ネットで野球の話題になるとき、あらゆる場所でオカルト扱いされている指標、それは投手なら勝ち星と防御率、打者なら得点圏打率と打点ではないでしょうか。
それらの指標で優秀な成績を収めている選手を集め、チームを作って戦わせたらどれだけの成績を残すのか?
それが今回の検証です。

チームは印象より勝ち星の多い投手と打点が多い打者、防御率のいい投手と得点圏打率の高い打者の2つに分けて行います。



勝ち星&打点チームの打線と投手陣です。打線は1番梶谷と9番銀次の打点が60打点を越えています。
投手陣はトータルの勝ち星が76勝、強い(確信)
打線の援護を受ければ勝ち星の上積みも十分可能です。




防御率&得点圏チーム、チーム設定は勿論バント多用です。
一人でも走者が出れば二塁へ送り、打線の得点圏打率の高さを活かす事が基本戦術になります。
得点圏であれば単打マンの倉本ですら、.342の強打者へと変貌するのです。強い(確信)
投手陣は防御率は低いもののイマイチ勝ち星を伸ばせなかった投手で編成、そのせいか抑えは用意できませんでした。

ではこの2チームでペナントを回していきます。リーグはパ・リーグで行います。

まずは交流戦の結果から。Bが防御率チームでWが勝ち星チームです。↓



防御率チームがマジで強い(驚嘆)
ソフトバンクとゲーム差ゼロの、競って競っての2位です。
反対に勝ち星チームは勝ち星があまり伸びず12位。おかしい、こんな事は許されない…。
しかしまだまだ後半戦もあります、シーズンはこれからですよ。

ソフトバンクと防御率チームがペナントレースを争い、勝ち星チームもどこはかとなく盛り上げてシーズンは終了。その結果がこちらです。↓


あと一歩、あと一歩だったのに・・・。
しかし防御率と得点圏打率、バント戦術の意義は示せたと思います。
勝ち星チームは下位争いを抜け出せず7位に。やっぱり勝数と打点ってクソ指標だわ(豹変)

各チームの打撃と投手成績です。↓





初めに勝ち星&打点チームです。
覚醒した有原が獅子奮迅の活躍、そして突如現れたコネリーという謎の外人・・・。
打線は線というより点になってしまってバラバラですね。
1番今宮、2番銀次にして、5番にアマダーを据えればもう少し戦えたかもしれません。




続いて防御率&得点圏打率チーム。
先発陣は高い勝率を誇り、貯金を着実に積み上げていってくれました。
惜しむらくはリリーフ陣ですね、不動の抑えがいればリーグ優勝も夢ではなかったかもしれません。
打線は大島が出塁してデスパイネと阿部が返すという理想的な野球ができてますね。
しかし8番打者が76打点とは・・・、得点圏打率の威力恐るべし。


・今回の検証の結論

オカルトでも信じてみると面白い事が起きたり、起きなかったり。