鳥原の小屋のとなりには霊山朝日嶽神社があります。
いや、霊山朝日嶽神社のとなりに小屋があります。
ぎい、と戸を開けて参拝しました。
山の草とか花とか虫とか-霊山朝日嶽神社

神社のとなりには、こんな木があります。
山の草とか花とか虫とか-クロベ

葉は、うろこが重なるようになっています。
これはクロベ、またの名をネズコ、という木です。
山の草とか花とか虫とか-クロベ 葉

この木は湿原のほうにもいくつかあって、そちらでは風の来る方向が枝が無くなっていました。
(写真の右、1/3くらいの二本の木)
うわあ、山だなあという樹形ですね。
山の草とか花とか虫とか-クロベ 樹形

このほかに写っている針葉樹は、ヒメコマツ、またの名をキタゴヨウ。
ヒメコマツは古寺鉱泉の裏の尾根に生えていて、なじみのある木ですがここのものはより水平に広がるようなものや、風でねじれたようなものもありました。
山の草とか花とか虫とか-ヒメコマツ キタゴヨウ

さて、沢にいたきらきらした虫のはなしをするのでした。
この沢は、湿原からしみ出たような水が流れていて、こないだの時期はこのところの雨の少ないためか水量が少なくなっていました。
小屋の前に水場からひいていた蛇口もなくなっていました。
コケの上だと目立つのですが、1cmほどの長さでしょうか。ちいさなきらきらした虫がちょこちょこ動いています。砂地のところにもいるのですが、砂と同化して見えません。
山の草とか花とか虫とか-沢の虫

沢の上流側は、水場になっているので、そちらよりも下流に少し水の中に入りました。
こういうこともあろうかと防水のカメラを持ってきていたので、ちょっと撮ってみましょう。
これは葉の上にいたものです。葉が葉脈だけになっているのは、この虫たちが食べたからでしょうか。見事なレースになっておりました。
山の草とか花とか虫とか-トビケラ 葉を食べる

こちらは二匹ならんで葉の軸を食べてるみたいです。
虫は、きらきらした筒のようなものに入っております。
これはトビケラのうち、ツツトビケラと呼ばれるものの仲間のようです。
きらきらしているのは、砂つぶのうち、雲母などを集めて巣である筒を作っているからのようでした。(なお、新潟の飯豊連峰近くに、雲母と書いて「きら」と読む温泉がありました。まさにきらきら)
山の草とか花とか虫とか-トビケラ ペア

カメラを水中に入れていたら、水の温度が低いためかレンズの内側が曇っちゃった・・・。(そのうちに直ります)
カメラを持ち替えて、水面のうえから撮りました。
この写真では、虫の乗っているのは石ですね。これが花崗岩(朝日連峰のものは、もっと細かく言うと閃緑岩だとかなんとか)で、この岩はいろんな結晶が集まったような石なのですが、そのなかに雲母も入っています。石が風化して、砂つぶになって、そのなかから平たい雲母を集めたのでしょう。
山の草とか花とか虫とか-花崗岩とトビケラ

こちらでは、コケの森のなかをうろちょろしていました。
トビケラの仲間の幼虫は、流れの強いところのものは、石にくっついた巣を作って網を張ったり、小石ごと石にくっついていたりしますが、流れのゆるいところに住むものはこんなふうに巣を背負って歩いて移動しているのを見ることができます。砂つぶのほか、木の枝や木の葉なども材料にしますね。
山の草とか花とか虫とか-コケの中から
ちょろちょろと動いているのを眺めるときらきらして素敵なのですが、写真だとちょっと伝わりませんね。残念。ここに行くことがありましたらちいさな沢をそ~っと覗いてみてくださいな。

こちらは、コカゲロウの仲間の幼虫のようでした。
カゲロウともまた幼虫の様子が違います。これは結構ちいさいのですが、ミニチュアの魚のようでした。
山の草とか花とか虫とか-コカゲロウの仲間

水生昆虫の幼虫などの図鑑は、今のところ手に入りやすい網羅的な図鑑は無さそうです。
(フライフィッシング関係の「水生昆虫ファイル」というのは持っているのですが・・・。)
もっと詳しく調べるとなると顕微鏡だとかなんとかを使って、文献にあたりながらやらないといけなくなるようです。・・・それはやめておきます。

さて、明日はちいさなちいさな草のはなしです。

Plant×50

クロベ(ネズコ)、ヒメコマツ(キタゴヨウ)・・・2種×50=100円

蟲×50

トビケラの仲間、コカゲロウの仲間・・・2種×50=100円

8月1日から累計2,550円

2012年7月:4,150円
2012年6月:3,750円
2012年5月:2,450円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円