児童文学出身ということで読みやすい。

帯には「弟が病気に」と書いてあるので、
不治の病にかかった弟と本当の父親を捜す、
ケータイ小説的なハートウォーミングストーリーかと思ったら、
まったくそうではなく、病気も大したことないのが大変良かった。


今時っぽい女子高生・アヤはちょっとやりすぎかと思うが、
イケメン羊谷がバーチャルの世界にハマってしまうのはおもしろかった。

主人公がいちばん地味というのも、おもしろい。
かってにまわりがぐるぐる動いていく、そんなお話。
ちなみに長嶋有の話は、全員が地味だ。





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