先週の金曜、4日のことです。たいへんに暖かだったのは、前の日の3日まで、この日にはだんだんとまた寒くなり、しとしとと弱く雨が降ってきました。
帰り道のことです。
道路に今年初のヤマアカガエルを見つけました。(同日にツバメが空に舞うのも確認しました)
うれしくなって撮影していると、次のクルマがやってきました。
まだ寒いためか動きはにぶく、後続車に踏まれてしまってはいけない、ということで急いで道路わきの草むらへ。おなかがぽってり、産卵場所に向かうメスでしょうか。

後続車が停車し、誰かと思ったら父親でした。
「なにをやっているのだ?おまえは」ということでしたが、小雨降る夜の道路で地面に座り込むようにしていたかと思うと、カエルを手に持っていそがしそうな息子。父としたら、困った息子だと思ったかもわかりません。
金曜の夜から風が強まり、翌日の土曜は朝から時間により吹雪となりました。
さらっとした冬の雪でした。気温も氷点下になっていて、数日前の20℃近い日から、0℃まで、寒暖の差が大きいです。

この日の午前中は、家の用事が立て込んでいて、あれやこれやの準備や掃除に片付け。
午後からは暇をいただきまして、山形市のほうへ。
久しぶりにお買い物でもしましょうかね、なんてことでした。
友人と待ち合わせて山形市あたりのとある駐車場へ着くと、ははあ、青空です。

待っている時間に、ちらりと本を。
この本は、友人からぼくの手元に巡ってきている本で、なかなか味わいのある一冊です。
どこのページでも、指のおもむくまま開き、詠み始めるでなく、読み終えるでなく。
開くたびに滋味深く、ははあ、なるほど。と思うような事柄がありますね。

近くに雁戸山。
雪はあり、険しさが怖ろしく寒さも厳しく見えますが、朝日連峰や月山のあの一面クリームで覆われたような雪深さではありません。山形の山でも、西と東、雪の具合に違いがあります。

あちらこちらの懐かしいような街並みを歩き、知らないお店に入ってみたりしながら過ごして、夕食は、ええと、また肉そばですね。メニュには、「でっかい肉そば」と書いてあり、二人前だそうです。手前がそれで、奥は通常のものです。

その後に訪れたのは、こんなところでした。
最近に山形にオープンしたものすごく大きなショッピングモールです。
この日はそもそもが、ここが一体どんな様子なのか一度見てみなくては、ということで出かけたのです。

いやあ、しかし大きいですね。
「商店街は歩かないといけないので、一箇所でまとまって買い物できるところがよいんだよ」
という意見を地元の方から聞くことがあり、また、こういった大規模店が既存の商店街が寂しくなる一因ではということを聞くのですが、このくらいの規模になると大きすぎて歩く距離は長く、店内だけでも商店街がいくつか入るくらいの大きさで、売っている品物の層などからは、高齢者の買い物にも、普段の買い物にも、あまり向かないのでないかと。なんとなく住み分けできるのでないかしらんと思うところがありました。
ここ10年ほどで、山形県内に郊外型の大規模店が相次いで開店しており、あと10年後にはどんなふうになっていくのか気になっています。
とりあえず、今回はたくさんの品物を見すぎて物欲がどこかに行ってしまうような具合でした。
明けて日曜は、昨年春に亡くなったばあさまの一回忌でございました。
雪です。
そういえば、昨年の葬式の日も雪が舞っていました。

法事の後、叔母が家の近くからふきのとうを採ってきて、ふきのとう味噌を作っていました。
叔母は、今は県外へ移り住んでいるのですが、そちらにはフキはあまり生えていないのだそうです。フキなどは、どこにでもいくらでもある、という感覚なのですが、ところ変われば生えてこないものなのですね。

叔母のふきのとう味噌は美味しいので、作り方を見せてもらうことにしました。
叔母が言うには、覚えるほどのことでもない、ということでしたが。
ふきのとうは、水洗いし、周りの土や汚れのある片を取り、刻んでいきます。

なるべく細かめに。
ふきのとうは刻んでいくと空気に触れて色が茶色になっていきますが、味には変わりないそうです。どのみち、このあと味噌と合わせるので茶色になります。

細かくなったらフライパンに油を適量ひき、細かくしたふきのとうを炒めていきます。
(ごちゃっとしたガス台ですみません)
火が通るにしたがって、ふきのとうの香りがふわんふわんと漂います。

ややしんなりとしたかな?というところで、味噌と砂糖をあわせます。
味噌の量は、お好みだそうですが、それがむつかしいのですよね。
分量にして示しにくいということでした。砂糖も適量、ですが、見た目は味噌の半分ほどでしょう。

砂糖が溶けてくると、全体につやっとしてきます。

焦げ付く前に火を止めてできあがり。

刻む前に一旦湯がくと苦味がやや少なめになるということもあるようです。
春には苦味のあるふきのとうが冬から春の体へ、目を覚まさせてくれるということを聞きます。
フキ自体は、実は弱いながら毒性があり、体質によっては影響があるかもしれません。
山菜全般がそうですが、それだけをたらふく食べるようなものでなく、その季節に採れるぶんだけ、美味しく感じる量を食べ、飽きるころには旬が過ぎている、そんなふうに季節の進みようとともにいただくものなのでしょう。友人から借りている本とちょうどおなじ具合です。
帰り道のことです。
道路に今年初のヤマアカガエルを見つけました。(同日にツバメが空に舞うのも確認しました)
うれしくなって撮影していると、次のクルマがやってきました。
まだ寒いためか動きはにぶく、後続車に踏まれてしまってはいけない、ということで急いで道路わきの草むらへ。おなかがぽってり、産卵場所に向かうメスでしょうか。

