ツバメがやってきています。ようやくうちの小屋の巣に入り住まうつもりになったようです。うれしいことです。
ツバメ

庭先で地面に降りていることもありました。
華麗に飛ぶツバメですが、地面の上はちょっと苦手なようです。
地面にツバメ

よくみるとシャープでりりしい顔立ち、頭のあたりは紺色に光沢がありました。
足にも毛が生えていてちょっとだけ猛禽類の雰囲気がありました。
ツバメアップ

マツの葉を拾いました。巣に持ち帰って敷くのでしょうか。今のところ、まだヒナの声は聞こえてきません。産卵は済んだのかな?どうかな?というところです。
葉をくわえたツバメ

通勤の途中の田んぼの土手にはいろいろな草が生えてきました。白っぽく見えているのはチガヤの穂でしょうか。
チガヤ

5月の薫る風にたなびく銀の穂。ほかのイネ科の草に比べたいへんにふわふわの穂は、子どものころにちょこっと特別な感じがしており、一本摘んではひらひらと振りつつ、それを眺めながら学校から帰った想い出があります。
銀の穂

山近くの道沿いのあちこちに咲き始めたブラシのようなウワミズザクラ。
ウワミズザクラ

この花は甘い香りが強く、普段は目立たずに雑木林のなかにいるわけですが、この時期になると、ああこんなに何本も生えているものだなあという具合に咲き誇っております。
風薫る5月の香りのもとのひとつなのでしょう。
香るウワミズザクラ

スミレもまたいろいろな種類が次々に咲く時期になっております。
道ばたに見慣れないスミレを発見しました。
さてはて?これはなんでしょうか。
ウィオラソロリア

ころん、としたシルエットで、全体が真っ白、花の中央部は黄色が入っています。
花の正面

まだ名のわからないスミレの仲間を調べる際には、いくつか撮っておくべき部位があります。
花の横から、距(花の後ろのふくろのところ)の様子、がく片の様子。茎の毛の具合。
ウィオラソロリア花横から

花のめしべの先っちょと花弁の内側の毛の有無。
これはめしべの先っちょが三角形になっていて、花弁の内側に毛がもっさり生えていますね。
花の奥

葉は、広げてみると三角形になっていました。
葉の形

葉の裏と茎の様子。
葉裏には葉脈上に毛があり、茎には立派な毛が密生していました。
葉裏と茎の毛

図鑑で見ていくと、どうもあてはまる種類のスミレがありません。
むむむ、こまった。
雰囲気としてなんとなく丈夫そうで、たくましい感じがしておりました。
さらに調べてみると、なるほど、Viola sororia(ウィオラ ソロリア)、または通称アメリカスミレサイシン、その白花のスノープリンセスと呼ばれるものに近いと思われるものにいきあたりました。
珍しいのがあった!と思ったら園芸種だったのですね。こういうときはちょっと残念な気持ちです。でも、名の通り白さの際だつスミレでありました。