昨日のエンゴサクに近い黄色い花に続きエンゴサクとも近い種類で、先日の堰のはなしのときに載せていた花です。

エンゴサクたちからちょっと遅れて咲き始めるのですが、こちらは花の株全体が大きくあっというまに存在感を増していきます。

ここでは堰のトンネルのところなど湿り気のあるところに咲いていました。
この花は、ほんとにあちこちに咲いてうちの庭先にも道端にも咲いています。
どちらかというと湿り気のあるところが好みのようですね。

花の形自体は、エンゴサクとも似ていて、これはなんでしょうかね。
ハチが来たりしたら、どこが花の入り口でしょう?というような形をしていました。

これは数日前のうちの庭先のものです。田んぼよりも庭先のほうが日当たりがよいので、すでに実をつけ初めていました。
花は盛りから過ぎると、めしべのもとのほう(子房)が育ってきてさやのようになっていきます。花からちょろっと出ているのが見えました。

どんなふうになっているのかしらん?と花の上のほうを摘んでみたら、ぱかっと取れました!
あらら、筒のようになっていると思ったら上下にぱっかりわかれるものですね。

穂のうえのほうは、まだ花がついているのですが、中くらいのところではだんだんとさやが育っていました。この花の気になっているのはタネなのでした。
というのも、この黄色い花がなんなのかぼくにはまだわからないのでした。
図鑑には、これのような花が2種類。エゾキケマンとミヤマキケマンとが載っています。
さあて、これはどちらなのでしょう?
図鑑にはタネに特徴があると書いてあります。それでも、これだとまだタネは熟していませんでした。

エンゴサクの仲間のいろいろな変化のはなしで、名前を知ることが草を知ることではないのだと書いたのですが、実はぼくはこの黄色い花の名前が知りたくてたまらないのです。
たとえば、学生の時分におとなりのクラスに可愛らしい転校生がやってきたならば、うわあ、なんという名前なのでしょう?と気になってしまうのですが、さりとて名前を知ったからなんということもないのに、それでもやはり気になるわけです。
はいはい、今日になって花の穂は上のほうまですっかりさやになりました。

それでは、下のほうの熟していそうなところのサヤをひとつあけてみましょう。

開けてみると、おお、黒っぽいつやのあるタネが白いものをくっつけてマメのように入っていました。白いのは、これはスミレのタネなどにもあるエライオソームのようでした。
エライオソームは、アリが好きなものらしく、これを目当てにアリたちが運んで、でもタネはアチにとってはいらないおまけのようなものだから、運んだ先でぽいと捨ててしまうのだといいます。そうやってタネをひろげる草がいくつもありますね。

どれどれ、一個取って見てみましょう。
タネには、黒い突起がぼつぼつと規則的にならんでいました。
なんと細かい仕事でしょう。そして、地肌はつやつやと光を反射しています。
そしてエライオソームは、あんこを包みきれなかったもちのよう。

図鑑には、エゾキケマンには「表面に細かい凹点がある」と書かれていて、ミヤマキケマン(ミヤマキケマンはフウロケマンの亜種のようなのでフウロケマンの記載を参照)には、「表面に円錐状の突起がある」とありました。
ところが、一応ネットでも見てみると、エゾキケマンのタネのほうの記載について「凹点」ではなく「凸点」の誤りであるらしいことが書いてあるものもありました。
いずれにしても、タネでは、どうやら突起は円錐状にも見えるのですが、いやいや、これはどちらも手元において観察しなければわかりますまい、というような気持ちになりました。
ただし、エゾキケマンは青森や岩手のほうでレッドデータブックに載っているくらいなので、うちの近くのものはおそらくはミヤマキケマンなのだろう、とは思いました。
なお、これは毒があり、ぼくも食べる気にはなりません。茎をちぎるとなんだかへびのようなにおいがするのです。
そして、いつか北海道に行くことがあったらきっとタネを観察しようと思いました。
そうやって眺めているうちに、あちらに行ったらこういう草を見てみたい、そういう楽しみの宿題が増えていきますね。
Plant×50
ミヤマキケマン(たぶん)・・・1種×50=100円
5月1日から累計1,550円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円

