尿素の結晶を作る実験考察編です。
水に尿素、せっけんのり(PVA)、洗剤、ジフ(洗剤)を入れて放置すると結晶化する実験。
いつも通り「実験方法」「結果」「考察」をノートにまとめます。
今回は見た目のインパクトが大きい実験だったので、写真もペタペタ。
気づいたことに「尿素水を混ぜると泡が出てきた!」というのがあり、洗剤入れているからそりゃ泡立つよ…と母は思うのですが、子供的には発見なのでしょう。
ちょっと「うーん・・・そこ?(; ̄ェ ̄)」と思うことでも自分で気づくことが重要、いつかきっと自分でもっと気づいてくれるはず、と信じてゆっくり待ちます。
大人側から見れば「温度が下がると尿素解けないね」とか「絵具入れると結晶ができにくくなるね」とか言って欲しいところですが。そこは大人の事情なので、ちょっぴり誘導しつつ考えさせ、考えるコツや見るポイントを体得していけるようにします。
ちなみに水はすべてなくなってしまっていたので、尿素の結晶は水和物なのかなーと思ったり。
◆今回の実験のウラガワ(?)◆
尿素は水に溶かすと吸熱反応を起こすので、湯に尿素を入れるとあっという間にぬるくなります
そして溶けなくなる…!ので、湯せんが必要でした。
それから今回の実験で「水に尿素を入れるだけじゃダメなの?」と思って、主人に聞いたらそれぞれこんな役割があったそうな。
◆なぜPVA(洗濯糊)を入れるのか?
→結晶化した尿素は非常にもろいため、PVAで固定して崩壊を防止。確かに非常に脆く、パサっとした感触でした。
◆ジフはなんで入れないといけないの?
→結晶を作る際は「核」が必要。研磨剤のツブツブに尿素がくっついて結晶になるから。
というわけで、歯磨き粉でもゴマでも代用できるのかも。(さすがにゴマはきつそうだけど)
ちなみにジフはおなじみ、研磨剤のジフです。
◆洗剤は何のため?
→界面活性剤として。ジフ・PVAと水を混ぜるためですね。
私は元々実験は苦手なのですが、最近はちょっと楽しくなってきました。見た目が派手な実験は楽しめますね