さて、ようやくの到着です。
今回訪れたのは、埼玉県の北本自然観察公園というところでした。
園内の案内図があります。
公園の範囲は東西に弓形のようになっております。
ここに歩いてくるまでの地形の様子と図からすると、東側を上流にしてひとつの水の流れがあり、これに沿って池や湿地が形成されたひとつの谷間を園としたように見えました。
このあたりの地名が「荒井」となっていることからおそらく東側のどこかに湧水するところがあるのでしょう。荒川の川のへこみに対しての河岸段丘のふちがこのあたりなのでしょうね。
案内板

橋をわたってちょっと進んだところに建物があり、そちらで午後からの観察会の受付をしてもらいました。まだちょっと時間がありましたので、園内を散策することにしました。

建物のすぐ前の花壇には、ヌスビトハギがありました。
こんなふうに野草をピックアップしてあるのが面白いですね。(ここまでの道ではヌスビトハギは見かけておりませんでしたから、もしかしたらここでは珍しい植物になっているのでしょうか?)
ヌスビトハギの花壇

気ままに園内を散歩します。
看板が立っていて、草地を再生しておりますと書いてありました。
そうなのです、ぼくもそうだなあと思うのは、なんでもないような草地や湿地というのが現在は減りつつあるのです。
かつて屋根を葺いていた材を採るのに、各地に草地や湿地があって、定期で刈り取ることでそのままの草地の状態が長らく保たれていたものが、今は屋根を草で葺かなくなったことでだんだんと無くなっているようなのです。それと、そういった草地、湿地は住宅地として造成しやすいのでね、特に街近くのそういった土地はおうちが建つのですね。
草むらの再生

この日は快晴で、園内は暖かく昼寝をしたい気持ちでした。
雑木の道

こちらにも草むら。
草むら

周りの雑木林は、大きな木としてはコナラやケヤキを主体にしていろんなのが生えておりました。コナラの葉なども、山形のとはちょっと雰囲気が違っていたりして興味深いものでした。
これはアオキですね。
アオキ

クワ。山のクワか、野生化したクワかはわかりませんでした。
クワ

林床には、このササが多く見受けられました。後で、園の方へ聞くと、アズマネザサというササであるとのことでした。これは以前に那須で見たことがあります。雪の深いところには分布していないササのようです。
アズマネザサ

ニワトコにカマキリの卵が産み付けられておりました。
ぼくの背丈以上の高さに産まれてあったのですが、カマキリの卵の高さが雪の深さを示すというのはやはり迷信なのでしょうか。
ニワトコとカマキリの卵

暖かな陽射しに誘われてか、ナミテントウが日向ぼっこをしておりました。
ナミテントウ

このあとは水辺を歩きます。