3月27日(日)渋谷PLUG に行って来ました。


震災・事故、そしてそれによる電力不足、停電・・・
世の中のライヴ・舞台・イベントがどれもこれも中止の中
ようやく、世間的にライヴをやってもいいかな?な雰囲気の中
ライヴをやったんですけど・・・


もちろん、3食の食事が出来てこそな部分はありますが
音楽の持つ力を改めて感じました。非常にポジティヴな
エネルギーを受け取りました。


今回は、僕自身は裏方でライヴを提供する側なので
手前味噌な部分もありますが、非常に良いライヴだった
と思っております。感動しました。

こんなご時勢ですが、ライヴに足を運んでくれたお客様方
出演者、関係者の皆様、ありがとうございました!


そんな出演者は、イベント主催のLIGHTMOTIF
つきねこ楽曲提供でお馴染みシンガーソングライター
今回の面子ではロックよりな eN(えぬ)さん

普段は、バンド活動もしつつも今回は、鍵盤弾き語りに
ギターを加えた編成で楽曲を披露してくれたシンガー
ソングライター黒澤真帆さん

の個性的な3組のアーティストが登場しました。


黄昏と哀愁とろっけんろーる

※リハの風景


当日昼ライヴで、朝の8時半集合でした。テラネムス。
まともに朝起きれる人は、ロッカーになったら駄目だとエライ人が昔言ってた。
ま、世を忍ぶ仮の姿は普通の会社員なので、なってないんだけどね。

ちなみにリハは、3組ともスムーズで押すことなく時間を余らせて終了。
自分は、開場まで時間を持て余したのはヒミツだ。


<eN>

黄昏と哀愁とろっけんろーる
※弾き語るの図

本当なら実力、キャリア的には、トリでもおかしくないのですが
イベント内容とか、セッティングとか大人の事情でトップで出て頂きました。


ですが、客席が音楽に一番餓えた状態で、力強い歌を
届けることが出来たので結果的に良かったのでは無いかと
思います。

イベント自体も頭からガッンと来て
全体的にグッとしまった様に思います。


今回は、アコースティック弾き語りでのライヴだったのですが、
気持ちが非常に入っていて引き込まれるライヴでした。

途中からは完全に1観客として普通に見てました。


軽い客席への挨拶のあと、頭から二曲続けて”well~光と影”と演奏。
出だしから気持ちの乗った良い演奏。

本当に良いアーティストさんをイベントに招くことが
出来て良かったなと思いました。



黄昏と哀愁とろっけんろーる
※MCをするの図…この後…


2曲演奏の後、MCを挟んで新曲のハズが…

"ガラス玉"に急遽変更。

新曲は、次回のお楽しみということで。

歌詞が印象的で、非日常的な日常という今に
相応しい"大切なこと"と続く。

前半も素晴らしい演奏だったけど後半の

Final Love~growly days~アイ

のぐいぐいと引き込んでいく演奏の流れは
圧巻のひとこと。

”つきねこ”の曲でお馴染みの"Final Love"は、
Tiger Rock Festival等”つきねこ”関連のライヴでも
あんまり生で聴いた記憶が無いので
嬉しいサプライズ。

アコースティックのアレンジも良いし、元々の曲も良いし
何より、今回のライヴは本当に気持ちがのっている感じがして
感動的な演奏でした。続くgrowly daysは、ドライヴ感のある曲で
会場の温度も上がる。


アイでは、出だしで機材のトラブルがあるも
それを逆手にとって、アンプを一切通さない完全な
アンプラグドで、生声、生ギターを聴かせる。

元々パンチのある声なので、アンプを通さなくてもハコの
隅々までその歌声が届いた。

本人は、「ストリートみたい」とぼそっと言ったが
生声でも力負けせずにオペラや舞台の様に素晴らしい
演奏だった。トラブルがあっても逆にさらに気持ちの
入った演奏に繋がるポジティヴな流れだった。

