久々のブログです。 | 夫が肺癌、そして膵臓癌になりました。

夫が肺癌、そして膵臓癌になりました。

夫がまさかの肺癌告知。そしてその4か月後には膵臓癌が発覚。
だけど絶対に治す!病気なんかに負けてたまるか!

ここ最近は仕事とアパートに戻った娘、孫の入浴など自分の時間が取れないほど忙しい毎日でした。

夫は私が出掛ける朝8時にはまだねています。
帰るのは夕方6時頃!

それから大急ぎで夕食の仕度をして夫の分をテーブルに置き、娘と私の夕食を持ってご飯の前に赤ちゃんをお風呂に入れて、帰って来るのはいつも夜の10時過ぎ、夫はおきているときもあれば寝ている時もありますが、ほとんど夫と過ごす時間をとれないので、昼間の様子が解りませんでした。

この頃、食欲がなくなってきたのはわかっていましたが、私に心配させまいとかなり我慢していたようです。

昨日は受診日でしたが、それまでの間
一度だけ痛みがひどく緩和ケアの先生から痛み止めの薬を増やしていただきましたがあまり改善されていませんでした。

昨日は2月に入院した胃潰瘍を見るため胃カメラと血液検査、肺癌の呼吸器内科、膵臓癌の消火器内科、緩和ケアの受診と午後の2時になってもまだ終わらず、さすがの夫も腹が減ったなー、大丈夫か?
私のお腹を心配してくれましたが私は11時頃、夫が胃カメラが終わり眠っている間に売店でおにぎり二個をしっかり食べちゃいました。

消火器内科の先生はこれまでの先生が転勤された為、新しく診ていただく事になったとても若い先生でした。
診察室に入るとまずは先生から自分の自己紹介とこれまでの担当医だった先生から全て引き継ぎをしていることなど説明してくださり、次は私を見て

あのー
お二人のご関係は?

と聞いてきました。

夫が家内ですと言うと、とても驚かれ失礼致しました。
とてもお若いので娘様かと…
・・・・・
私は何と答えていいのか!
まさか親子に見られるなんて✨

夫は食事も取れず前回よりかなり体重が減りガリガリで一気に老け込んでしまい、私は年齢よりいつも若く見られます。

でも親子に間違われるとは…

とても複雑な気持ちでした。

昨日の検査結果でしたが、肺癌はそれほど大きな変化はなく、次回は三ヶ月後でいいでしょうと言われましたが、肝心の消火器内科ではかなり厳しい事を言われました。

胃潰瘍は治っていますが膵臓癌の主要マーカーが前回より三倍くらいの速さで急激に上がっているし、何よりも痛み止では対応出来ない辛さがお腹の周り全部と特に腰痛が酷く夜も痛みで眠れないようです。

朝私が出勤するときはまだ寝ているし、昼間の様子もあまりわからなかったのですが、もう階段の上り降りも苦しいようです。

消火器内科の
先生と緩和ケアの先生から、この状態で良く家で頑張って来られましたね。

他の方はこの状態ならとっくに入院していますよ。

今日すぐに入院しましょうと言って頂きましたが、夫はまだ家で頑張りたいといいます。

何度も話し合い、昼間長い時間一人で過ごすことや、急変したとき、何よりも奥さんが一番辛い思いをするんですよ。
病院なら人目もあるし、奥さんも安心されるでしょう!
入院しましょうと何度も説得してくれてようやく入院することになりました。

遅い時間になりましたが、家に入院の準備に戻り、夫のいないいつもの座っている椅子を見ながら、もう二度と戻って来ることはないかも知れない。
そう思うと自然と涙があふれ、こんな事ならせめて晩ごはんだけでも一緒に食べておけば良かったと後悔しましたが、いつかはこの日が来ることも心のどこかで覚悟はしていましたが、出来るだけ考えないようにしていました。

夫はせめて後二週間時間を下さいと先生にお願いしていましたが、私がいない昼間の時間帯の事を心配してもしも…ですよ。

奥さんが帰られてご主人が亡くなっていたら、辛い思いをさせることになるんですよ!

救急隊がきたら心臓マッサージ、太い器官を喉に通されて辛い思いをしますよ。

今の状態で一人でいるのは無理ですよ。
先生方の強い説得で仕方なく入院しましたが、先生のお話しを聞いていると夫にはあまり時間が残されていないなと思いました。

家のローンや生活の為に仕事に出ていましたが、さすがにこれからは残された時間を少しでも二人で過ごしたいと思い、今日は仕事を休ませていただきました。

娘たちと話し合い来月は仕事はお休みして夫の側にいるつもりです。