夢見てた世界は


今では哀しみ溢れ


争い、傷つけ、苦しむ


穢れた世界





零れた雫は


哀しみ帯びて


振り上げた剣


憎しみに満ちる





愛した人さえ


変わってしまった


容易く心を


汚して人々を傷つける





愛してた世界は


今では時に埋もれて


流れ来る時間に


呑みこまれた世界


好きだった景色も


今では哀しいだけ


傷つけ傷つき続ける


変わり果てた世界





夢見てた世界は


哀しみ溢れるだけ


愛してた世界は


儚く消えていった


好きだった景色も


今ではもう見られない


あの日を愛しく思う


忘れられない過去





いつか時が流れたら


もう一度戻れるかな


愛した人とあの景色を


眺められたら





望んでた未来は


簡単に訪れなくて


夢のような世界が


今でも続いてる


いつしか変わる時


その時が訪れたなら


あなたと再び


見れるよね...


愛した景色





記憶に刻んだ


変わらない


素敵な世界。



吹き荒れる疾風


木の葉を散らし




この世界を


風化させる




風に乗って


空を舞う小鳥


風に流され


気ままに旅する




遠く広い大空へ


舞い上がる


上昇気流に乗って



強く羽撃たく鳥たち


翼広げ


この空を滑るように


空切り裂いて


自由に飛び交う姿


空を制した神のよう




渦を巻く旋風


やがて竜巻となり


嵐を巻き起こす




強く吹き抜ける風は


全て枯らし


罰を与える神のよう



冷えた凍える風たち


雪を降らせ


世界を白く染めたなら


風吹くままに


雪が空に舞う景色


空を制した神のよう




風操る風神


世界を疾風のように


駆け抜ける


時には雨雲を呼んで


恵みの雨降らす


枯れ果てそうな


世界に彩り与える




真空空間


気の流れなどない


そこに浮かぶ


木の葉は


幻想を見せて


風神を写しだす



この世界に


渦を巻き現れる


風纏う風神


騒がしい夜の帰り道で


ふと耳にした綺麗な歌声を


声のする方に駆けていく


大きな木の立つ公園へ着いた



もう歌声は止んでいて


ただうるさい蝉が鳴いていた




衝動的に蝉を抱えて


そのまま家に向けて走り出す


虫カゴなんてないのに


ひたすら走ってた




騒がしい朝の登校中に


ふと目にした電信柱の張り紙に・・・


「探しています」



無くしたのは?→昨晩の公園


無くした時間?→蝉を見つけた時




衝動的に家に帰り


慌てて蝉を探した


何処だ?何処だ?


ゆうべの蝉よ。出てこい



衝動的に右手に電話


発信先は学校


「今日は…今日は…」


いろいろあるから、「休みます。」




やっと見つけた。タンスの上に隠れていた


ゆうべの蝉を。気づけばもうこんな時間



明日にしようか?もう疲れた。


今日はもう寝たいけど


うるさい蝉。暴れる蝉。


とりあえず虫カゴを買ってこよう。




瞬間的に家を飛び出し


近所の99SHOP


何処だ?何処だ?


虫カゴは何処だ?出てこい。



衝動的にレジへ向かい


「虫カゴは何処?」叫んだ


恥ずい。恥ずい。


早く済ませて、帰ろうか。




やっとの事で家について


虫カゴをあけたけれど


何処だ?何処だ?


あの蝉は何処だ?出てこい



やっとの事で蝉を見つけ


虫カゴの中に封印した


これで、やっと寝られる?


「寝られない」




衝動的に右手に電話


発信先は蝉の探し主


速く。速く。


電話に出てくれ…全然出ない。



瞬間的に家を飛び出し


行きつく先は蝉の探し主


しかし、蝉を忘れた(orz)


…もういいや。


また明日にしよう。




そしてこれから


眠れぬ夜が始まる