妊娠中は、おなかの赤ちゃんのために、そしてママ自身の健康のために、日々の生活でいくつかの注意が必要です。主なポイントをご紹介します。
1. 飲食物に関する注意
避けるべきもの・控えるもの
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タバコ・飲酒(アルコール)
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奇形や発育障害、早産、低体重児の原因となるため、妊娠全期間で完全に禁止です。受動喫煙にも注意しましょう。
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カフェイン
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コーヒー、紅茶、緑茶などの飲みすぎは赤ちゃんの発育に影響を与える可能性があるため、摂取量を控えめにしましょう(目安:1日1〜2杯程度)。
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生もの・非加熱の加工品
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食中毒や感染症のリスクがあるため、生肉(生ハム含む)、ナチュラルチーズ(非加熱のもの)、生魚(一部の水銀含有量が多い魚)、生卵などは注意が必要です。特にトキソプラズマやリステリア菌への感染を防ぐことが大切です。
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薬の自己判断での服用
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薬によっては胎児に影響を及ぼす可能性があるため、必ず医師に相談してから服用しましょう。
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積極的に摂りたいもの
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葉酸
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特に妊娠初期に重要で、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを減らすと言われています。
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鉄分
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貧血になりやすいため、鉄分の多い食品(ほうれん草、レバーなど)を意識して摂りましょう。吸収を良くするために、ビタミンCや酸味の強い食品と一緒に摂るのがおすすめです。
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バランスの取れた食事
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薄味を心がけ、塩分・糖分を摂りすぎないよう注意し、体重コントロールにも気を配りましょう。
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2. 日常生活・行動に関する注意
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激しい運動や体に負担のかかる動作は避ける
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重いものの持ち運び、お腹を圧迫する姿勢、腰を強くひねる動作、激しいスポーツなどは控えましょう。
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家事は無理のない範囲で続け、適度な運動(ウォーキングなど)は気分転換になりますが、体調に合わせて行い、不安な場合は医師に相談しましょう。
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体を冷やさない
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特に足元から体を温め、湯船にゆっくり浸かるなどして血行を良くしましょう。
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転倒に注意する
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お腹が大きくなるとバランスを崩しやすくなるため、ハイヒールは避け、転びにくい靴を選びましょう。
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長期間の旅行は避ける
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比較的安定した妊娠中期に短期間の旅行をする場合は、事前に医師に相談し、ゆとりのあるスケジュールを立てましょう。妊娠初期や末期は特に注意が必要です。
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体調が優れない時は安静にする
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おなかの張りや出血、痛みがあるときは、すぐに横になり体を休めましょう。頻繁に症状が続く場合は、かかりつけの医師に連絡してください。
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十分な睡眠と休息
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妊娠中は疲れやすいので、無理せず休息をとり、生活リズムを整えましょう。
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3. 健康管理・精神面での注意
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定期的な妊婦健診
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赤ちゃんの発育状態やママの健康状態をチェックするために、医師の指示通りに必ず健診を受けましょう。
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歯の健康管理
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妊娠中はホルモンバランスの影響で虫歯や歯周病になりやすくなります。これらは切迫早産のリスクにも関わるため、安定期に入ったら歯科健診を受けましょう。
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不安や悩みを溜めない
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体調の変化や出産への不安などで精神的に不安定になりやすい時期です。パートナーや家族、友人、医師や助産師に話を聞いてもらい、精神的なサポートも大切にしましょう。
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