2回目のギリシャからは美しい海と景観が人気のエーゲ海最大のリゾート地と中世より栄えた修道院をお届けします。
まず高さ400mの岩峰の頂に建てられた素晴らしい修道院「メテオラ」から紹介します。
メテオラとはギリシャ語のメテオロスからつけられて「中空の」を意味する事からまるで宙に浮いてるような幻想的な光景と見る者を驚かせてしまう。
どこの遺跡などでもそうだが高い場所=神に近い所と昔より崇められ、このメテオラでもより神に近い場所として修道士たちによりこの困難な場所に建てられた。
このメテオラでは現在でも厳しい戒律を守りながらむかしと変わらない共同生活が送られている。
場所が場所だけに立ち入るにはロープが張られたところを小さな1人乗りのゴンドラに乗り移動するのだ。
高さ534mにあるメテオラ最古の修道院「メガロメテオン」には博物館や図書館がある他に亡くなった修道僧たちの頭蓋骨がズラリとならび保管されている。
サントリーニ島
エーゲ海最大のリゾート地のサントリーニ島は「世界で最も美しい島」と言われるほどの絶景地だ。
断崖絶壁の上には真っ白な家々やドーム型の青い屋根の聖堂が建ち並び美しいエーゲ海とともに見事な景観を見せている。
島には単なるリゾート地というだけでなくクレタ島とともにアトランティス大陸の伝説にも大きく影響したと考えられている。
またヨーロッパ最古の文明と言われるミノア文明の大規模な遺跡などもありリゾート以外にも楽しめる島だ。
スタヴロニキータ修道院
ギリシャ北東部にあるアトス山はエーゲ海に3本の指のように突き出た半島でそこにギリシャ正教の聖地スタヴロニキータ修道院がある。
その岩肌に突き出た場所に建てられたこの修道院もメテオラと同じく今でも厳しい戒律に基づいた宗教的日課がこなされている。女人禁制はもちろんの事、男性でも入山許可が必要。
ゴンドラのメテオラに対しこのスタヴロニキータ修道院に立ち入るには陸からは不可能で船で入るしかない深く険しい森の中にある。
オシオスルカス修道院のモザイク画
次のはダフニ、オシオスルカス、ネアモニにある修道院群だがこれら3ヵ所は場所はバラバラだがビザンティン帝国が最も繁栄した11世紀に建造された修道院だ。
1つだけポツンと離れたトルコ国境近くのヒオス島にあるネアモニ修道院は当時追放されていた皇帝候補が帝位に就くと島の2人の修道院が予言し、それが見事的中して帝位に就いた皇帝によって2人のために建てられた修道院。
写真のオシオスルカス修道院にあるモザイク画は非常に見事で一見の価値がある。他にも見事なモザイク画やフレスコ画があるのがこの修道院群の特徴でもある。
ちなみにこのオシオスルカス修道院はデルフォイ遺跡の近くにあり、もう1つのダフニ修道院はアテネの近くにある。
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