ということで、2003年のスケート・カナダSPの演技、解説は声から
トレイシー・ウィルソンかと。

 

(いつもどおりの意訳と聞き取り間違い、スペルミスあしからず。)

 

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T: トレイシー・ウィルソン

 

M: 16才、来月17歳になります。太田由希奈選手はジュニア世界女王です。

T: 彼女のシニア・デビューに、曲は『ピカソ・ダンス』で滑ります。

(3Ltz-2T)
T: まずコンビネーション…素晴らしい3Ltzに、深い膝の使い方で2Tを
つけました。膝を多用して、柔らかく氷上を流れてジャンプも着氷します。

(3F)
T: 3Fです…非常に落ち着いてますね。彼女の初シニアの国際舞台に
なるのですが。

M: でもジュニアのランキングでは、去年出た大会の全てに勝ってます、
世界ジュニア選手権も含めてね。日本のフィギュア女子は層が厚い…

(2A)
T: 2Aの着氷時にまた深く膝を曲げました。非常に優雅で柔らかい、
ブレードのコントロールが見事ですね。

M: 16才ですが、引き付けられる存在感です。

T: このプログラムの振り付けで、インスピレーションになってるのは
伝統的な日本の舞踊。なので、彼女は非常に伸び伸びと滑ってます。

[End]
T: パフォーマンスの全てにおいて非常に出来が良かったです。
素晴らしいフットワークに卓越したスケート技術、振り付け。更に
ジャンプも揃いました。

M: 皆さん、彼女の名前はユキナ・オータです。何というシニア・デビュー・・・

M: ...ここにいる皆があのコは誰だ?って言ってますね。

T: ジャンプは全て降りました。その他のエレメンツであるスピンやフット

ワークはそれほど難易度は高くなくて、殆どがレベル1、レベル2が1つ。
でもユキナの技の質は高得点で、プログラム・コンポーネンツもです。
力みのない滑りからスピードを加速し、美しい膝の深さで、彼女はまるで
氷上を浮いているかのようで非常に華麗なスケートでした!素晴らしい
!!

[得点表示]

T: うぁお!!

M: おおー、見てください!この得点!!

T: そう、これが新しい(採点)システムの仕組みです。スケーター達は、
積み重ねてきた演技の実績にクレジットが与えられるまで、何年も
待つ必要がなくなりました。

M: わぁ、ミシサガにて太田由希奈選手、素晴らしい結果です!

 

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フィギュアの新採点法は、2003-2004シーズンのISUグランプリシリー
ズから試験導入されて、2004-2005シーズンより正式に導入された。
丁度試験導入の時でした。

 

濱田美栄コーチが若い~!!そして、確かこの振り付けはトム・ディクソン。
宮原知子選手の振り付け師ですよね。

 

ジャンパーじゃなくても、というか16歳の年齢だとジャンプをバンバン
跳んで後は中身がないなーという印象の選手が多いのに、彼女の
演技はそれ以外で非常に惹きつけられるもの。あとバレエで培った
ポジショニングの美しさよ・・・

 

怪我が本当に惜しまれる・・・

 

(画像は動画のキャプチャなので荒くて残念…)