新しいスキーで向かったのは、5月に日食の撮影をした山の上の公園です。
冬には道路が除雪されないので、ふもとから歩いていきます。
山の草とか花とか虫とか-ふもと近く

スキーと一緒に買ったのは、プローブ(ゾンデ)でした。
そう、ほんとうはプローブを買いに行ったのです。
これは人が雪崩に巻き込まれたりした際に、捜索に使うものです。
棒には目盛りがついており、雪の量を見ることもできます。
ちいさな山での、いくつかの地点の雪の量を見てみたいなと思っていました。伸ばしたりたたんだりの練習もかねて測ってみました。
ふもと近くの地点の道路上は、う~ん。94cmほど。
標高200mほど。山の東側の地点で夏には道路で、周囲には木が少なく日当たりも良いところです。
山の草とか花とか虫とか-ふもと近くの積雪

すこし歩いていくと古い道との分岐がありました。
古い道を行きます。
山の草とか花とか虫とか-古い道との分岐

古い道はちいさな尾根に沿って通っています。
道の脇の土手になっているところの雪はこれくらい。
ずいぶん少ないですね。土も見えています。
山の草とか花とか虫とか-風通しの良いところの雪


標高は260mほど地点。
日当たり良く、風通しも良いのでこれは少なそうです。
山の草とか花とか虫とか-ちいさな尾根道

う~ん。60cmほど。
山の草とか花とか虫とか-尾根の上の雪

そこからまた進んで、新しい道と再び合流して、公園の広場近くへ。
山の草とか花とか虫とか-公園近く

広場のしたの土手には風が雪を掘った痕がありました。
このあたりを登っていきます。
山の草とか花とか虫とか-風の掘った跡

公園の広場につきました。
歩き始めて40分ほど、1.5kmの道のりでした。
展望台付きの管理棟がありますが冬は誰もいません。管理棟付近が山頂付近だろうと思います。
標高は317mとなっています。
山の草とか花とか虫とか-公園広場

さっそく測ってみましょう。
さてさて、ええっと。79cmほどのようです。
山の草とか花とか虫とか-公園広場の雪

なお、ぼくの住む集落は標高が約300mほどとこの山とおなじくらいなのですが、うちの付近で測ったら170cmほどでした。なるほど、違いがあるものですね。
ここの同じ山で考えてみると、風の通るような山頂や尾根の上は雪が少ないのかなあと思いました。谷間なら、雪が吹きだまって、日照も少なくなるのでもっと多いのでしょうね。
また、スキーで滑ってみると、同じ尾根の北斜面、南斜面ではかなり雪質の違いを感じたりもします。
そのうちに、そういったところも測ってみたいなと思います。

広場の東、見晴らしの良いところに行きました。
奥羽山脈が見えます。
中央あたりに雁戸山、左に山形神室、右は蔵王のあたりだろうと思います。
山の草とか花とか虫とか-雁戸山が見える

夏の週末には予約が取れなくなるくらいに人気のコテージも今はだれもいません。
山の草とか花とか虫とか-雪のコテージ

広場の西に広がるコナラの林も楽しいのですが、この日は戻ることにしました。
山の草とか花とか虫とか-下山

下山は速いですね。すいすい~っとなんとなく滑っていきます。
ゲレンデでは転びましたが、ここでは転びません。
このゆるゆるとしたスキーは、硬い雪面は苦手なんだなあと思いました。

スタート地点付近にはヌルデがありました。
山の草とか花とか虫とか-ヌルデ

赤味の強い茶色の実。
これを食べるとしょっぱいのだそうですが、まだ口にしたことはありません。
ウルシに近い木なので、かぶれたらいやだなあと思っているものですから。
小鳥もこの実を食べるそうですが、まだたっぷりと残っていました。以前にヤマドリがこれを食べているのを見たことがありました。
今の時期には、まだカキなどがあるので、カキなどが無くなったら順番にこちらを食べたりするのかも知れませんね。
山の草とか花とか虫とか-ヌルデの実

秋にはヌルデは真っ赤に紅葉します。
葉のつき方などはヤマウルシに遠目からは似ているのですが、冬の枝の様子を見ると、芽などにはかなり違いがあります。
山の草とか花とか虫とか-ヌルデの冬芽

登りは雪の量を測ったり景色を眺めたりとのんびり、下りは滑って15分ほど。
汗をかくか、かかないかというくらいの道のりでした。
軽いスキー靴と、軽い板はほんとうに快適、身軽でした。

子どものころに、父はクロスカントリースキーの板とくつで、テレマークのような滑り方をしながら、「息子よ、ほんもののスキーというのはこういうものなのだ」と言っていたのを思い出します。
クロスカントリースキーの板は、通常はエッジもなく、くつはテレマークの革靴よりももっとへなへなしたものなので、今になって考えてみるとよくもまあ斜面を滑っていたものだなあなんて思います。
うちの集落は例年2mほどの積雪になりますが、父の出身の山のところでは4mから5mほども積もるのだそうです。そのようなところで育ったのでそんなこともできたのでしょうか。
子どものころのぼくは、特段にスキーが上手になりたいとも思っておらず、毎週スキーをせざるを得ないものでしたから、「父よ。そんなことより足がびちゃびちゃで冷たい」と思っていました。もうちょっと真面目にスキーしていたら、今頃はぼくももっと上手になっていたかもしれません。(転ばないというだけで、上手ではないのです)