このところは雨が続いております。
幾日か前、朝早く5時ごろに出かけました。
山の草とか花とか虫とか-朝のもや

前日、あるいは夜に降った雨のもやが山を越えてきているのを眺めながら運転しておりました。
山の草とか花とか虫とか-山越えるもや

行った先は消防の練習でした。朝の5時30分に集合です。
ぼくの所属している分団のほかの部(消防団の下に、分団、部、班、とあります)で、消防の操法の大会に出るために早朝練習を一月ほどほぼ毎日やっています。ぼくは出場しないのですが3日に一度ほど練習のお手伝いに行きます。
山の草とか花とか虫とか-消防練習

消防の用事を済まして、一旦家に帰り仕事の支度をして今度はサラリーマン稼業へ。
その前に、立ち寄る田んぼ。よいなあ、よい景色だなあ、と眺めるたびに思います。
山の草とか花とか虫とか-田んぼ
田舎の暮らしはのんびりしていると思われる都会の方もあるかもしれませんが、実のところはそれほどのんびりはしていません。次々に用事があります。集落の用事やお祭り、消防団、山や田んぼや畑の手入れ、冬は毎日の雪かき、雪下ろし。
都会は仕事がいそがしい人が多くある、というのであって暮らし自体がいろいろしないといけないということではないと思います。都会の暮らしは便利なお店がたくさんあるし、道の草刈りや屋根の雪下ろしをすることも無いですものね。田舎だと草刈りや雪下ろしや集落の用事などは自らするのがあたりまえで自分の体と時間を使わないと暮らされません。
そういうところを知らないままに田舎暮らしでのんびりしましょ、と引っ越してきてしまうとこれはたいへんなことです。

田んぼにはちょっと前からちいさな黄色い花が咲いています。
伸びた茎に丸っこくぎざぎざのある三つの葉、花が次々についていきます。
山の草とか花とか虫とか-ヒメヘビイチゴ花

これはヒメヘビイチゴのようですね。
ヒメというだけあってたいへんにちいさな黄色い花です。
山の草とか花とか虫とか-ヒメヘビイチゴの花 ちいさい

名前はヘビイチゴとつきますが、イチゴみたいな実はなりません。
花のあとはタネだけの集まりの実になります。
山の草とか花とか虫とか-ヒメヘビイチゴ 花の後

参考にこちらはヘビイチゴの花。指の大きさとも比較するとずいぶん花の大きさの違うのがわかると思います。
山の草とか花とか虫とか-ヘビイチゴ花

こちらは赤い実がなります。見慣れたヘビイチゴですね。
山の草とか花とか虫とか-ヘビイチゴ実

ヘビイチゴに似たものに、ヤブヘビイチゴというのもあるようですが、ヘビイチゴのほうは実についているタネの表面にしわがあるそうです。
山の草とか花とか虫とか-ヘビイチゴ 実 タネのしわ

ヒメヘビイチゴは図鑑には山地の日陰に育つとありました。
図鑑の写真は植物園での撮影になっており、そのへんにあるものをわざわざ植物園に植えるものだなと思ったりもしてしまい、山あいの集落は、植物や生き物の観察にはたいへんに便利なことですね。洋服を買う機会よりも植物観察のほうがこまめに何度もしないといけない(しないといけないこともないわけですが)わけですから、ぼくにとっては山あいはたいへんに便利なところです。