそろそろ行きますね。



今日はありがとうございました。では・・・」





博士「うむ。またな。」







楓・神楽・明・騰也

「失礼しました。」








みんな博士の部屋から出ていく。









博士「藤楓か・・・。チームゼロスタの子たちの親は、



揃いも揃って有名な兵士や技術者・・・。



あの伝説のチームの1人も藤と言ったはずじゃ。もしかしたら・・・。



類は友を呼ぶとはよく言ったものじゃなぁ。ほっほっほっ。」










第二話 ENDTO BE CONTINUE

mission01 「始まり」

先生「あー・・・今日は転校生を紹介する。」



生徒「二年になってから転校生くるんだね。」



生徒「男!?女!?」



生徒「可愛い女子希望っ」



生徒「かっこいい人がいいなぁ。」





皆が各々に口をひらき、教室がざわつく。





先生「あー・・・静かにしろー。じゃあ・・転校生。入ってくれ。」





静まり返り、皆がドアに注目した。

センサー式の自動ドアがあくと、そこには赤い目が特徴的な男が立っていた。

その男を見た一部の女子たちはざわめき、近くの友達と盛り上がっている。

男が先生のところまで来る。





先生「あー・・・自己紹介してくれ。」



楓「・・・藤 楓(ふじ かえで)。よろしく・・・。」



先生「じゃあ、藤はあの窓側の一番後ろの席に座れ。」



楓「・・・はい。」





楓が席まで歩いている中、女子はもちろんクラス中が興味津々に楓を見ていた。





先生「よーし。じゃあ見る限り今日も欠席はいないみたいだしホームルーム終了ー。」





そう言いながら先生は教室から出て行く。



先生が出て行くと同時に、楓に女子が群がった。





女子「どっから転校してきたの!?」



楓「西支部・・・。」





※学校は八方位に1つずつあり、この学校は南西支部。





女子「身長高いねっ。何センチ!?」



楓「186・・・。」



女子「彼女は!?」



楓「別に・・・」



放送[えと・・・藤。藤楓。至急、教員室に来てください。]





楓は黙って席を立ち上がり、人混みを抜けて教室から出て行く。





女子「かっこいい~。」



女子「すぐファンクラブ出来そうだよね。」



生徒「騰也(とうや)くんと明(あきら)くんに匹敵するわぁ~。」















ー廊下ー







楓「教員室・・・・教員室?」





辺りを見渡すがそれらしい所はない。





楓「てか・・・ここどこだ・・・?」



?「迷ったの?」



楓「あ?」





後ろを振り向くと、女子にしては身長が高めな、綺麗な子が立っていた。





?「教員室まで送ってあげようか?」



楓「別に・・・。」



?「そう?なら良いんだけど、早く行かなきゃ怒られちゃうよ?」



楓「・・・・。」



?「ねぇ。」



楓「・・・なんだ。」



?「私のこと、覚えてないの?」



楓「知るか・・・。」



?「神楽よ。本馬 神楽「もとま かぐら」。覚えてない?」



楓「覚えてないって言ってん・・・・・?」





急に、今まで完璧に忘れていた小さい頃の幼なじみを思い出した。





楓「お前・・・。」



神楽「思い出した?私は朝あなたを見た時からピンときてたのに。」



楓「あぁ。久しぶり・・・だな。」



神楽「えぇ。十年ぶりぐらいね。後で、他の2人にも会いましょうか。」



楓「騰也と明か・・・。」



神楽「昼休み、4人で屋上で話しましょ。2人はクラス違うから楓が来たこと知らないし、きっとびっくりするわよ。じゃあ・・・教員室行きましょうか。」



楓「あぁ。頼む・・・。」











ー屋上に向かう階段ー







神楽「早く上がってっ。」





神楽が屋上へ出るドアの前に立ち、マイペースに階段を上がる楓を急かす。





楓「あぁ・・・。」





楓はめんどくさそうに階段を上がり、やっとドアの前に来る。





神楽「じゃあ開けるわよ?」



楓「あぁ。」





神楽がドアを開けると、街景色が広がり、金網の所には背の小さい男背の高い男の対象的な2人立っていた。





神楽「お待たせ。2人とも。」





神楽は楓の手を軽く引っ張りながら金網の所まで行く。








小男「もー。遅いよー。」



大男「隣の方は誰ですか?」



神楽「えー。2人とも気付かないの?」



小男「え?さっぱりわかんない・・・」



大男「もしかして・・・楓ですか?小さい頃に引っ越した・・・。」



小男「あっ!そういえば・・・!神楽っ。そうなの?」



神楽「えぇ。正真正銘、楓よ。藤楓。」



大男「そうですか・・・。久しぶりですね。覚えてますか?」





微笑みながら、手を差し出す。





楓「騰也か?久しぶりだな。」





楓と騰也が握手をする。





楓「目、悪くなったのか?」



騰也「そうなんですよ。去年くらいから急に・・・。困ったもんです。」



楓「でも、昔のまんまだな。背も高いし敬語もそのまんまだ。」



騰也「ははは・・・そうですか?」



小男「楓ーっ!」





名前を呼びながら小男が楓に突っ込んでくる。













Lost End-1話再開シーン


















楓「お前は・・・明か。」



明「そうだよっ。久しぶりだなー。」





背中にまで回って掴まり、楓の髪をわしゃわしゃしながら嬉しそうな笑顔を浮かべる。





楓「とりあえず・・・降りろ明。」



神楽「そうよ。話があるから早く降りて。」



明「はーい・・・。」





楓の背中から降りて、騰也の隣へ行く。





騰也「それで、話ってなんですか?」



神楽「この学校、オペレーターを含めた四人の小隊を作んなきゃいけないでしょ?」



楓「なんだそれ?」



神楽「そっか・・・楓は初めてか・・・。じゃあ説明するわね。学校では、オペレーター一人と兵士三人で小隊を組むの。卒業してからもその部隊で行動するんだけど、私たちの部隊、ちょうど1人足りないのよ。」



