立て続けに姫野カオルコさん。
昨日のとは全然違うタイプ。

田舎であることもあって、
「女は結婚して家庭に入ってこそ幸せ」と、
考えられていた時代。
舞台は昭和30年代から50年代なので、
都会ではそんなこともなかったのだろうけど。

実家では「美人の妹の、パッとしない姉」扱いなのだが、
東京では「きれいな人だった」。
これが価値観の違いなのだろう。

予想外のラストだった。
これでほんとうにいいの?と思った。
泉は幸せだったのか?
「幸せそうに見える」よう努めていたのだろうか?
それとも気配を消していたから、
幸せかどうかもわかってあげられなかったのか?

後半、小口が出てくるあたりから、
なぜか胸にグッと来るものがあった。
特に何気ないシーン(ポテトサラダとかラジオ)なのに、涙が出そうだった。
それは、わたしも泉が幸せそうに見えたからなのかもしれない。

良作でした。
再読したい。

リアル・シンデレラ/姫野 カオルコ
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