FrOM Los Angeles with love 25 | ロスからの声

ロスからの声

物足りないロサンゼルスについて書いています。

ピサからのローカルの道を走りながら入ってくるフィレンツエは格別だった。細い道、何度も繰り返し出てくるロータリー、歩く人々の姿、全てが新鮮であった。 道路に面しているカフェも巴里で見掛けるカフェよりも活気があり本当にアクティブ。歩きも早くそして優雅、着ているもの個性的。アッと言う間にフィレンツエに首ったけ状態。まずはサヴォイホテルにチェックイン。リラックス出来るホテルだ。部屋に入るドアは天井まで伸びる大きなドア、重厚感もあ部屋に入るぞって感じ。部屋に入ると冷やってするくらいであった。カーテンを開けるとホテルの前の広場が見える。バスを待つ人、タクシーから降りて来る人、買い物袋を持って走り回る観光客。学校帰りの小学生と生活を感じさせてくれる景色が目の前に広がる。
車の走る音、バスのブレーキの音、遠くに聞こえる教会の鐘の音、違う街にいる事を実感する。
ドウオモにはフィレンツエにいる間に何回行っただろう。白と緑の大理石のコンビネーションそして内部のフレスコ画、そこに存在する歴史と言う名の存在感。父がお寺の生まれであった事から7歳くらいまでの毎年の夏休み、冬休みはお寺の本堂で過ごす事が多かった。何か共通点を感じる。広さからみれば圧倒的な教会の内部,しかしキリストであれ、仏であれ人に与える印象の違いはあまり感じなかった。教会のあの音の響きが好きだあの石造りで出来た教会ならでは音。そしてステンドグラスから落ちてくる光と陰がすきだ。
ドウオモから反対にアルノ河のポンテヴェキオそしてウフィツイ美術館と一気に訪ねてみた。目当ては当初からボティチェリのヴィーナスの誕生。そしてダヴィンチの受胎告知。ヴィーナスの誕生の前のベンチに2時間いた。白い花の花びら一枚一枚を本当にじっくりと見たかった。至福のときであった。
文具にも興味がありいくつかの文房具屋でノート、ペンなどを買う。そして洋服なども手に入れもう胸いっぱい。気がつくとおなかがペコペコ。ミケランジェロ達が住んでいた辺りにあるトラットリアでパスタを頂く。
次の朝、ミケランジェロ広場へ行き。丘の上から見下ろすフィレンツエは輝いて見えていた。そして街へ降り買い物三昧。次の日はボローニャへ向かいボロネーゼを頂きミラノへという予定だった。
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