やけどをした翌日の土曜のことです。
午後から、田んぼの水の見回りをして、そのあと街へ。

水路のネコノメソウは、猫の目になってきておりますね。
すき間に見える茶色の粒がネコノメソウのタネです。
雨が降ると、ここに雨粒が落ち、タネをまくのだそうです。
ネコノメソウ

木々の葉にいろんな虫たちが見えるようになりました。
ゾウムシの仲間、
ゾウムシの何か

これはハエトリグモのなにかしら。
ハエトリグモのなにか

こっちはハムシですね。ヤナギの葉によく見かけるハムシです。
ハムシのなにか

こちらもハムシ。
これもハムシ

虫たちの名前を調べるのは、なかなかに手間のかかることでして・・・。
わかるものはわかるけれど、わからないものはわかりません。

午後から街へ行ったのは、散髪のためでした。
しかし、この土日はたいへんに混雑している(床屋さんの言うことには、気温が上がるとお客さんが増えるんだそうです)とのことで、別の日にまた訪れることにしました。

近くの酒屋さんでたこ焼きを焼いてもらっている(酒屋さんの中に、たい焼きとたこ焼きのお店があるのです)と、たまたま知り合いがやってきていて、世間話をしながらたこ焼きを食べ。
たこやき

星好きの本屋さんにうかがってみると、本屋さんってば、最近になって(また)新しいカメラを買っちゃったんだそうです。
ちょっといじくらせてもらったり、設定を変えて撮ってみたりしました。
フジフィルムのカメラのミラーレス機だそうです。面白そうなカメラです。画もしっとりとしたというか、色合いの豊かな雰囲気でした。
星好きの本屋さんのカメラ

と、商店街に行って、買い物するでもなく数時間、世間話などをしているうちに日が暮れました。

翌日の日曜日は、街のほうの子ども会が、うちの栗の林によもぎを採りにやってきました。
ほかの場所でショウブを収穫して、ヨモギもあわせてショウブたたきという伝統行事をするのだそうです。ショウブとヨモギの香気で邪を祓うという行事だそうです。
梅雨に入るこの時期には、食べ物が傷んだりしやすく、雑菌もふえやすく、そういったものを香気で抑える、というような意味合いもあった行事なのでしょうか。
言い方を変えて、現代風に言うならば、アロマテラピの一種のようなものかもしれませんね。
よもぎ採りに
手に手に鎌やはさみを持ってヨモギを収穫していきます。
草刈り機で刈り払って草むらがすっきりするのもよいですが、せっかく生えた草なのですから、なにかの役に立つならそれがよいなと思います。

ヨモギの葉裏には、細かな白い毛が生えております。
ヨモギの背面

子どもたちが帰ったあと、集落の集会所の縁側のコンクリにちいさな赤い虫がちょこちょこしているのを見つけました。
赤いダニ

この赤いちいさな虫は、梅雨に入る頃にコンクリの場所などでよく見かけます。
タカラダニの一種だそうです。
赤いダニ アップ

ダニといっても、人を刺したりはしません。過去に調べたところによると、特になにか害のあることもないそうです。野外にいるのが多いダニなので、ハウスダストの原因になることもないでしょう。でも、不思議なことに、「不快害虫」というような呼ばれ方をしたりもするようです。
ゲジゲジやカメムシも「不快害虫」なんだそうですね。ゲジゲジなどは、むしろ人の利益にかなうような生態であるのが実際なので不思議なことです。

しばらくじいっと眺めてみましたが、何を食べて、どこから来てどこに行くのかまったく把握できません。ぼくにはわからないようななにか美味しいものがコンクリのあちらこちらにきっとあって、楽しく過ごされているのだろうなと思うだけでした。