一行は、夏に車道になっているルートをはずれ、ちいさな尾根を辿って山の上の公園を目指しました。
このあたりの尾根などは、夏なら草木が茂りとてもスムーズには歩かれないところです。
冬ならではの自由なルート取りです。
雪に埋もれてエゾユズリハが緑の葉を茂らしております。
エゾユズリハ

登ってきたちいさな尾根を振り返ります。
小さすぎて地形図にはちょっとした線の曲がりくらいでしか表現されないような尾根ですが、歩いてみるとこんなふうなちいさな地形が歩く上では影響が大きかったりします。
ちいさな尾根

広場手前の雑木の林。
こういうところは好きです。スキーで滑り降りるには、木々の間が近すぎて滑りにくいですけれどもね。
雑木林

公園の北東の端にあるあずまやが見えてきました。
ここで、11時13分ほどになっていました。スタートが10時5分ほどだったので、1時間ちょっとの雪上散歩でした。(かなり寄り道しました。)「ま」さんのスマートフォンのGPSによると、1.6kmほどであったそうです。
あずまやへ

今年は今のところ、街近くは雪が多くはありません。
ここの山も、50cm程度であったでしょうか。
あずまやにはベンチなどがあり、休憩するのにもってこいですね。
あずまや

あずまやで、休憩の後に、もうちょっと先に行って見るか、それともイグルーを作って昼食にするべきか話し合いをしましたところ、とりあえずイグルーは作りたいよね、ということで・・・

じゃん。
できました。
イグルー完成
作成の経過も撮っておけばよかったのですが、内側で作業の担当になったので撮られずに残念でした。

今回作ったものは、丸いタイプです。
大人三人が入れる大きさにしました。
写真に残っている時間の経過からすると、1時間20分ほどの所要時間でありました。
この日は、気温が高くなり、小雨が混じって雪質はザラメのようになり、イグルーつくりにはかなり悪条件であったのですが、なんとか完成にいたりました。これくらいよろしくない雪質でも出来るものだなあと自信がつきました。外から見ると、それほど高さはありませんが、足元を掘っているため、腰を少し曲げると立っていられるくらいの大きさです。
雪のおうち

雪のおうちもできたところで、昼食の食材を各自のザックから取り出します。
ぼくは水を背負っていく担当でした。冬の山は水を確保するのがたいへんですね。
雪山に泊まる時には多くの場合、雪を溶かして水を作りますが、今回は出発からたいして歩いていないので3.5Lほどを背負っていきました。
食事の準備

今回のメニュは、山形の冬の名物、ひっぱりうどんです。
ひっぱりうどんには、乾麺を使います。
近年は、ひっぱりうどんに合うように調整された専用の乾麺があります。
どんなふうにしていただくのかは、稿を改めなければなりますまい。
ひっぱりうどん

調理にはガソリンのストーブを使用しました。
イグルーのなかですべきかどうか、悩んだところでしたが、O氏の今年の夢の一つがイグルーの中でひっぱりうどんをしたい、ということでしたので、イグルーの中へ。
イグルーのなかへ

換気を充分にするため、換気口を大きめにふたつ設けました。
一酸化炭素中毒になったりしてはいけません。
火気を使わない場合の雪洞などでも、換気は重要なことです。換気がよくなると寒いですけれどもね。

このあと、うどんが煮えるまで、おなかの鳴るのを聞きながらしばらく待つのでした。