FXでお金を増やし続けるために半年間手法を検証しました。

検証した理由は、それまでもある程度勝ててはいるものの、大きな負けが避けられず、週間や月間で稼いでいた資金の大部分を溶かしてしまうことがたびたびあったためです。

 

では、なぜそのようなことが起こっていたか?

原因はいろいろな手法で取引していたが、各手法の勝率に大きな偏りがあったからです。

 

FXを始めたころはMACDやRSIやボリンジャーバンド、ライントレードなどいろいろな手法を試すと思います。

資金をなかなか増やせていないときは、使っている手法の中に期待値がマイナスのものがありました。

例えば5つの手法があって4つは70%で勝てるけど、1つが30%しか勝てない手法が混ざっていると資金の増加におおきなマイナスの影響が出ます。

 

いずれの手法も1万円を狙ったものと仮定したとき勝率70%の期待値は+4,000円、勝率30%の期待値はー4,000円です。

例えば5回トレードしたとき

①すべて勝率70%で取引した場合 → 4,000円×5=20,000円

②5つの手法の内4つは勝率70%、1つが勝率30%のとき → 4,000円×4-4,000円×1=12,000円

このように手法の中にマイナスが1つ混在するだけで資金の増加は倍近く変わってくるほど影響は大きいです。

負けていたときは手法の中に期待値がマイナスのものが多く混在していました。

しかし、勝率30%といっても30%で勝ててしまうため、その手法を使用し続けてしまっていたことが資金を増やせない原因でした。

勝率30%の手法でも9%の確率で2回連続で勝ててしまいます。このとき手法を使っている側からすると勝率は100%に見えてしまっています。このように、どんな手法でも勝ててしまうということが資金を減らす手法から脱却できない原因となっていました。しかし、過去を振り返れば数年間実践した取引履歴が残っていたため期待値の低い手法を炙り出すことができました。勝っているトレーダーの中には取引ノートを作っている方が一定数いるという記事がありましたが、このように期待値の低い手法を見つける側面もあるのではないでしょうか。

 

億トレの方たちのトレード手法は配信などを見てる限り、人それぞれ独自のやり方でトレードしています。

つまり決まった勝ち方があるというわけではないはずです。

使っている手法の期待値の合計がプラスなので資金は増えていくという理屈です。

 

半年検証をやって実践したのは「手法の中でいくつかの手法でのトレードを停止した」それだけです。

わたし自身2番煎じ、3番煎じのようなネットに出回っている手法しか使っていないので、勝つ手法自体は多くの方が持ってると思います。

ネット記事でたまに「この手法だけで1億稼いだ」などというものがありますが、これは誇張ではなく手法を1つに限定してしまえば、それが期待値でプラスだった場合いくらでも資金は増やせていけます。

取引頻度を増やすには手法を増やす必要がありますが、マイナスをださないことだけを考えるのであれば手法を限定することは非常に有効な手段です。

 

以上が半年検証してわかったこと、実践したことです。

ご参考になれば幸いです。