今年の5月の大朝日岳行きも下山の時間となりました。

奥の院へお参りして下山します。
奥の院へお参り

小屋、さようなら。また来ます。
小屋 さようなら

銀玉水上部の雪がたくさん残ったところを下って行きます。
この場所は、7月まで雪が残るところです。
銀玉水を下る

一様な雪に見えても、ところどころにこんなふうな黒っぽい箇所があり、ここは表面のすぐ下が氷になっていました。結構滑ります。
危ない氷

足跡がありました。
指の数は・・・5本?かな?
タヌキの足跡くらいのサイズでした。ハクビシンかもしれません。
足跡

先輩たちが雪面にごろごろ転がっているのは、せっかくの山から帰りたくなくてだだをこねている・・・のではありません。雪の滑るところに来たので、せっかくだからピッケルで滑落停止の練習をしながらくだろう、という趣旨でした。
滑落停止訓練

銀玉水からちょこっと下。雪のためか、道の脇がずるっとずれていました。
いやはや、すさまじいものですね。果たして雪食地形というのはこうして作られていくのでしょうか。
道の脇の崩れ

こちらもそんな具合でした。
雪の残ったブロックは、前日とはまたちょっと違った具合になっていました。
はがれる雪庇

あ。
ショウジョウバカマがありました。前の日に通った際にも、咲いている花はないかとあちこち見て歩いていたのでしたが、気が付かなかったのでしょうか。それともこの日の朝にでもようやく咲いたのでしょうか?
ショウジョウバカマ

熊越えを過ぎ、小朝日岳へ登って行きます。
途中にちいさな常緑樹がありました。
あらら?これは?
クロベ 小朝日西側

葉を見るとクロベのようでした。
何度となく通っている道ですが、これまで気が付いておりませんでした。
クロベは御影森山や鳥原山方向へは生えているのを見ておりますが、ここにもあるのですね。
クロベの葉

小朝日へ登って行き、だんだんと体も温まっていきます。
南を見ると、神々しく飯豊の山々。
飯豊が見えた

この後、再び雪庇の上をふもとの春へと歩いて行ったのでした。