フィギュアスケートを扱った映画で、一番のお勧めは「白銀に踊る」である。
(もっともフィギュアスケートを扱った映画自体、多くはないが・・・)

「白銀に躍る」(1961年)の主役はイナ・バウアー。
もちろん、あのイナ・バウアー。
相手役は、五輪でアルペンスキー回転・大回転・滑降の三冠に輝いたトニー・ザイラー。
イナ・バウアーは愛らしく、トニー・ザイラーは男前である。

非常にベタなラブストーリーである。

ミュージカルスターを夢見るフィギュアスケーター役のイナ・バウアーが「規定はやりたくない。私はフリー演技が好きなの。」という行が面白い。
彼女は実際に規定を苦手としていたので。

最後にアイス・ショーが繰り広げられるだが、今でも十分に通用するのではないかと思われる。
ショーで、イナ・バウアーがイナ・バウアーを披露するシーンは必見。

イナ・バウアーとトニー・ザイラーのコンビの2作目は「空から星が降ってくる」(1962年)。
1作目と比較すると、少し残念な作品。
明らかなる二番煎じで、1作目より内容が薄くなるというありがちなパターン・・・。


そらにみつ ~天満~-白銀に踊る



そらにみつ ~天満~-空から星が降ってくる