朝日鉱泉にたちよったついでに、通りかかりのちいさな、でも前から登りたかった山に行きました。
登山口がわからずに進んでいったら、山頂近くに野球場がありました。
この野球場ではまだ野球をしたことがありません。チームはもう活動を休止してしまったので、これからもすることがないかもしれません。淋しいですね。
山の草とか花とか虫とか-野球場

登山口がありました。山頂方向は見えません。
低い山ですが、油断をせずに行きましょう。
山の草とか花とか虫とか-駐車場

ちいさな可愛らしい花がありました。
これはママコナですね。こういう乾いた感じのちいさな山の明るい尾根や斜面にあることが多いです。
山の草とか花とか虫とか-ママコナ 全草

花の下側には、白いふたつの模様があり、これがママコナの名の由来だそうです。
この白い模様を、継母にいびられてヤケドした継子の火ぶくれと・・・。なんとも切ない名前をつけるものですね。そして、ママコナはなんとなくあたりまえの草のように見えて、地下茎でひっそりとほかの草から栄養をとる半寄生の草なのだそうです。
山の草とか花とか虫とか-ママコナ

10数m進むと分岐がありました。
この山は、ちいさいけれど、あちこちから登山道があるようです。
山の草とか花とか虫とか-表示

道はたいへんきれいな散歩の道になっていました。
この先に山頂があるのですね。
山の草とか花とか虫とか-登山道

と思ったら着いてしまいました。
ちいさな祠があるのですが、中は空っぽでした。なにが祀られているのでしょう?
水のみの水道もありましたが、出ませんでした。
山の草とか花とか虫とか-山頂
草の写真を撮っていたりもしたのですが、所要時間は5分ほどでした。
すんなり歩けば、1分くらいでしょうか。
先ほど地図で確認したら、駐車場から山頂までは150mほどのようです。標高差は30mあるかないかというところでした。どうも最短ルートを通ってしまったようです。
ふもとからのいくつもの登山道を登って降りてくるくる山を回ったら、植物などはかなり楽しめそうな山に思いました。

地面を見てみましょう。
真ん中の緑の濃いのはツルリンドウ、左の明るい色の丸っこい葉はオオバコ、その上のササのような葉はチヂミザサ、右下の毛の生えたような葉は、サジガクビソウでしょうか?三角形に白い筋の葉はシハイスミレのようですね。ツルリンドウのすぐ上には芽を出したばかりのちいさなコナラ、左上と右にスギの葉が覗いています。なんとなしに見てみてもこれくらいの草があるものですね。
山の草とか花とか虫とか-地面

サジガンクビソウはこれです。
茎は妙に固くてしっかりしています。
山の草とか花とか虫とか-サジガンクビソウ

花を見てみると、これはアメリカセンダングサをもっとみっちり詰めたような花でした。
山の草とか花とか虫とか-サジガンクビソウ

ふらふらと地面を眺めながら下っていくと夕暮れも近い雰囲気になっていました。
ずいぶんと日暮れは早くなりましたね。
山の草とか花とか虫とか-夕暮れの鉄塔

駐車場に戻り、クルマのカギを入れたポケットに手を入れるとなんだかカギでないものも入っておりました。
あらら?木の葉でも入ったのかな?と思ったらオンブバッタがご夫婦でポケットに・・・。
ポケットから出てきたと思ったらシャツの袖で休憩しています。
山の草とか花とか虫とか-オンブバッタ
草むらに帰ってもらって帰途につきました。

ちょっと離れて山を見るとこんな感じです。
野球場のあるのはふもとからは見えません。
山の草とか花とか虫とか-遠くから見た秋葉山
この山の名は秋葉山といいます。
葉山というのはあちこちにありますね。
葉山は端山だそうで、近くの高い山には登れないけれど、その端の山にも同じようにご利益があるので、高くまで登られない方は、こちらでお参りできます。ということのようです。
さて、それでは秋葉山もそのような山なのかと思ったら、火伏せにご利益のある秋葉権現、秋葉神社というのがあるのだそうです。ふうむ、なるほど。あの祠ももしかしたら秋葉権現が祀られていたのかもしれません。(わかりませんでした)

秋の山の葉といえば落ち葉かきをして焼き芋・・・。この山はふもとから近くてみんなで焚き火をして焼き芋をしたら楽しそうです。だとしたら、やはり火伏せのご利益がないと困るだろうなとかいろいろ想像をしました。
(焼き芋のくだりは、あくまでぼくの希望というか想像です。現代というのは野外で火を使うのには大変厳しいところがありますから、やめておきましょう。)

Plant×50

ママコナ、サジガンクビソウ・・・2種×50=100円

Climb×100

秋葉山・・・1座×100=100円

9月1日から累計1,300円

2012年8月:3,100円
2012年7月:4,150円
2012年6月:3,750円
2012年5月:2,450円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円