そして、最後はバラード”過去”で〆る。


黄昏と哀愁とろっけんろーる
※立ち上がって生声なeNさん

短いセットで聴くことが多かったeNさんですが
長い時間でもダレないし、飽きないので、
ショートセットよりもフルセットの方が良さが
伝わる印象でした。


個人的な思い入れがあったこともありますが、
今回のライヴは記憶に残るライヴとなりました。

ということでワンマンライヴ楽しみw


<eNセットリスト>
01.well
02.光と影
03.ガラス玉
04.大切なこと
05.Final Love
06.growly days
07.アイ
08.過去


<黒澤真帆>

黒澤真帆さんは、しっとり聞かせる曲を
多くセットに入れての構成。ゲストミュージシャンに
よるギターとギターシンセによるバックに
本人がキーボードと歌を加える編成。

ギター、ギターシンセ、歌、キーボードの
バランス調整をリハの最中にずっと調整していて
最後は、ばっちり決まって本番ではバランスが
非常に綺麗になっていたなというのが印象的でした。


それにしても非ロック系のポップス系女性弾き語りミュージシャンの方

って総じてMCが上手いなぁと

歌とトークのバランスとか程よい。


MCでは、ブログ等で記載のあった試験の謎に
ついて話してくれましたが、基本的には
内緒らしいので、ここでも内緒ですw


全体的にはしっとり曲が多かったけど何曲かあった
明るい曲が良かった。


ちなみに演奏前に話をする機会が無くて
写真撮影の許可と掲載の許可を貰っていないので
黒澤さんの写真はありません、すいません。

初対面だったので、無理に話をすることも
無かったので…

基本的には、人見知りデスカラ、ソレガシ。
ごめんなさいです。


<黒澤真帆セットリスト>
01.桜吹雪
02.月の夜に…
03.いびつな逆三角形
04.あおぞら
05.過去からのメッセージ
06.今を見つめて
07.せつなくて…


<LIGHTMOTIF>

黄昏と哀愁とろっけんろーる
※ボーカル、作曲・作詞のTONY君


TMN,accessからの影響がちょろりと漏れるそんなLightmotif

今回もやりきった。オープニングインスト
"EMOTiON"がミニマルな上に長くてトラブルでは
無いかと不安になる演出は健在。


世界観のブレなさと時折客席を(不安で)
ドキドキさせる。

突っ込んでいいのか、笑っていいのか

非常に思い悩む場面もあったかと思いますが
むしろそれが、個性なのかなと。

曲自体は、前述の様なアーティストから
影響を受けつつも分かりやすくキャッチーで悪くない。

全体的なパフォーマンスにおいては
中々ドキドキするものがあるけど。

※ちなみに知り合いだとドキドキ度合いは増します


黄昏と哀愁とろっけんろーる

ラスト前の曲で、ゲストにサックス高橋さん、
キーボード金子さんを加えての”That's life”。

インスト曲ですが、曲の出来とゲストミュージシャン
の素晴らしい演奏、特にサックスが利いていて
非常に高いクオリティを示すことになったと思う。
(折角演奏するのに1曲だけなのは勿体ない)


黄昏と哀愁とろっけんろーる
※ちょっと写真が暗いのでリハの時のスリーショット。


そんなLIGHTMOTIF、実はレコ発ライヴでした。
ジャケットが超格好いいので、手に取ってそして
戻して…もう一回手に取って、また戻して…みたり
うっかり購入したりしてみてください。

皆がCDを買ってくれるときっと次のライヴの
モチベーションになると思いますので
ヨロシクお願いします。

曲の出来は、客観的に良いですよ。
歌が弱いのですが、改めて歌詞カードを見ながら
聴くといい歌詞もあるので、是非お試しを。

<LIGHTMOTIFセットリスト>
01.EMOTiON
02.Love howling→liberator
03.君色に染めて
04.Now,run to your future world.
05.Never miss “PROMISE”!
06.Up brightness
07.X'mas labyrinth
08.One of the pure knight's stories
09.That's life   #with 金子(key),高橋(Sax)
10.Twin hearts beats


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