薬局の前に今は懐かしさを感じるようになった丸いポストがありました。
そのとなりに、象の像・・・。
ポスト ぞう

こんな看板も雰囲気がありますね。昔の看板はなんでしょう、深みがあるというか、渋みがあるというか。今は作ろうとしてもこうはならないような気がします。優等名酒芳醇無比東菊、であります。
芳醇無比
その下に鮮やかに赤い自動販売機があったりして、この新しいもの、ちょっと懐かしいものの混じったような対比がたまりません。

せっかく来たのだからなにかしら食べてみたいと思うものです。
歩くと、そこかしこにソースの香りがただよっておりました。
どんど焼き(ほかのところでは箸巻きと言ったりもするそうです)です。
小麦粉を溶いた生地に、焼きのり、青のり、えびの粉、魚肉ソーセージのかけら。
どんど焼き1

達人のおばちゃんが手際よく裏返していきます。お見事、お見事。
どんど焼き2

裏返したら、ソースをぴっぴっっと刷毛で落とし割り箸をぽんぽんぽんと置いていきます。
う~ん、手早い。
どんど焼き3

割り箸をしぱっと割って、すかさずはじっこを挟み、
どんど焼き4

こてで、くいくいっと、
どんど焼き5

くいくいくいっと巻いていって
どんど焼き6

ソースにどぶっと浸けて出来上がりです。
う~ん、そうですね。うちに持って帰ってじいさまにも食べさせましょう。
(じいさまは、あらあら、懐かしいね、と先っちょの数センチをもにょもにょと食べました。その後、じいさまの食べ残しは、弟が夕方に帰宅したら、このどんど焼きに目が無いものですから、しゅっと吸い取るように一瞬で平らげました。)
お土産

さて、帰ったら雪おろしの片付けの続きです。
ホルモン焼きやさんの角のナナカマドには、まだ実がついておりましたが、冬芽も立派に育っていました。山のナナカマドは、今頃どんな様子でしょう。
ナナカマド

家に着く手前で、最近始まった工事です。
うちの集落の下流にある用水路の復旧工事が最近になって始まりました。
夏の豪雨の災害復旧ですね。冬にするのは、山がせまっている狭い現場などでは、雪を足場に移動し作業しないといけないところもある、ということもあったりするそうです。
工事が続く

この初市は、かなり昔からここの街で行われていて、周囲の山村から、それこそ大きなそりを引いて人が集まったそうです。
市街地の成り立ち、「市が立つ」のは、周りのあるいは山越え谷越え遠くのお互いの農山漁村の暮らしのなかで、相互に余ったもの、足りないものを交換し合う場ということであったでしょう。
初市のどんど焼きの小麦粉も、魚肉ソーセージの魚も、臼の木材も、チョコバナナのバナナもチョコもどこかしらの生産現場で汗をかきかき作られたのでありましょうね。
遥か遠く、海の向こうで出来たものもあり、すぐ近く、うちの近くで生産されるものもあり。
昨年の災害では、ちいさな規模の田畑が崩れたりしたところも多く、高齢の方の多い地域性もあり、もうやめてしまおう、ということもあったように聞きます。
工事は工事で、重機の音は大きいのであまり好きではありませんが、雪の中、お休みも無くこのような山奥の水路をも、まだ直してくれようとしている。そう考えると頼もしくも聞こえます。
初市と雪の中の工事の風景と、繋がっていないようでも、若干繋がっているのかもしれません。