10/11(viernes)
東川にいたときに担当していたタイの学生から連絡が来て、「日本が好きだからと日本語を使って通訳の仕事をしている」と聞き、日本語教師やってよかったなって思うし、先生って辞めても先生だからスバラシイお仕事だなとたまには真面目なことを言うRikanです。
最終話となりました。
その1自己紹介
その2地域おこし協力隊とは、活動内容
その3今後の展望、町づくり
と、その前に・・・私、1枚入れるの忘れてたようです。
今後の展望の後に人生の展望を入れていたのでした。
これは協力隊の活動とは関係ないのですが、せっかくの機会なので人生の目標を語っちゃおうと。
子どものころはよく「大きくなったら何になりたい?」って言われるけど、大人になったら夢がなくなるわけではないっていうことを伝えたくて。
せっかくなので、担任の先生にも夢を教えていただきました。
授業終わりに「どうして野生ペンギン全種類に会いたいんですか?」と今までに聞かれたことのない質問が出てちょっと迷いました。
ちょっと考えると、初めて野生ペンギンを見たときにめちゃめちゃ感動したからだって思ったので、NZで初めて野生ペンギンを見た話をしました。
世界一小っちゃいペンギンが海から必死に戻ってくる姿に感動して・・・という話です。
もしかすると子どもたちの中にはペンギンしか残ってないかもしれませんが、まぁそれはそれで。
じゃあ続けます。
よそもの、わかもの、ばかものの話をしましたが・・・
結局は町民じゃないですか?という話をしました。
町民にはもちろん私も含まれるわけですが。
すみません、ここから下はたぶん授業中にうまく説明できなくて、伝わってないかと思われますが、私の考えです。
協力隊のがんばりもいいんだけど、もっと効果があるのがその土地で生まれ育った人とか長くいる人なんだと思っています。
決して仕事を放棄したいとかではなくてあくまで「もっと効果がある」です。
これは木下斉さんの『凡人のための地域再生入門』を読んですごく感銘を受けたところから来ています。
協力隊のアイディアで中心となって始めて、じゃあ協力隊が3年経って卒業したら?ということなんです。
剣淵の協力隊は私で10人目。現在は11人目までいます。
任期中に何かやるのはいいんだけど、任期が終わると続かなくなってしまうのかなと思ったり。
協力隊はあくまできっかけ、火付け役でそれを続けるのか、発展させるのか、止めるのかは町民次第なんですよね。
任期を終えて町に残ったとしても、同じことができるかどうかはわからないかな。
立場が変わりますから。
これしかないのかなぁって思ってます。
今回の授業のキーワードはこれでした。
子どもでもできる。
小学1年生でお小遣いと借金を合わせてコーヒー豆を買い、1杯200円で売って利益を上げるという家庭内企業をした男の子の例を出しました。
知りたい人はググってください。
子どもだからできないのではなく、子どもだってできる。
剣淵にはすごくいい「本気例」があります。
絵本の里づくりです。
知名度の低さをくやしいというところからスタート。
バカにされるところも結構重要で、「いいね」って簡単に言われちゃったらそれはおもしろくないってこと。
30周年続いたのはホンマすばらしいと思います。
新たなチャレンジに進んでもいいかなと思ったりもしますが。
最後に子どもたちへのメッセージを3つ。
これは説明しません。
誰かのためになるって大事やけど、自分のためにもなることをしてねって話。
2つめが力をいれたかったところで、「そんなん無理」とか「できるわけがない」って言う人が現れる。
先日のかみしほろ塾で最後の講師が同じようなことをおっしゃっていました。「アイディアキラー」と。
あとおっしゃってたキーワードは「誰がやる」・・・う~ん、手元に資料がないからわからない!
無理と言われるところにチャンスがある。
「私は絶対『無理』って言いません。できる方法を一緒に考えましょう」と伝えました。
この辺はキンコン西野さんの影響やな。
「知らない=キライ」ってやつです。
これがラスト。
自分の町が「好き」って言える大人ってかっこいいなと最近思いました。
これはスープカレー侍の社長を見てて思った。
ちなみに最後質問が出ましたが、この子はジェンツーペンギンです。
ということで、たった35分程度(2回測ったらそのくらいでした)のお話を4回に分けて全スライド公開させていただきました。
町づくりに正解がないように、この授業の正解も私はわかりません。
それでもお受けしたからには今現在、私が正解だと思うことを伝えるしかない。
そう思って組み立てました。
まぁ授業2、3日前のかみしほろ塾でまたいろいろ気付きがあったんですけどね。
スライドもちょっと変更しました。
終了後、担任の先生にお見送りをしてもらったときに「これから子どもたちの考えをまとめて発表されたりもすると思うんですが、私は『授業だから』で終わらせてほしくないと思っています」とお伝えしました。
うっとおしい元教員ですよね。
でも授業の範囲内だけで終わらせるなんてもったいない。
せっかくだから町を動かしてほしい、いや一緒に動かしたいと思いました。
全然100点ではないけれど、今の精一杯です。
これからもっと私も変わっていくと思われます。
最後までお読みいただきありがとうございました