ええと、昨日の記事ではまだ登山口から出発しておりません・・・。
ここの駐車場までの道はついこないだ崩れて2年間ほど通れなかったところが直り通行できるようになりました。冬には4~5時間かかる道のりなのですが、夏に駐車場まで来ることができればすんなり歩いて15分ほどで山頂でございます・・・。

出発しても花のあることあること。
これまたちいさなちいさな花のタニタデがありました。
花はミリ単位(ミリまでいかない)くらいの花弁で、実はふんわりとぼやけて見えるようですが、カギのついた毛があるようです。ちいさな花弁はわずかにほんのり紅色。
山の草とか花とか虫とか-タニタデ 花と実

タデと名が付くものの、タデの仲間ではありません。
葉がタデに似ているのだそうです。
山の草とか花とか虫とか-タニタデ 葉

似ているものは、うちの庭にも生えているミズタマソウでしょうか。
毛のふわふわの実には水滴がよくくっつきます。
山の草とか花とか虫とか-ミズタマソウ
こうしてみると、ミズタマソウのほうは茎からの実の柄が短いですね。
ミズタマソウは実が服のすそなどにくっつくくっつき虫です。
タニタデもくっつくのでしょうか?

くっつくといえばこれはくっつきます。
キンミズヒキは花のもの、実になったものとありました。
山の草とか花とか虫とか-キンミズヒキ 実

花は黄色で道端によく生えておりますね。
道端にあるのは、実がくっついて運ばれるからだと思います。
山の草とか花とか虫とか-キンミズヒキ

道は続きます。ふふんふ~ん(鼻歌)と右を見たり左を向いたりしながら進みます。
山の草とか花とか虫とか-道

おお!ふと見上げた木の葉に不思議な虫がおります。
こ!これはカマキリモドキ!
灯火採集などではよく出ると聞くのですが、ぼくは灯火採集はしないので(採集でなく普段の生活を見たいのです。)こんなふうにいるのははじめて拝見しました。これは嬉しい。
山の草とか花とか虫とか-カマキリモドキ 横から

しかしなんと不思議な虫なのでしょうか。
上半身はカマも頭もカマキリとそっくりです。
翅と腹部はクサカゲロウやウスバカゲロウとそっくりです。
山の草とか花とか虫とか-カマキリモドキ 後ろから
ほんとにね、不思議な虫たちはいるものですね。素晴らしい。
ちいさなカマで頭を拭くように手入れしたりしておりました。

そして道沿いのいろいろの花にあちこちせわしなく行き交うチョウたち。
ササの葉にとまっていたのはヒカゲチョウの仲間のヒメキマダラヒカゲのよう。
ふんわりとした色合いと葉に軽やかに脚を広げる姿はなんとなくリスを思わせます。
山の草とか花とか虫とか-ヒメキマダラヒカゲ

動きもちょこちょこっとあちこちにすぐに飛んでいってしまいます。
山の草とか花とか虫とか-ヒメキマダラヒカゲ 後ろから

花に来ているのはじっくり蜜を吸うのかと思いきや、こちらのチョウもじっとしているイメージがありません。
表の模様からサカハチチョウと名の付くチョウのようです。
(表の模様の似ているものがいくつもあって紛らわしいチョウです)
山の草とか花とか虫とか-サカハチチョウとヨツバヒヨドリ

このチョウの撮れると嬉しいのは翅の裏の模様です。
花にとまってじっとしているかと思いきややはりじっとしてないのでなかなか撮れませんでした。翅の裏はしもふりのような赤、白、黒のなんとも複雑な素敵な模様となっています。
山の草とか花とか虫とか-サカハチチョウ 後ろから

あちこち飛ぶのはこちらを警戒しているためか?と思うのですが、そうでもないようです。
すぐ足元の花にやってきて、ええと、近すぎる・・・。
山の草とか花とか虫とか-サカハチチョウ 上から

そんなことをしていたら山頂につきました。
山の草とか花とか虫とか-山頂

30分ほどの道のりでした。
冬にはもっとふもとから雪のなかを歩くと4~5時間、雪の状態によってはたどり着けないところなのにあっさりついてしまうものですね。

Plant×50

カメバヒキオコシ(タイリンヤマハッカ?)、クロバナヒキオコシ、ハンゴンソウ、ミヤマアキノノゲシ、ソバナ・・・5種×50=250円


8月1日から累計1,250円

2012年7月:4,150円
2012年6月:3,750円
2012年5月:2,450円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円