楓「それで?」



神楽「私たちの部隊に入らない?楓。」



騰也「いいですね。私からもお願いします。」



明「頼むよー。」



楓「・・・わかった。」



神楽「ついでに隊長もねっ。」



楓「隊長?それなら騰也の方が・・・」



騰也「向いてないですよ。昔から楓が中心だったじゃないですか。ね?」



楓「ん・・・わかった。」



神楽「よしっ。じゃあこれで、チームゼロスタの結成ね。今度パーティーしましょっ!」



明「いいねー!しようぜしようぜ!」





2人であーだこーだと盛り上がっている。





騰也「楓。僕たちのところへ戻ってきてくれて嬉しいです。」



楓「・・・たまたまだ・・・。」



騰也「今度ゆっくり話しましょう。まぁプロフィール作らなきゃいけないので調べはしますけどね。」



楓「!・・・あぁ。」



騰也「なんにせよ、これからよろしくお願いしますね?」



楓「あぁ。よろしくな・・・。」













ここから、長き戦いの伝説となるゼロスタ小隊の、波乱の物語は始まった・・・。




























________あとがき________

 

 
えー前回に引き続き黒衣がお送りいたしております、

次のあとがきは監督がいらっしゃる予定、今俺が決めた、←ぇ

いやぁやっと一話ですよ、

楓と騰也と明は女の子に超人気設定、

ちなみに俺は神楽たんだ!!

が、例のごとく3人のイケメン設定が俺のクソ絵で台無しに、

監督に「騰也の鼻が某赤い帽子の配管工おじさん」だとツッコミ入れられるし、

微妙に修正したんですがどうしてもイケメンに描けない件について、

騰也の眼鏡が悪いんだっ!←責任転嫁

さて、これから戦闘もバンバン入ってくるので武器設定はそのつどあとがきでお見せしたいと思います、

では次回をお楽しみに!!


Lost End 世界観・登場人物説明

Lost End-タイトル














 舞台は2031年の日本



 



人々の平和を嘲笑うかの如く突如襲来した異形の天使により







人間界は破滅の一途を辿っていた







天使に対抗するべく結成された軍隊







兵士を育成する為に建てられた士官学校











これは その士官学校から始まる伝説







4人の生徒達によるチーム ゼロスタ小隊の物語である



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



  



 



 



 



 



-登場人物-



 



 



 







ゼロスタ小隊



 



 



藤 楓(ふじ かえで)



 



 八方位にある士官学校の西支部から神楽達が居る南西支部へと転校してきた本作の主人公、



クールに見えるが実は無気力なだけ、



 淡白でやる気の無さが目立つが、非常に好戦的な一面を持つ、



 ゼロスタ小隊のアタッカー。



 



 



 



本馬 神楽(もとま かぐら)



 



 本作のヒロイン、明るい性格と愛らしい笑顔で老若男女問わず好かれる、



 主人公の楓とは幼少の頃に面識があり、明や騰也とも幼馴染の関係、



 ゼロスタ小隊のオペレーター。



 



 



 



 



日野 明(ひの あきら)



 



 チームのムードメーカーで常に明るくはっちゃけた性格、



 「笑顔が可愛い」と女子にも評判で、校内、主に二学年では楓や騰也に並んで人気が高い。

お菓子が大好きで常に何かしら持ち歩いている。

 ゼロスタ小隊のアサルト。



 



 



 



鷹月 騰也(たかつき とうや)



 



 冷静沈着で少々毒舌家、ゼロスタ小隊の頭脳でもある、



 鈍感な節があり、時々とんでもない勘違いをする事も、



 ゼロスタ小隊のスナイパー。



 



 



 



 



  





Lost End-楓&騰也


Lost End-神楽&明










 



楓・騰也・神楽・明



 



 



 



 








 



 



 



 



 



 



-天使-



 



 



アンゲロス



 



 天使の中では最下位に位置し、



持つ武器は剣・槍・弓の3タイプに分かれる。



 



 



 





Lost End-天使






 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



 



________あとがき________



 



 



 


-黒衣-


初めまして、挿絵担当の黒衣です、



今回の世界観・登場人物説明ですが、



「まとめる感じのは苦手なんだ」とか抜かしやがった監督の所為で・・・・、



あ、いや、なんでもないです監督、ほんと、


マジすいませんでした、




俺が無いセンスを無理矢理掻き集めて書くことに、



小説自体は瀬士監督が書いているので流石というか、とにかく凄いです、



情景描写とか文才の無い私からしてみれば羨ましい限り、



ということで、私のヘボ絵が足を引っ張る形にww



色とか描き方とか根本的にヘボいんで、



もう絵はスルーして小説だけ読んでもらった方が良いんじゃないかと思い始めた今日この頃、



自己紹介にもありますが、基本私の亀並の挿絵作業が原因で更新にかなり時間が掛かります、



あと私の携帯規制が掛かってて携帯視点での編集が監督しか出来ないんですが、


「できま千円」とかふざけんなこの野郎・・・・、


あ、いえ、何も言ってません監督、


悪口なんて言ってませんごめんなさい、


てことで携帯版がとても見難いと思われます、


そんな訳で、皆様どうぞ生温い目で見守ってくださいwwww