昨日まで久しぶりに山に行っており、無事に帰っております。報告まで。

さて、道端では、イタドリの花が目立つようになってきました。
イタドリは雌雄異株とのことで、花の穂が横や下に垂れた感じは雌株のほうとのことです。
イタドリ 雌株

葉っぱの大きさは大人の握りこぶし大といったところでしょうか。
うちの近くにはもう一種類のイタドリがありそちらは人の顔より大きなくらいの葉っぱです。
イタドリ 葉
イタドリは図鑑によっては、かなり種類が多いですが、平凡社「日本の野生植物 草本」に記載には、イタドリとオオイタドリのふたつとなっていて、あとは亜種として文字のみの記載になっていました。

葉っぱのふちと、
イタドリの毛

茎に毛がたくさん。亜種として書かれている、日本海側に多いケイタドリというのがこれかと思われます。
茎の毛

図鑑の名前はイタドリですが、普段の生活上は、「どんげ」「どんげっぱ」「すかんぽ」と呼びならしております。どんげの名の由来はよくわかりませんが、すかんぽは、酸味があり、中空の茎のため折るとぽん、と音がするためでしょう。新芽を山菜として食べるところも多く、薬用にもなるそうです。イタドリの名も、あるいは、痛みをとる、ということがあるのかないのか?
うわさに聞くところでは、イギリスに渡り、外来種として繁茂しているそうで、あちらではまたの名をイビルバンブー(邪悪な竹)、だとか・・・。生えたと思ったらぐんぐん伸びる様子が竹に思えるのでしょう。

さておき、目立たない花ですが、虫たちは結構好きなようで、いろいろな種類の虫たちが訪れていました。こちらはコアオハナムグリのようですね。毛むくじゃらです。よく見ると眼の前方にも毛が。
コアオハナムグリ

付近を探してみると、花のつき方が違ったイタドリもありました。
花の穂が上を向いています。
イタドリ 雄株

ちいさいけれど、なかなかかわいらしい透明感のある花ですね。こちらが雄花のようです。
イタドリ 雄花

すこし後の日の出来事ですが、知り合いから、「とある資料館にある剥製の鳥がどうもカモらしいのだけれどとなんなのか見てくれ」とのことで見に行ってきました。
「カモらしいとなると、カモかもしれませんね」とお返事したのはいうまでもありません。
マガモ ♀
見に行ってみると、ははあ、これは・・・。
カモですね。マガモのメスのようでした。
しかし、ぼくは鳥はいまいち(ほとんど)自信がないので、フェイスブックでもって詳しい方に聞くなどすると、やはりマガモのメスで間違いないようでした。
こういった飾り用の剥製となると姿勢がちょっと変になり、色合いも変わってしまっておりましたから、すこし難しくなります。

トウホクノウサギの剥製もありました。こちらも体型が・・・。ほんとはもっと、しゅっとたくましい雰囲気のウサギなのです。これだとまみ(アナグマ)みたいなずん胴になってます。
トウホクノウサギ

ここの資料館は、ほんとは民具関係のほうが多いのです。
これはハエとりびん、です。上の口にふたをして、中になにか美味しそうなにおいのものを入れ、下の大きな口からハエが入ると出られない、という仕組みだそうです。
わが屋では、家の中のハエは、ウシを飼う方が減ってからはずいぶん少なくなりました。
はえとりびん

金かんじきと書いてあったものです。金は、ゴールドでなくカネ(金属一般)の意でしょう。
今で言うところのアイゼン、クランポン、ですね。どのくらいの時代にどの程度普及していたものかわかりませんでした。うちにはありません。
昔のアイゼン

昔の理科の教科書もありました。挿絵がなかなか詳細です。ほかのページも読んでみたいものでしたが、ガラスケースの中でした。
昔の教科書

帰り際、産直の売り場にキノコが入荷していました。
なんでしょ?これ?と聞くと、ホウキモダシというキノコだそうです。ハギダケ、ホウキタケ、ともいうそうです。色といい、形といいとても食われそうには見えませんけれど親しまれているようです。
ホウキモダシ

次は、久しぶりに行った釣りの様子を。