さて、海へ行き、その後、勉強会の会場へやってきました。
その近くには、大山下池というのがあり、ここがラムサール条約の湿地とのことです。
鳥を見るためのちいさな小屋がありました。
行って見ましょう。
山の草とか花とか虫とか-鳥を見る小屋

池はため池のようで、土手からは水面とたくさんの鳥たちを見ることができました。
水面を覆いつくさんばかりのマガモたちの群れです。
山の草とか花とか虫とか-鳥たち

会場の、ほとりあというところは、すぐ近くが住宅地でそのまわりはヨシの野原になっていました。
山の草とか花とか虫とか-ほとりあ遠望

小屋に着くころに、雨と風が強くなってきて、ヨシの野原も見たかったのですができませんでした。
山の草とか花とか虫とか-雨が降ってきた

ほとりあのなかに、説明がありました。
ここの都沢湿地は15年ほど前までは田んぼが作られていて、その後、休耕田になったところに下池からしみ出る水で湿地のような環境が保たれたところだそうです。
いろんな生き物がいると書いてあります。
山の草とか花とか虫とか-都沢湿地のいきもの
先日も書いた外来種の問題ですが、ここでは、アメリカザリガニとウシガエル(どちらも特定外来種むにゃむにゃの法律の対象)が問題として書かれていました。
ところが、上のほうへ書いてある「タイリクバラタナゴ」も外来で、日本にもともといたタナゴとの交雑が問題になっています。メダカも、ここの写真のものはヒメダカのようですが、ペットショップで売られた飼育のメダカを野生に返してしまうことで、野生の遺伝子を持ったメダカが大変少なくなってしまったという問題があります。
「タモロコ」も、もともとは東北地方には分布していなかったはずの魚です。
というように、身近な草や生き物はたいへんに変化してきているのですね。

ここでは、ウシガエルとアメリカザリガニはトラップで採捕しているようで、捕らえたウシガエルはイベントなどで食べるそうです(もともと食用ですから)。
アメリカザリガニももちろん食べられるものなので、コロッケに入れて食べたとのことでした。
たいへんに好評だとのことでした。
山の草とか花とか虫とか-トラップ

さて、勉強会は13時30分から17時ごろまであり、各地の湿地などの保護活動の状況、イヌワシと風力発電や周辺の田畑との関連、希少な植物の調査の進捗状況などの報告がありました。
ご紹介したいのですが、特に希少な動植物については広く知られると盗掘しに行ってしまうかたがいるので、その点の保護の方法についても議論となり、残念ながら勉強会の内容はここには書かれません。
希少なものと知ったら、では採らないようにしましょうと思うのが多くの方の考え方なのでしょうが、逆に手元に置きたくなったり、売ってしまいたくなったりと盗掘があとを絶たないのです。ぼくもこのブログにいろんな植物を載せているものの、盗掘されやすい種などは載せられないのが残念です。

せっかく良い池の近くにいるので、カモの仲間の見分け方についてもレクチャがありました。

お、ここにもウがいますね。
山の草とか花とか虫とか-ウ

池にはたくさんのマガモたちがいて、このたくさんのなかに、ヒドリガモ、オナガガモ、コガモなども混じっているとのことですが、ぼくにはよくわかりませんでした。
鳥を専門に観察し続けていると、はるか彼方から飛んでくる鳥をすぐに見分けることが出来るようになるそうです。
山の草とか花とか虫とか-たくさんの鳥

時折、ばさささっとたくさんのカモたちが一斉に飛び立ちます。
ぼくは寡聞にして知らなかったのですが、カモたちは池に集まっているのは眠ったり休んだりするためなのだそうです。昼は池などに集まって休み、夜に田んぼなどで落穂ひろいをしたりするんだそうですよ。夜に活動する鳥はフクロウやヨタカくらいと思っていたのでびっくりでした。
山の草とか花とか虫とか-たくさん飛び立つ

もうちょっとね、じっくり撮ったりできればよかったのですが、ここでもまた雨が降ってきました。
山の草とか花とか虫とか-着水

池の上には高館山。今回は登れませんでしたが、来年の春のカタクリの咲く頃に来て見たいものです。
山の草とか花とか虫とか-高館山

勉強会が終わってから、参加者たちで夕食を食べに行ったのですが、大学の先生なども参加していて、その先生の言うには、「こういうのをまさに学会というんだよね」とのことでした。
ふへ~、学会ですか。学会というと、あの抹香臭い、いえ、ほこり臭い?ようなあれでしょうか?
現在のいろいろな学会は、敷居がだんだん高く、権威的になり、本来的にはその学問に関わる人たちでお互いに情報を共有したり刺激しあったりするためのものであったのが、互いに足を引っ張ったり牽制したりするようになってしまって、閉鎖的なものになっているのだとその先生はおっしゃるのでした。
そうですね。今回の勉強会はなかなか率直な内容が多く、たいへんに興味深いものでした。
ぼくの場合には、なにかしらの専門家でも、特別な活動をしているわけでもないので、楽しく観察を続けるためにはテーマのようなものを持つのも必要かなあなんて思いました。