後続車が停車し、誰かと思ったら父親でした。
「なにをやっているのだ?おまえは」ということでしたが、小雨降る夜の道路で地面に座り込むようにしていたかと思うと、カエルを手に持っていそがしそうな息子。父としたら、困った息子だと思ったかもわかりません。
金曜の夜から風が強まり、翌日の土曜は朝から時間により吹雪となりました。
さらっとした冬の雪でした。気温も氷点下になっていて、数日前の20℃近い日から、0℃まで、寒暖の差が大きいです。

この日の午前中は、家の用事が立て込んでいて、あれやこれやの準備や掃除に片付け。
午後からは暇をいただきまして、山形市のほうへ。
久しぶりにお買い物でもしましょうかね、なんてことでした。
友人と待ち合わせて山形市あたりのとある駐車場へ着くと、ははあ、青空です。

待っている時間に、ちらりと本を。
この本は、友人からぼくの手元に巡ってきている本で、なかなか味わいのある一冊です。
どこのページでも、指のおもむくまま開き、詠み始めるでなく、読み終えるでなく。
開くたびに滋味深く、ははあ、なるほど。と思うような事柄がありますね。

近くに雁戸山。
雪はあり、険しさが怖ろしく寒さも厳しく見えますが、朝日連峰や月山のあの一面クリームで覆われたような雪深さではありません。山形の山でも、西と東、雪の具合に違いがあります。

あちらこちらの懐かしいような街並みを歩き、知らないお店に入ってみたりしながら過ごして、夕食は、ええと、また肉そばですね。メニュには、「でっかい肉そば」と書いてあり、二人前だそうです。手前がそれで、奥は通常のものです。

その後に訪れたのは、こんなところでした。
最近に山形にオープンしたものすごく大きなショッピングモールです。
この日はそもそもが、ここが一体どんな様子なのか一度見てみなくては、ということで出かけたのです。

いやあ、しかし大きいですね。
「商店街は歩かないといけないので、一箇所でまとまって買い物できるところがよいんだよ」
という意見を地元の方から聞くことがあり、また、こういった大規模店が既存の商店街が寂しくなる一因ではということを聞くのですが、このくらいの規模になると大きすぎて歩く距離は長く、店内だけでも商店街がいくつか入るくらいの大きさで、売っている品物の層などからは、高齢者の買い物にも、普段の買い物にも、あまり向かないのでないかと。なんとなく住み分けできるのでないかしらんと思うところがありました。
ここ10年ほどで、山形県内に郊外型の大規模店が相次いで開店しており、あと10年後にはどんなふうになっていくのか気になっています。
とりあえず、今回はたくさんの品物を見すぎて物欲がどこかに行ってしまうような具合でした。
明けて日曜は、昨年春に亡くなったばあさまの一回忌でございました。
雪です。
そういえば、昨年の葬式の日も雪が舞っていました。

法事の後、叔母が家の近くからふきのとうを採ってきて、ふきのとう味噌を作っていました。
叔母は、今は県外へ移り住んでいるのですが、そちらにはフキはあまり生えていないのだそうです。フキなどは、どこにでもいくらでもある、という感覚なのですが、ところ変われば生えてこないものなのですね。

叔母のふきのとう味噌は美味しいので、作り方を見せてもらうことにしました。
叔母が言うには、覚えるほどのことでもない、ということでしたが。
ふきのとうは、水洗いし、周りの土や汚れのある片を取り、刻んでいきます。

なるべく細かめに。
ふきのとうは刻んでいくと空気に触れて色が茶色になっていきますが、味には変わりないそうです。どのみち、このあと味噌と合わせるので茶色になります。

細かくなったらフライパンに油を適量ひき、細かくしたふきのとうを炒めていきます。
(ごちゃっとしたガス台ですみません)
火が通るにしたがって、ふきのとうの香りがふわんふわんと漂います。

ややしんなりとしたかな?というところで、味噌と砂糖をあわせます。
味噌の量は、お好みだそうですが、それがむつかしいのですよね。
分量にして示しにくいということでした。砂糖も適量、ですが、見た目は味噌の半分ほどでしょう。

砂糖が溶けてくると、全体につやっとしてきます。

焦げ付く前に火を止めてできあがり。

刻む前に一旦湯がくと苦味がやや少なめになるということもあるようです。
春には苦味のあるふきのとうが冬から春の体へ、目を覚まさせてくれるということを聞きます。
フキ自体は、実は弱いながら毒性があり、体質によっては影響があるかもしれません。
山菜全般がそうですが、それだけをたらふく食べるようなものでなく、その季節に採れるぶんだけ、美味しく感じる量を食べ、飽きるころには旬が過ぎている、そんなふうに季節の進みようとともにいただくものなのでしょう。友人から借りている本とちょうどおなじ具合です。