そらにみつ ~天満~-木戸&渡辺


CS朝日で放送されたGPシリーズのアイスダンス。
昨季は、元全日本優勝の木戸章之さんと渡辺心さんが交代で解説していたが・・・、
けっこうすごかった。

木戸さんは、最初は異常に緊張。しかし、やる気は満々。
木戸さんは劣っている部分については「練習が必要」とはっきりいい、好感が持てた。

渡辺さんはやる気なし(苦笑)。
悪いところは、悪いと言わず、「う~ん。」と(笑)。

パートナーについて、どちらも、ちらりと愚痴を言う。
・・・・お互いに不満があったんだね(苦笑)。


今季、GPシリーズ初戦のフランス大会では木戸さんが解説。
いやぁ、きっちり解説してくれました。
金メダル候補、カナダのヴァーチェ&モイアまで、基本技術が足りないとはっきり言ってしまいました・・・・。

案の定、次からは、本田武史さんが解説。
と言っても、彼は門外漢。
「スピードがありますね」とか「ツイヅルで乱れがありました」くらいしか言わない。
あとはだんまり・・・。
解説じゃないよね・・・。

そして、GPファイナルの後に放送されたカナダ大会のアイスダンスでは、
本田さんの都合がつかなかったのか、木戸さんが解説に復活。

まずい発言、てんこ盛り・・・。
一番まずいと思ったのは
「GPファイナルの出場より、調整を優先する選手がいます。」
これは、誰もが知っている事実であるが、テレ朝的にはまずいよねぇ・・・。
アナウンサーが「ファイナル出場をかけて」と煽っているのに・・・。
GPファイナルが終わってからの放送だったから、まだいいけどさぁ・・・。



木戸さんの解説は面白い。
元選手ならではの細かい解説がある。
来期も木戸さんの解説にして欲しいのだが、無理かもしれない・・・。

木戸さんは旧採点方式で育った選手なので、新採点方式で育った上位の選手を見ると、
基礎がなっていないと思うらしく、基礎練習が必要的発言をしてしまうのだ。

実際に、トリノ五輪銀メダルだったベルビン&アゴストは基礎がいまいち。
それが、昨季より木戸さん達のコーチだったリニチュクに師事し、いきなり基礎が上達した。
ポテンシャルが高いので、たった1シーズンで基礎が上達したのはすごいことだと思うが・・・。


アイスダンスは終わっていると思う。
基礎が出来ていないカップルが、トリノ以来、一昨季に大落ちするまで、ずっと表彰台に乗っていのだ。
異常なことだと思う。

上位の若手カップルに対しての木戸さんの褒め言葉は「新採点方式に対応しています」で・・・。
男女シングルみたいに褒めちぎらないと、テレ朝的には困るのだろう・・・。



ペアの解説は岡部由紀子(ISUジャッジ)と若松詩子。
岡部さんはすごい・・・。
フランス大会では、3番手のカナダのデュベ & デイヴィソンだけ異常なまでのベタ褒め。
「非常にお手本的な、素晴らしい教科書に忠実な素敵な滑りをします」
だそうな。
どっかのフェイク・クイーンのキャッチコピーかと思ったよ。

なんだかなぁ。
これは解説じゃないよね。
ただのヨイショだ。

フェイク・クイーンの顔芸ヨイショも飽きたけど、
有料のCSで、カネ払ってまで、ヨイショは聞きたくねー。


木戸さんは素晴らしい。
頑張れ、木戸さん~。

心配はしてますが、応援もするよ~!!!



木戸さんの解説で記憶に残っている面白い話を。
私の記憶なので齟齬の可能性があるのをお許しください。

現役時代の衣装はひどいなぁ、と思ってたけど、本人達も分かってやっていたそうで。
「目だってなんぼ、ですから、あえて、趣味の悪い目立つ衣装を着てました。」
だよねぇ・・・。
大変だったねぇ・・・。
アジア人ならではの悩みだったと思う。

「ロシアの選手はGPシリーズの初戦の少し前くらいにプログラムが出来、世界選手権、あるいは五輪に向けて滑り込んでいく。」
そーなんだよねぇ。当たり前だよねぇ。
ゴールはGPファイナルじゃないもんねぇ。
(それを知っているから、連盟は、某選手を初戦から2戦続けて出場させて、メンタルから潰そうとしたんだよねぇ。負けなかった彼女は偉い!)

「(ロシアのコーチはきついので)汚い話ですが吐くまで練習させられます」
・・・すごい。

そして、一番、驚いた言い間違いは「ソ連の選手は・・・」。
木戸さん、あなたは何歳なんですか(笑)?