日食のあいだに、木漏れ日の変化などの影の変化も見ていました。

これは朝の6時02分。
まだ太陽が低いこともあってはっきりしていません。
山の草とか花とか虫とか-602

6時58分。う~ん、まだよくわかりません。
山の草とか花とか虫とか-658

7時27分。
おお、これはもう木漏れ日のかたちがいつもと違う感じになってきました。
山の草とか花とか虫とか-727

そして7時35分。
これはもういつもとかなり違います。木漏れ日のかたちは月の重なった太陽と同じようなかたちになりました。
山の草とか花とか虫とか-735

太陽を撮影している最中にも、こんなふうにまわりの様子も見ているのは、この機械のおかげでした。これでどのくらいの頻度で撮影するか設定して、あとはほうっておくと1分に一枚とかをとってくれるのです。なので、赤道儀もいるのですね。機材のセットは割合大変なのですが、セットすればあとは時折眺めてみるだけでよかったです。
山の草とか花とか虫とか-タイマー

じゃん、クルマからなにか出してみました。
これはなんでしょう?と思ったら
山の草とか花とか虫とか-いす 組み立て前

いすでした。
4本足ではないので、座ったら足は地面についたままでバランスをとるタイプのいすです。
見つけたときに、これは便利!と思って買ってみたのですが、ふと考えると、ぼくは野外ではわざわざイスに座ったりしないのでなかなか出番がありませんでした。この際だからと使ってみました。
山の草とか花とか虫とか-いす

で、背もたれにメッシュの部分があります。
山の草とか花とか虫とか-メッシュ

7時10分。このメッシュを通した陽射しは、太陽の見えているところと同じかたちになりました。
山の草とか花とか虫とか-天文ガイド7時10分

7時41分には、このようにほんとにはっきり形が見えていました。
山の草とか花とか虫とか-天文ガイド7時41分

これらの陽射しの形が変わるのは、ピンホールカメラとおなじ理屈だそうです。
あと、今回出来なかったのですが、面白いのは鏡で壁に太陽を反射させる方法でした。
写真は、2009年の日食の際に試していたもの。
大き目の建物の屋内や日陰のところ(北側の壁とか)に反射させて写すと、その光はこのようになりました。
山の草とか花とか虫とか-20090722

鏡で反射させるのは、なるべくちいさい面積の鏡でするほどに像がはっきりします。
ただ、あまりちいさいと今度は暗くなるので、その折り合いのつくような大きさにしておきます。
四角い鏡でも、このようにしてみると丸く写るのが面白いものです。
これは日食のときだけでなく、いつでもこういうふうになるのですが、像が丸いのはなんというか見慣れているので、それが実は太陽のかたちなのだとは思えないのです。木漏れ日でもそうですね。欠けてみて初めて、ああ、そうかいつもは太陽は丸いんだ、と思うところがあります。
木の葉の風にひらひらしているのが、ふとそのひらひらが止まった瞬間に、「ああ、そうか。いままで動いていたんだ」と思うのに似ています。

さて、これにて日食を見たおはなしはおしまいです。

この日には、遠くに行ってわっかをみるつもりだったのでお休みをいただいておりました。
ふと思うと、この公園に昼の時間帯にこられるのはなかなかないことでもあるので、草を見てまわるのを思うさまできます。月山はまだまだ雪がありました。
山の草とか花とか虫とか-月山

そしてこのような可愛らしい花もありました。
山の草とか花とか虫とか-フデリンドウ

みなさんが一生懸命に働いているお昼の時間に草を眺められるなんて、すばらしい贅沢です。
ありがたや、ありがたや。