とりあえずもう一度「グラスホッパー」を読みたい。

王子がサイコーにむかつくのだけど、
もう、これで既に伊坂ワールドに入ってるのだね。
こいつにいらだちを感じながら、
最後まできっちり読ませる。

他の人達は物騒な仕事なのに、
妙な人情味に溢れてる。

天道虫のツキのなさは、天才的で、
しかもそれを本人は自覚していて、
伏線(予防策?)を貼りまくる。
それでも「だからイヤなんだー」とか言わされてしまう、
かわいそうな子。
でもヒーローでしょ、この人。

檸檬と蜜柑も、いいコンビ。
ずーっと「きかんしゃトーマス」の話をしている。
檸檬はほんとにかわいい。

他も木村とかその両親とか、
「グラスホッパー」のあの人とあの人とか、
出てくる人物全員おもしろすぎ。
一冊の本に、こんなに出して大丈夫??

とにかく新幹線の中だけで、
あれだけ話広げて最後にギュッとまとめるのはさすが。

「グラスホッパー」を読んでおくのはもちろんだけど、
トーマスの「じこはおこるさ」という歌を聴いておいたほうが、
たぶんいいと思う。


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