エンゴサクたちからちょっと遅れて咲き始めるのですが、こちらは花の株全体が大きくあっというまに存在感を増していきます。

ここでは堰のトンネルのところなど湿り気のあるところに咲いていました。
この花は、ほんとにあちこちに咲いてうちの庭先にも道端にも咲いています。
どちらかというと湿り気のあるところが好みのようですね。

花の形自体は、エンゴサクとも似ていて、これはなんでしょうかね。
ハチが来たりしたら、どこが花の入り口でしょう?というような形をしていました。

これは数日前のうちの庭先のものです。田んぼよりも庭先のほうが日当たりがよいので、すでに実をつけ初めていました。
花は盛りから過ぎると、めしべのもとのほう(子房)が育ってきてさやのようになっていきます。花からちょろっと出ているのが見えました。

どんなふうになっているのかしらん?と花の上のほうを摘んでみたら、ぱかっと取れました!
あらら、筒のようになっていると思ったら上下にぱっかりわかれるものですね。

穂のうえのほうは、まだ花がついているのですが、中くらいのところではだんだんとさやが育っていました。この花の気になっているのはタネなのでした。
というのも、この黄色い花がなんなのかぼくにはまだわからないのでした。
図鑑には、これのような花が2種類。エゾキケマンとミヤマキケマンとが載っています。
さあて、これはどちらなのでしょう?
図鑑にはタネに特徴があると書いてあります。それでも、これだとまだタネは熟していませんでした。

エンゴサクの仲間のいろいろな変化のはなしで、名前を知ることが草を知ることではないのだと書いたのですが、実はぼくはこの黄色い花の名前が知りたくてたまらないのです。
たとえば、学生の時分におとなりのクラスに可愛らしい転校生がやってきたならば、うわあ、なんという名前なのでしょう?と気になってしまうのですが、さりとて名前を知ったからなんということもないのに、それでもやはり気になるわけです。
はいはい、今日になって花の穂は上のほうまですっかりさやになりました。

それでは、下のほうの熟していそうなところのサヤをひとつあけてみましょう。

開けてみると、おお、黒っぽいつやのあるタネが白いものをくっつけてマメのように入っていました。白いのは、これはスミレのタネなどにもあるエライオソームのようでした。
エライオソームは、アリが好きなものらしく、これを目当てにアリたちが運んで、でもタネはアチにとってはいらないおまけのようなものだから、運んだ先でぽいと捨ててしまうのだといいます。そうやってタネをひろげる草がいくつもありますね。

どれどれ、一個取って見てみましょう。
タネには、黒い突起がぼつぼつと規則的にならんでいました。
なんと細かい仕事でしょう。そして、地肌はつやつやと光を反射しています。
そしてエライオソームは、あんこを包みきれなかったもちのよう。

図鑑には、エゾキケマンには「表面に細かい凹点がある」と書かれていて、ミヤマキケマン(ミヤマキケマンはフウロケマンの亜種のようなのでフウロケマンの記載を参照)には、「表面に円錐状の突起がある」とありました。
ところが、一応ネットでも見てみると、エゾキケマンのタネのほうの記載について「凹点」ではなく「凸点」の誤りであるらしいことが書いてあるものもありました。
いずれにしても、タネでは、どうやら突起は円錐状にも見えるのですが、いやいや、これはどちらも手元において観察しなければわかりますまい、というような気持ちになりました。
ただし、エゾキケマンは青森や岩手のほうでレッドデータブックに載っているくらいなので、うちの近くのものはおそらくはミヤマキケマンなのだろう、とは思いました。
なお、これは毒があり、ぼくも食べる気にはなりません。茎をちぎるとなんだかへびのようなにおいがするのです。
そして、いつか北海道に行くことがあったらきっとタネを観察しようと思いました。
そうやって眺めているうちに、あちらに行ったらこういう草を見てみたい、そういう楽しみの宿題が増えていきますね。
Plant×50
ミヤマキケマン(たぶん)・・・1種×50=100円
5月1日から累計1,550円
2012年4月:1,450円
2011年9月~2012年3月:16,700円
2011年4~8月:18,150円