山形にもサクラの季節が来ました。
山形に友人が来ました。
山の草とか花とか虫とか-サクラ

サクラは満開のところ、散り始めのところ、これから満開となるところとあります。
ここはちょっとね、散り始めておりました。
散り始めたソメイヨシノはやや赤味を帯びた緑色の若葉を広げつつあり、一度に開いた花で隠れていた幹に枝が見えてきて、こういった時合いのサクラも風情がございますね。5月の風を思わせる爽やかさがあります。
山の草とか花とか虫とか-ちょっと散り始め

友人が言うことには、山形に来るかたの目的の多くはそばを食べにくることなのではないか、と。
前回に来た際にはごそごそしたそばを食べましたから、今回はもう少しさらっとした風合いのそばに。
山の草とか花とか虫とか-そば屋

古い民家のそば屋さんのなかは雰囲気がありました。
新しい部材の柱や天井板の部分もあるようでしたが、古い木材のままのところもありました。
山の草とか花とか虫とか-電球

このところ山形のそばの食べ方で流行(?)している冷たい肉そば。
このお店では、ふるっぱ(古い鳥)を使っており、飼育年数の長い鶏肉のそばです。
冷たい肉そばは、甘みの強いスープに鶏肉を載せたのそばです。県内のあちこちで多くなっており、そばの通の方に言わせると邪道なんだそうですが美味しいことには違いないので増えているように思います。(ちなみに写真は大盛りです)
山の草とか花とか虫とか-ふるっぱそば

その後、白鷹の町のなかへ行き、ふと新しい文化施設に立ち寄ると、桜マーケットという工芸品やなんだかおいしい食べもののちんまりしたイベントがありました。
これはレモンやイチゴのシロップで、これに炭酸水を加えて飲み物を作ってくれました。
山の草とか花とか虫とか-レモネード

ほかに手製のドライフルーツやお菓子、草や木を使った小物や、金属工芸から陶芸などがありなかなか興味深いものでした。
山の草とか花とか虫とか-桜マーケット

建物もちょっと面白かったです。ホールの表示が陶製になっていました。
山の草とか花とか虫とか-ホール

その後に、駄菓子などの問屋さんを訪ね、ぶらっと買い物をしたりした後に、友人の木工の工房兼店舗兼事務所を訪ねました。
山の草とか花とか虫とか-事務所を訪ねる

写真に写っている背中のひとたちの一番手前がこの度遠くから来た友人の奥様です。
上海に行った際にあちこち案内してくれたのですが、見てのとおりたいへんにしゅっとしたスタイルです。このかたの背中などがあると、山形の風景がパリやらNYやらロンドンやらそういった雰囲気(ぼくはパリには行ったことがないのでイメージですが)になりますね。