小屋に到着しまして、しばしのんびりと過ごしました。

小屋近くのところにあったコタヌキラン。今年になって最上川沿いでタヌキランを見ていたので、ああ、これがコタヌキランか、という具合でほかのスゲとはちょっと違うなと思って眺めたのです。
コタヌキラン

小屋の前でのんびりとしていると、カメムシが飛んできました。
おしりにはさみのようなのをつけています。
小屋番さんも近くにいて、その時点では名前の思い違いをしていて、なんだかテキトウな名前を教えてしまった記憶が・・・。
ヒメハサミツノカメムシ、のようです。
ヒメハサミツノカメムシ

手のうえをあちらこちらにちょこちょこと歩き回っておりました。
よ~しよしよし、の気分です。
よしよし

ムシトリスミレが花の時期でした。
ムシトリスミレ

周りの地面を見ると、昨年よりも株数が多くなっている気がします。
ムシトリスミレ増えてる

背中にやや緑色の光沢のあるコメツキムシがいました。ちょっと大きめです。
名前はわかりません。
コメツキムシ

自分でもなにをして過ごしていたものか忘れましたが(虫や草を眺めていたに違いありませんが)いつのまにか2時間近くをのんびりとして13時50分ほどとなっていました。
さて、帰りましょう。
山の神様、また来ます。
山の神様

大朝日の斜面もすっかり緑濃くなっていきますね。
緑の斜面

ヒナウスユキソウを全草を撮っておいて。と。こんなバッジがあったらよいなあ。
ヒナウスユキソウ

銀玉水上部の雪のところは、くつ底で滑り降りてあっという間に銀玉水。
ここに、小屋番さんが気にしていたミネザクラの不思議な実が。
ははあ、この株全体の実がこんなのが多くなっています。カビではなさそう、虫こぶみたいになったのかな?調べたもののまだわかりません。
銀玉水のところのミネカエデの実

Y字雪渓のよく見えるあたり。(翌週のたくさんで登った際の下山時にはここで奇跡的に晴れたのでしたね)
Y字雪渓

熊越えを過ぎ、巻き道の分岐。14時40分。
巻き道分岐

小朝日山頂付近にはミネザクラが残っているところがありました。15時08分。
ミネザクラ 小朝日

夕方近くなっていきますが、なにせ日没の遅い時期ですからね、急ぐでもなく足のむくままの下山です。
古寺山で15時48分。
古寺山

ヒメオオクワガタのメスがいました。オオとつくのに、ヒメとはこれいかに。
うひゃひゃ、とじたばたしております。
ヒメオオクワガタ メス

登山道上で踏まれてしまったりするのを時折見かけますので、岩の上に移動。
またね、丈夫なお子さんをたくさんお生みください。
ばいばい

ここからあまり写真を撮っておりませんでしたが、なぜだかかなりのんびりしていた様子です。
ぼくはこの間の時間帯、なにをしていたのだろう?
時間を細かく書いているものの、昔のようにメモに時刻を記録しているのでなく写真のデータから読み取っているので、写真を撮っていないとよくわかりません。
タゴガエルの声のするほうをじっくり探していたり、オトシブミが葉を巻くのを見ていたようなかすかな記憶はあります。

ずっと下ってカウンタで再びかんじょされたのは17時44分のことでした。
カウンタ

立派なヒメコマツ。
ヒメコマツ

古寺鉱泉に到着したのは18時になるちょっと前のことでした。
鉱泉に着

下りはずいぶんのんびりしたかなと思ったのですが、4時間くらいだったのですね。

というわけで、ヒメサユリの咲く前の大朝日へ行ったおはなしはおしまいです。