From Los Angeles with love 32 | ロスからの声

ロスからの声

物足りないロサンゼルスについて書いています。

オランダからパリに直接戻る気になれず、南へ降りドイツへ、地図も見ずにただドイツへ南下。アウトバーンはスピードリミット無し。慣れない僕はスピードについて行けず100キロくらいで走っていた。気がつくと真後ろにパトロールカー。ポリスが二人降りて来た。車はポルシェ。そりゃそーだ、走っている車のスピードリミット無しですから。ポルシェでも振り切る奴がいるのでは??なんて思いながらポリスに叱られる。廻りが140キロ以上で走っている中で100キロで走るのは危ない。皆とスピードをあわせられないのであればアウトバーンから出る様にとの指示。アウトバーンを降りることにする。川が有るので川沿いに走ってみる。ケルンの文字。ケルンがどのような場所なのか全く予備知識がない状況だったが、街に入り川のすぐそばのホテルに泊まる。ドイツと言えばビールか!そしてバールへしかし、凄い人の数。みんな立って飲んでいる。そして皆、でかい。諦める。
朝起きると大きな教会の屋根が見える。ここも酸性雨でやられているんだ思えるくらい教会は真っ黒であった。その教会をあとに更に南下しハイデルベルグへ。ゲーテ、ヘルマンヘッセという訳で哲学の道を歩きたくてここへ来た。街並が違う。
大きなお城が山の上に。そして大学。歩くのが本当に気持ちがよく、学園都市のイタリアのボローニャに近い匂いを感じた。
しかし、フランス、イタリア、スイス、ベルギー、オランダを越えて来たドイツの印象はさほど感激は無かった。27歳という年齢も有ったと思う。
これがベルリンであったら大きく違っていたような気がする。
しかし、その数年後に最初に訪ねた街、ケルンに友人が住み込み、大成功を収めることになる。

ここからパリまで半日ちょっと。いよいよ7ヶ月の日程を終え帰国の準備だ。