le ciel de lorraine -3ページ目
幼稚園で
最後にいただいたプレゼント。
1つずつ開けてみたら。。。
こんなにたくさんの
地元グッズ!
強烈な地元愛が
凝縮された品々が
温かくて 嬉しくて 微笑ましくて。
忘れないでね という
メッセージを
受け取った気がします。
中には私の住む
村の本まであってビックリ。
この村で本が作れたとは。。。
見慣れた石畳の
古い曲がりくねった道の
60年前と現在の
風景写真が掲載されていて
その変化のなさといったら。
この先いつかまた
この村を訪れたとしても
拍子抜けするくらい
変わっていないんだろうな
そう確信したのでした。
アールヌーボーの芸術家
エミール・ガレの
デザインをレプリカにした
キャンドル立てもいただきました。
引越し先で
火を灯すのが楽しみです。
先生から子供達に絵本も。
『ピエールとおおかみ』。
3月に年長組で
このお話を観劇する予定になっていて
参加できない娘と息子のために
絵本をプレゼントしてくれたのです。
フランス語を忘れないようにと
朗読CDもついていました。
添えられたメッセージは
『日のいずる国での
素晴らしい日々を願っています』
という言葉で結ばれていました。
そうだ。
日のいずる国に帰るんだ。
別れ難くても
ずっとは留まれないのです。
それは確かだから
今はお世話になった人達に
いっぱい感謝して 感謝して
しっかり前に進もうと思います。
子供達に
クラスメイト全員からのプレゼント。
個性溢れる
絵とメッセージの文集です。
男の子からも女の子からも
娘には女の子向けの絵がいっぱい。
息子には
男の子向けっぽい絵がいっぱい。
2人は嬉しくて
1枚ずつじっくり眺めていました。
宝物をもらったね。
そしてこの晩
娘にせがまれて
フランス語で書かれたメッセージを
1つ1つ読み聞かせました。
大好きだよ
またきっと会おうね
忘れないよ
またいつかフランスに来てね
などなど。。。
素敵な言葉がいっぱい。
心のこもった
ページのすべてに
1人ひとりの顔が浮かびました。
それを聞いていた娘を見たら
目にいっぱい涙を溜めていて
もう会いたくなっちゃった
と 言いました。
たった6歳でも
切なさからこんな風に
静かに泣くのだと知りました。
気持ちが伝わり合う って
こういうことを言うんだろうな
心の奥まで
そう感じる出来事がありました。
幼稚園で最終日。
娘と息子のために
お別れ会を開いてくれました。
普段
転校していく子がいても
言葉を交わすくらいの
シンプルな別れなので
先生と父母の方々の協力で
わざわざ用意してくれたことが
本当にありがたく感じました。
先生にお礼を言うと
みんなが大好きな2人に
フランスの幼稚園の
いい思い出を最後まで
沢山持って帰ってもらいたいのよ
と 言ってくれました。
そして
私の手作りギフトを
とても喜んで
受け取ってくれたのでした。
夕方。
最後のお迎えに行ったら。。。
年少組からお世話になった
先生方が全員で迎えてくれ
たくさんの
パパママと子供達も帰らずに
待っていてくれて驚きました。
両手に抱えきれないくらい
多くのプレゼントをいただいて
元気でね
がんばってね
忘れないでね
温かい言葉をいっぱい
かけてもらって
私は感激してるのに
『Merci(ありがとう)』を
繰り返すばかり。
上手に言葉で返せないけど
胸がいっぱいになって
涙が溢れ出ました。
不安と緊張の中で
溶け込もうと心がけてきた日々は
こんな場面につながっていたのかと
想像もしてなかった
温かくて愛情いっぱいの別れが
幸せすぎて 幸せすぎて
日本語だったとしても
言葉が浮かびませんでした。
先生も周りの人達も
笑顔なのに涙が浮かんでいて
2人は本当にいい子達よ。
優しくて落ち着いていて
お勉強も遊びも
とても頑張ったのよ。
誰からも好かれた2人だから
日本に戻っても
きっと何も心配いらないわよ。
娘と息子を何度もいっぱい褒めて
みんなが大きな『Bisou(キス)』を
してくれたのでした。
小さな村に昔からある
アットホームな幼稚園。
遠く日本からやってきた
双子の2人を
フランスの子供と比べて
できないことを見るのではなく
できることをちゃんと見て
けれども特別扱いもせず
誰もが仲間として受け入れて
今までずっと見守ってくれました。
感謝してもしきれない
多くのものをいただいてきました。
いつも
言いたいことの10分の1も
言えない思いでいたけれど
気持ちが通じ合う
この感じを
ずっと忘れないと思います。

