鳥原湿原に到着し、小屋へ向かって木道を歩いていると、道端の木の枝の先に、きらりと青く光るものが。
あらら、まあ、これはコルリクワガタ!
コルリクワガタ

やや興奮してしまい、一緒に歩いていたみなさんに、先に行ってもらうようにお願いして撮影しておりました。
実物はもっと美しいメタリックブルーなのですが、写真にははっきりと写りません。
近年になって、コルリクワガタの分類が細かくされる説が出てきて、山形の月山を標準採取地として、ユキグニコルリクワガタ、というのが報告されたそうです。(顕微鏡やらなにやらで確認しないといけないらしいですが)
コルリクワガタ 新芽と一緒
こんなふうに新芽にやってきて、葉にもぐりこみ、樹液を吸うんだそうですよ。

標本を作る方なら採集するのでしょうが、ぼくは生きているのを見るので充分なので、またね、とお別れしました。

鳥原小屋手前の水場で、一緒にきたみなさんと合流。
小屋の近くもまだ雪がありますね。
水場

雪の下からようやく出てきたマンサクは、ようやくつぼみがほどけつつあるところで、「先ず咲く」のマンサクでも、これは「コレカラサク」ですね。
マンサク

小屋の周りには、山の知り合いがあちらこちらに。
お隣のお隣の山岳会の好青年、地下足袋さん。この日も地下足袋でした。
地下足袋さん

こちらは、ハチマキさん。
山ウエアの襟元にちいさなコメツキムシがやってきていました。
山を登るハチマキさんの首もとを登るコメツキムシにとっては、ハチマキさんが山のようであったことでしょう。
ハチマキさんとコメツキムシ

神事は滞りなく執り行われました。今年の夏山もみなさまご安全にまいりましょう。
このあと、朝日山岳歌の斉唱があり、動画を撮ったのでしたが風の音ばかりが大きく載せるに耐えません。今度、お会いする機会のある方には、ぼくが歌って(音程とリズムがあやしいですが)さしあげましょう。
神事

今年のバッジは、紫色でした。
バッジ2014

神事の後、小屋に入って定例のお昼ごはんを。
あら、見慣れない虫がおりました。(いつもいるのでなく、偶然に入ってきたようです)
う~む、これはなんだろう?アブかハエの仲間のようですが、図鑑を見てもまったく見当がつきません。触覚が極端に短く(見えない)、全体に色素の少ない感じ。胸部の側面に黒い帯。脚には毛が多く生えています。
見知らぬハエの仲間

この日はお客さんが多かったのと、昼食後でややちらかっておりますが、鳥原小屋はまだ新しい小屋で、室内は綺麗、トイレは別棟で水洗になっています。(写真は二階の様子)
主稜線から離れているので、訪う方は少ないのですが、まわりのブナ林、湿原を眺めるのによい山と小屋です。
鳥原小屋内部

小屋の二階の窓からの景色。
のんびりゆっくり泊まって湿原のトンボを眺めて過ごしてみたいものです。
窓の外

お昼ごはんを済まし、晴れていることもあって、下山の前に大朝日岳を眺めに鳥原山山頂方向へ向かいました。
鳥原山へ向かう

今年は例年よりも残雪が多いようでありました。