さて、杭を作って田んぼの土手を直した様子です。
ここの斜面は、一昨年の春先に、融雪と雨とで堰から水がどっと流れてきていて、あの地震で土手が弱くなっていたのでしょうか?崩れてしまいました。
昨年までは、崩れたところがまだ柔らかなところもあり、土が落ち着いてから直そうと思い様子を見ておりました。
山の草とか花とか虫とか-崩れたところ

上から見ると崩れていなさそうですが、下からだとちょっとわかりますかね。
幅は上部で2~3mほど、下にいくほど幅が大きくなっていて10mくらいは崩れているでしょうか。下の田んぼに入ってきた土砂は崩れた時点で片付けてもおりましたが、このままにしておくといずれ上の田んぼがさらに崩れるので、今回の工事とあいなったわけであります。
山の草とか花とか虫とか-崩れたところ下から

杭を作った日の午前中は、土砂の流れた下から、上の畦がオーバーハングするくらいに崩れたところにスコップでひとかきひとかき、ありんこのように土を運んでは踏み固め、をしていました。それだけでも、落ち着いた感じに戻りつつありますが、やはり杭などをしておかないとまとまった雨などでどうなるかわかりません。
山の草とか花とか虫とか-とりあえず盛った

というわけで、杭を打ち、
山の草とか花とか虫とか-杭を打って

横に細い木を渡して、
山の草とか花とか虫とか-横に木を渡して

また下からえっちらおっちら、土を運んでは盛り、運んでは盛り。
崩れたところは、何トンくらいの土の量でしょう?すっかり元には戻せないので、次に崩れないようにするだけなんですが、かなりの量になりますね。
1トンは、ぼくには持ち上げられませんが、5kgを200回運ぶのは出来ます。
山の草とか花とか虫とか-とりあえず1段
ここまでやるのに、朝の9時から午後6時までかかってしまいました。
地味ですな、ひたすらに地味であります。そしてそういう作業が嫌いではありません。

さて、もうひとつ地味な作業の水管理です。
田植えをしてから、苗が定着するまで1週間ほどは田んぼには深めに水を張っていました。
その後、苗の根が張って葉が増えつつあるころになると、田んぼの土があちこちちょこっと顔を出す程度にして水管理をします。
ただし、昼の時間には堰からの冷たい水がおなじ箇所に入り続けるとそこだけ水温が低く、成長にばらつきがでるので、昼は上流の田んぼには水を入れず、夜には入れる、というような管理をしておりました。
それでもばらつきがでるようなので、水の入り口(水口と書いて、「みなくつ」と呼びます)の位置を下流に変えました。
スコップのあるあたりに新設しましょうか。
山の草とか花とか虫とか-水口変更

新しくするといっても、畦をちょこっと切って溝にするだけですが。
そして、その下流に土の入った袋を置くと、田んぼに水が入る、と。
水は、このところの雨の降らないのでかなり少なくなってしまいました。ちょっと心配ですね。
どちらにしても、そんなにどどっとかけ流すほどの流量にはしませんけれど。
山の草とか花とか虫とか-水口出来た

この水路には、ヤゴがいたりします。
山の草とか花とか虫とか-ヤゴ

田んぼには、こないだと違ったミジンコがいました。
山の草とか花とか虫とか-ミジンコ

このところ増えてきたのは、モノアラガイです。
タニシよりも小さく、カワニナよりも短く、薄い繊細な殻を持った貝です。
単為生殖するのと、水温が安定して高いとぐんぐんと増えますな。
山の草とか花とか虫とか-モノアラガイ

土手を直すのは、何年かに一度くらいの大工事みたいなもので、水路や水口を手入れするのはいつもの地味な工事でありました。
水の管理も、朝、夕、あるいは雨の降っている夜中、ひたすら地味なものですね。