Shran Andria のメモちょう。 -45ページ目

Shran Andria のメモちょう。

思いつきです。
笑ってご容赦を・・・

第十章 これがはじまり

ジャメルが戸を閉めると、部屋の空気が変わった。
ジャメルも席に着いた。

シヨウは、二人を交互に見てこういった。

Si「とても、驚くであろう話をしす。」
ジャメル(以下Gy)「わかります。とても不思議な人生を送ってます。」
シュランはついていけなかった。
Sh「謎は、多い。だが不思議ではない。」

Si「本当にそうかしら?
  あなたが、かつてのアンドリア軍を指揮するに至ったのは?」
Sh「トラフルダの戦いで、ラムラン軍を後退させ、彼らの進軍を食い止めた戦果による。」
Si「あの時、なぜラムラン軍は後退したの?」
Sh「わが軍の勢いに押され、彼らが撤退した。」
Si「あなたの軍は勝っていた?」
Sh「明らかに兵器に差があった。われわれの兵器は10年遅れだった。」
Si「もう一度聞くわ、なぜラムランは撤退したの?」

シュランにその時の記憶がよみがえる。
明らかに劣勢だった。アンドリアの武器では彼らの鎧を覆う電磁予備シールドに
傷を付けることさえできなかった。
シュランは、いつ撤退の指令を出すかだけを考えていた。
他のアンドリア部隊は早々に撤退を始めていた。
自分の第七部隊も撤退のタイミングを見計らうだけだった。
総帥からは、撤退の指示は出ていない。
自分の判断で、部隊の運命は決まる。早く撤退指令を出してくれ。
そう考えるのが精いっぱいだった。
シュランは催眠術が解け、現実に戻ったかのように、つらくて、苦しい気持ちにな
った。

Sh「ラムランが撤退する理由はなかった・・・。」
Si「そう、あの時、国王と総帥はラムラン帝国の中心地にいたの。」
Sh「なんだって?・・・。」

シュランは動揺を隠しきれなかった。

Gy「そうよ、あの時父はラムランに行っていた。」

シヨウは、話をつづけた。
移民してきた、ラムランのギャグロン提督は、とある周波数の信号をアンドリアの城に向けた。
その時、城にあったビーコンは光り始め、ある文字情報がホログラム投影された。

そこに書かれていたのは、兄弟よ、我々は、母星の管理者だ。下記に従って生き抜くのだ。

かつて、内戦で星全体が滅ぶ寸前まで来ていた時、評議会は以下のことを決定した。
・遺伝子操作を行い、Aタイプ、Bタイプ、Cタイプのグループを一万人づつ隣の星
へ送り込む。
・Aタイプをアンドリア人 協調性をコアにおく集団。
・Bタイプをラムラン人  競争心をコアに置く集団。
・Cタイプをピローゲン人 ・・・・・・・・・・・・
・C,A,Bを10年おきに隣の星へ移住させる。
・そして、アンドリア人と、ラムラン人は、同じ社会の中で、新しい文明をつくる。
・この実行には手順がある。詳細は添付ファイル参照。

シヨウはそこまで話し、アンドリア人には、脳波を受信する機能があり、協調にはしる。
なぜ、ジャメルの施策が成功したかのかを明かした。

Gy「私が考えたことは、どんどん実現していった。でも、その陰には、シヨウ、常にあなたのささやきがあっわ。」
Si「さすがね、ジャメル姫。あなたには、受信能力以上に送信力があった。国を統一するには最適だった。」
Sh「わからんなー。」
Gy「そうよ。あなたは、遺伝子操作がうまくいかなかった、いわば不良品よ。しかし、一時的に国境警備をさせるには最適だった。いくらかの闘争心がなければいけなかったからね。」
Sh「俺は、受信能力の低いポンコツだったわけか。」
Si「そう、これから国境を取り去り、ラムラン帝国人をジャメルが操ります。」
Gy「ところで、シヨウあなたの正体は?」
Si「巫女様とでも呼んで。」

シュランと、ジャメルは顔を見合わせ、こういった。
Sh「アンドリア星は舞台、」
Gy「そして、アンドリア人は、シナリオで動く、」
Sh「みな役者。」

シュランは、そう言うと、脱兎のごとく部屋を飛び出し、走り逃げた。

シヨウは、小笑いして、こういった。
Si「やっぱりあわて者ね。私が、"あなたはもう不要よ。"と言うとでも思ったのかしら。違うのよ、ジャメル、彼と協力して、アンドリアとラムラン再統一を行って。」
シヨウは続けた。
評議会が考えたのは、一度人格を分離して、新しい社会を作ることで、異種を再統合して、強い社会基盤を作ることだった。
シヨウは、それを知った上でジャメルの側近としてこの任務にあたっていた。
Si「私が教えられたシナリオはここまで。あとは、ジャメルに頼むわよ。」

ジャメルは、再び、大きな仕事に取り掛かる決心をした。

シュランは、半泣きで走っていた。
Sh「俺は不良品だーー。」

ジャメルとシュラン 完

アンドリアとラムラン第一話に つづく。

エピローグ
ジャメルとシヨウは街を歩きながら、座銀の是正堂パーラーを目指していた。
Si『これを受けとって。わたしは、ここをはなれるわ。』
Gy『通信機ね。』
Si『本当に困った時に、連絡して。亜空間通信は、カラシア星のローミング使ってるから、通信費がメチャ高いの。』
Gy『わかってるゎ。』
Si『ところで、久々に、仲良しのリザに会ったら?』
Gy『本当はね、あの娘、あんまり好きじゃなかったの。それより、是正堂パーラーのイチゴパフェ、イチゴがハ-卜の形になってておいしいのよ。』
Si『御主も悪よの~。』
Gy『あなたこそ、シュランを不良品とか言って。彼程、受信能力過敏な人はいない。逐一、彼を操ってたくせに。』
Si『ちょっと性格まで、変えちゃった。男は真面目で少しアホなのが一番。かわいいわよね。彼。』
Gy『え~歳上なのにかわいいって~』
Si『男は何時も女の手のひらの上よ。』
Gy『でも、飛び出して行っちゃたけど。』
Si『お腹がへったら、近所のソコイチでカツカレーに目一杯辛味パウダーふって食べてるわよ。』
Gy『そうね。きっと。♡』

本当の終り・・・。

謎は残る。
なぜ、アンドリア人の顔と、ラムラン人の顔の色は違うのか。
鬼才 スリーブ・ナットはどうなったのか?
オトノの話はなんだったの?

作中のシュランが悪いわけではなく、
作者の私が、居眠りをしながら書いたせいでもあった。
でも、物事、きっとどこかでつながるものですよ。

ちょっと疲れたので、少ししたら、また再開。

作者、大台にのった夜。