小屋番さんと鐘に別れを告げて西朝日へ向かいます。
山の草とか花とか虫とか-鐘

大朝日小屋近くのハイマツ。
一昨年に、ハバチの幼虫がいたところですが今年はまだ見当たりません。
ここに来るまでにずっと見てはきたんですが、見つけることができませんでした。
季節的にはもうちょっと後が大きくなっているころなので、紅葉のころにまた探してみたいなと思います。
山の草とか花とか虫とか-ハイマツ

ここが一昨年に作業したところ。
実はこの山に行った日は、飯豊のほうで保全作業が行われておりました。
朝日のほうへたくさん集まって頂いたので、飯豊のお手伝いに行きたいという気持ちも強くあったものの、先に入った日程がこちらだったものですから・・・。
ところで、石組み、きちんと残って効いているようです。
山の草とか花とか虫とか-一昨年の保全作業の場所

登山道は中岳をトラバースして進みます。
中岳山頂近くで雨が落ちてきました。みんなでレインウェアを着込みます。
風はこれ以上ないくらいに穏やかな日でありましたから、雨だけならあまり悪天候というまででもないようでした。

中岳をひとつ過ぎたちいさなピークのあたり。
遠くからお越しのみなさんは、ちょっと疲れてもきたようです。
口数は少なくなり、黙々と歩いておられました。
山の草とか花とか虫とか-中岳を過ぎたあたり

でも時折山肌が遠くまで見える瞬間もありました。
うわあ、良い景色ですねえ。と。
今回は全国各地からいらっしゃっておりますが、東北の山は高いというよりでかい、というようなことを言っておりました。
山の草とか花とか虫とか-東側の斜面

晴れていれば西朝日は目前に見えるだろうところ。
1712ピークの東側斜面のあたり。
山の草とか花とか虫とか-1712ピーク付近

黙々と歩き、行く道はガスがもくもくとしております。
山の草とか花とか虫とか-もくもく、西朝日の南

西朝日のすぐ南側の鞍部が見えました。
あのあたりも登山道からの砂の流出と水流で掘られたところがあります。
山の草とか花とか虫とか-西朝日近くの鞍部

ここですね、ここも以前に保全作業でちいさくダムをこしらえたはずです。何年前のことだったでしょう。
山の草とか花とか虫とか-掘れているところ

上の写真の北側の登山道の様子。
ここは深く掘られてしまっています。ここもなんとか手を打たないといけないのでないかという感じがしますが、どうしてよいのかわかりません。(ここはうちの山岳会でなく、おとなりの山岳会の管理のエリアですし)
白い砂は花崗岩の風化して砕けたマサ(真砂?)と呼ぶ粒の大きなものです。
山の草とか花とか虫とか-西朝日近くのガリー侵食

マサは風下の草原に登っていくような感じに積もっておりました。
風で運ばれるのでしょうか。
山の草とか花とか虫とか-まさ 風下へ

もうそろそろで西朝日というところに着くと、ようやくおめあての草がありました。
山の草とか花とか虫とか-おめあてのミヤマキタアザミ

この草は、ミヤマキタアザミという草だそうです。
アザミという名前ですが、アザミではなくトウヒレンの仲間であり、朝日連峰が基準産地(タイプ標本と言ったりもしますね)になっているそうです。
今回いらした東京の大きな博物館の先生の観察の目的は、このミヤマキタアザミとトリカブトの仲間(その先生は最近にガッサントリカブトというのを新種として提案されたそうです。※写真の人は、その先生ではなく同行の方です。)でありました。
とにかくお目当ての草があって、ひとまずの目的は果たせそうであります。

このあと、竜門の小屋を目指します。