博物館に行った翌日は、家から見える向かいの尾根の西斜面を登ってむじな森を探しにいきました。

玄関でスキーを履いて出発です。
わが家は標高300mほど、そこから一旦、川まで下って橋を渡ります。
山の草とか花とか虫とか-出発

途中まで下ったところから見た向かいの尾根の西斜面。
真っ白になっているところは、ぼくが高校生くらいのころに山が崩れたところです。
その後に復旧工事があり、今はコンクリートの斜面になっています。
昔、夏にコンクリートのところを登ってみたことがありましたけれど、冬にスキーではちょっとムリですね。今回は、その北(写真では左)から登れるところを探してみたいと思います。
山の草とか花とか虫とか-目指す尾根への斜面

途中で通った田んぼには、動物の足跡が。
山の草とか花とか虫とか-足跡

川の近くまで来ました。
橋には欄干よりちょっと高く雪がありました。
川の近くで標高は220mほどになっているはずです。
山の草とか花とか虫とか-橋

がけの下へ到着。
はて、どこから行ったらよいものでしょう?
写真の左のところはちょっと急なので、右のほうの緩めの斜面についたなにかしらの足跡を追っていくことにしました。溝のようになっているので、足の短いタヌキでしょうか。
さては、むじな森への案内に違いありません。
山の草とか花とか虫とか-がけの下

そこを行くと、足跡はうさぎのものに変わっており???
ええ、木の根元などを足跡が経由したりしていて、どこかで入れ替わったのを追いかけていたのですね。やはりむじな・・・の仕業でしょうか。
山の草とか花とか虫とか-足跡

こういった傾斜が強めの斜面は、スキーではジグザグに斜面を横切りながら登っていきます。
ぼくのスキーはシール(山に登るスキーで使う前に進むけれど、後ろに進みにくい毛皮のようなもの)を使わないステップソールのスキーなので、シールを貼ったスキーよりも傾斜を登るのは弱いんですが、斜面の急なところを登るのは結局体力を使うので、こまめにジグザグしていけば、登る高さはおんなじなので変わらないのでないかな?と思っています。
そういう板は、特に里近くの山の細かく登ったり下ったりするようなところには向いていると思います。
山の草とか花とか虫とか-ジグザグに登る

その斜面を登ると、今度はこんな段々があって、これは段差が大きめで登れません。
その北のはじに細めの尾根が上に続いており、
山の草とか花とか虫とか-段差とほそめの尾根

近づくと、今度はカモシカの足跡のようなのが尾根を登っていきます。
そうか、今度はこちらに登るのだな。
山の草とか花とか虫とか-足跡続く

細めの尾根だけれど、スキーでもがんばればいけるかも・・・。
と思ったのでしたが、足場がよくないのと、ササなどで雪が落ちてきていて登るに登れないので、カモシカの足跡が尾根の登り口にあるあたりから斜面のほうへ入りました。(その際には、なにかのつるにからんでしまって難儀してしまいましたけれど)
山の草とか花とか虫とか-斜面
う~ん、ちょっと細めの木がたくさんで登りにくい。

それでもえっちらおっちら登っていきます。
途中で株立ちしたちょっと変わった樹形の木がありました。
山の草とか花とか虫とか-ケヤキ 株立ち

う~ん。これはなんだろう。
山の草とか花とか虫とか-樹皮

葉は落葉して見当たらず、冬芽を確認したいけれど高いところにばかり枝があって見られません。
ようやく手の届くところにある冬芽を見つけました。
夏の途中で枯れて、冬芽があまりおおきくなっていませんが、このかたちは見た覚えがあります。どうやらケヤキのようですね。
山の草とか花とか虫とか-つぼみ

ここからも、ちょっとね。
細めの木の多い斜面を登ります。
こういうところの登りはかんじきのほうが向いているんですけれどもね。
山の草とか花とか虫とか-木がたくさん

ちょっと汗ばみながら登って行き、振り返ると集落の一部とうちの裏山がみえました。
今日の記事の二枚目の写真の、左側にみえる落葉樹の斜面はほとんど登った感じの高さまできました。
山の草とか花とか虫とか-裏山が見えた

ふう、暑い。冬は暑いですな。