「健康寿命」という言葉を聞いたことがありますか?これは、健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間を指します。平均寿命が延びる一方で、この健康寿命も一緒に延ばさないと、介護や支援が必要な期間が長くなってしまいます。
いくつになっても自分らしく、生き生きと過ごすために、今日からできる具体的な7つの習慣をご紹介します。
1. 適切な「運動習慣」を身につける
運動は、健康寿命を延ばすための柱の一つです。筋力の維持は、転倒予防や要介護状態になるのを防ぐ上で非常に重要です。
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有酸素運動: 息が少し弾む程度のウォーキング(速歩き)やジョギングを、毎日プラス10分から始めましょう。無理せず、継続することが大切です。
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筋力トレーニング:「貯筋」 を意識し、スクワットやかかと上げ運動など、下半身の筋肉を鍛える運動を取り入れましょう。足は「第2の心臓」とも呼ばれ、血流を助ける大切な役割があります。
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日常生活で体を動かす: エレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使う、通勤時に一駅分歩くなど、意識的に活動量を増やしましょう。
2. バランスの取れた「食生活」を心がける
食事は、病気やフレイル(虚弱)の予防に直結します。
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野菜・果物を積極的に: 特に野菜は1日350g以上を目安に摂取し、ビタミンやミネラル、食物繊維を補給しましょう。
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良質なタンパク質: 筋肉の材料となる肉、魚、大豆製品、卵などを毎食欠かさず摂りましょう。脂身の少ない部位を選ぶのがおすすめです。
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塩分・脂肪・糖質を控えめに: 薄味を心がけ、動物性脂肪の摂り過ぎに注意し、適正体重を維持しましょう。
3. 「禁煙・節酒」を徹底する
タバコは、がんや心臓病など、多くの生活習慣病の大きなリスク要因です。
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禁煙: 健康寿命を延ばすために、きっぱりとタバコをやめることが重要です。受動喫煙にも注意しましょう。
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節酒: お酒は適量を守り、飲み過ぎは控えましょう。
4. 質の良い「睡眠」と「休養」をとる
十分で質の良い睡眠は、心身の疲労回復に不可欠です。
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睡眠環境を整える: 快適な寝具や室温で、毎日規則正しい時間に睡眠をとりましょう。
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ストレス解消: 趣味の時間を持つ、親しい人たちと交流するなどして、ストレスを溜め込まず、上手に発散しましょう。リラックスできる時間を持つことも大切です。
5. 「社会とのつながり」を持つ
孤独は健康を損なう要因の一つです。社会的な活動や人との交流は、精神的な充実感と認知機能の維持に役立ちます。
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交流を大切に: 友人や家族との交流、地域のコミュニティーやサークル活動などに積極的に参加しましょう。
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趣味やボランティア: 自分の興味のある分野で新しい活動を始めるのもおすすめです。
6. 「定期的な健診・検診」の受診
生活習慣病は、自覚症状がないまま進行することが多いため、早期発見・早期治療が非常に重要です。
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健康診断・人間ドック: 毎年定期的に受診し、自分の体の状態をチェックしましょう。
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がん検診・歯科検診: がんや口腔内の健康も、健康寿命に大きく関わります。定期的な検診を習慣にしましょう。
7. お口の健康を保つ
食べる、話すといった日常動作を支えるお口の健康は、全身の健康と深く関わっています。
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咀嚼(そしゃく)力の維持: よく噛んで食べることは、認知症予防や消化を助けるためにも大切です。
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オーラルケア: 毎日の歯磨きに加え、定期的な歯科検診で虫歯や歯周病を予防しましょう。
健康寿命を延ばすことは、特別なことではなく、日々の小さな習慣の積み重ねです。無理せず、できることから一つずつ生活に取り入れて、いくつになっても活動的で充実した毎日を目指しましょう。